
月鏡徒然草・25年09月〜
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多数派工作に流されてしまうネット世論/憶測の批判渦巻くネット世論(2025年10月14日) |
大阪・関西万国博覧会、終わりましたね。
私は全く興味が無かったので、結局行きませんでした。
最初はかなり評判が悪く、このままだと赤字になると思われたのですが、
最終的には大好評で、うまくいったようです。
日本は大勢の意見に引っ張られる傾向があります。
最初は万博に関する否定的な意見に引っ張られ、
そういった傾向になりましたが、
マスコミや企業が一丸となってイメージアップをしたため、
各、インフルエンサーが万博に行って、
その様子をSNSにて発信をするようになりました。
そして、そのSNSを見た一般の人たちが万博に興味を持ち、
万博会場に行くようになりました。
青山龍星の声を使って万博(嘘情報)批判をしていた配信者はいつの間に消え、
ネット内では万博肯定派ばかりになりました。
関西万博は勿論問題だらけの万博だったのですが、
反対派が多いことに便乗した営利目的配信者が、
嘘の否定的情報を流したことにより、
否定的意見が「おかしい」と見做されてしまい、
消されてしまうことになりました。
結局、PR目的でお金を貰ったインフルエンサーが過剰に宣伝することにより、
それに流された日本人みんなが万博に行くようになり、
大盛況の中、閉幕となったわけです。
つまり、本質的な問題がネットという閉鎖された環境の中、
否定派も肯定派も見失ってしまったと言えます。
今回は万博という一イベントのことなのでそれでも良いのですが、
これが政治になった場合、日本の国が危うい方向に行ってしまう傾向になります。
今後、ネットによる世論誘導が強まっていくと思います。
ネットを使う側が情報の正確性をしっかり吟味する必要があると思います。
〜〜〜〜〜
次は時事通信社のカメラマンによる、
「支持率下げてやる」発言の件です。
これは日本テレビがネット配信で、
高市早苗新総裁の記者会見を流したのですが、
その冒頭付近に記者たちの雑談がマイクに収録され、
その中で時事通信社のカメラマンが、
「支持率下げてやる。」
「支持率下がるような写真しか出さねぇぞ。」
と発言しました。
それを見た保守層視聴者たちが怒りを感じ、
Xなどで拡散して炎上しました。
実際、報道機関が意図的でかつ恣意的な写真を出して、
支持率をコントロールするようなことがあってはならないことであり、
報道の公平中立性に著しく欠くことになります。
ただ、この配信を見た限り、
高市氏の会見が遅れたことにより、
苛立った記者たちが恨み節や軽口を言ったに過ぎず、
実際にそんな意図は無かったと思います。
おそらく、高市氏でなくても、
石破茂首相や立憲民主党の野田佳彦代表でも同じことを言ったと思います。
野田代表がリベラル寄りだからと言って、
「支持率上げてやる。」
「支持率上がるような写真しか出さねぇぞ。」
とは言わないと思います。
逆にこの問題でぞっとしたのは、
「マスコミが意図的に報道を曲げている」と短絡的に結論づけたり、
この冒頭部分を本放送でカットした日本テレビを、
「情報を操作している」と非難しているネット保守層がいることです。
私は保守ですが、こういった強引でこじつけ的な意見には賛同しかねます。
先に書いたとおり、
このカメラマンはどんな人間が会見に出ようが軽口を言うような人物なだけであり、
その程度のレベルな人物です。
なので、そのカメラマンやそこに居合わせた記者らの発言をもって、
「オールドメディアすべてがリベラル寄りに情報を操作している」
と考えるのは間違っていると思います。
また、日本テレビが本放送でカットしたのは、
会見と関係ない部分を普通にカットしただけです。
放送時間は限りがあるので、
余計な部分をカットするのは当然の編集作業だと思います。
最近、ネット内で見られるのは、
憶測で物事を言う評論家気取りが増えたことです。
公明党が自民党との連立を離脱したのは、
中国が創価学会にそう働きかけていると言う意見が散見されます。
確かに公明党と創価学会は一蓮托生の組織ですが、
中国が創価学会に働きかけたという情報は全くもって見当たりません。
つまり、都合の良い情報に持っていくため、
強引なこじつけをするのは、
オールドメディアだけでなく、ネットの情報も同じなのです。
また、今回の件で何故か、
「兵庫県の斎藤元彦知事の件もマスコミが作ったねつ造だ。」
と言い出す人間が結構いますが、
斎藤知事の件は関係ありません。
これでは実際に殺人事件を起こした犯人がいて、
オールドメディアが「その犯人が殺人事件を起こした」としっかり報道しても、
ネットが「それはオールドメディアのデマでその人は人を殺していない。無実だ。」
と言ったら、
クロがシロになってしまうのです。
前にも言いましたが、オールドメディアにしろネットの情報にしろ、
何が正しく何が間違っているのか正確に捉えられるよう訓練しなければ、
情報に流されてしまい、
ゆくゆくは詐欺などに引っかかってしまうのです。
もっとわかりやすく言えば、
「陰謀論に嵌まるな」ということです。
ネット内では高市新総裁をオールドメディアなどから守ろうとする動きがあり、
それはそれで良いのですが、
あまりに守りすぎると、
高市氏のやることがなんでもかんでも正解になってしまいます。
そうなると実質高市氏が暴走することになってしまうのです。
今のところ、高市氏はネットの意見には流されていませんが、
ゆくゆくはネットの意見で自滅してしまう可能性もあります。
本当に高市氏を支持している者なら、
高市氏を必要以上に擁護したりせず、
「正しい事は正しい。間違っていることは間違っている」
と声をあげなければならないのです。
今回、高市氏が靖国神社参拝を見送ったのは正解だと私は思っていますし、
収支報告書不記載を行った萩生田光一氏を、
幹事長代行に据えたのは問題があると思っています。
しかし、ネット内の保守にかぶれている人たちは、
「高市氏には何が何でも靖国神社に行って欲しい。」とか、
「萩生田氏はみそぎが済んでいるから問題ない。」とか平気で言っています。
そうじゃないでしょう?
高市氏が靖国神社参拝を見送ったのは、
公明党の配慮と、
今後のトランプ米大統領の会談でそのことが懸念されてしまうことを避けるためです。
日米韓の連携も崩れる可能性もあるし、
高市氏は苦渋の決断をしたのです。
また、萩生田氏起用に関しては、
高市氏は自ら「傷物」と萩生田氏のことを言っていることから、
「みそぎが済んで問題ない」とは思っていないのです。
みぞぎが済めば良いと本気で思っている人は、
堀江貴文元受刑者のおかしな投資話のAI動画に騙されてしまうと思います。
高市氏自身は萩生田氏が馬車馬のように働くことで、
萩生田氏の起こした事件から律することを期待して起用したのであり、
萩生田氏の政治とカネ問題が解決している訳ではないのです。
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そして、このままでいくと、自民党の高市早苗首相で無く、
国民民主党の玉木雄一郎首相が誕生する気配です。
国民民主党は首相指名選挙で当然玉木氏を投票用紙に記入しますが、
立憲民主党も投票用紙に玉木氏を記入すると、
公明党が離脱した自民党の総裁である高市氏はかなり不利になります。
決選投票にいった場合、
維新も玉木氏に投票する可能性があります。
そうすると、高市首相ではなく、玉木首相が誕生することになります。
しかしまあ、
立憲民主党のこの動きは何でしょうか?
同党は政権をとることしか考えていない政党としか思えません。
一方、玉木氏は首相になることに意欲を示しています。
玉木氏自身は立憲民主党の歩み寄りによっては、
それでも良いと考えているようです。
だから言ったのです。
自民党を批判するのなら立憲民主党に入れるべきで、
国民民主党に入れるべきでは無い事を・・・。
結局、この2党は同じ穴の狢であり、
国民民主党に何かを期待すること自体、おかしいのです。
自民党への批判票を
対する党の立憲民主党に入れれば石破政権下で自民党が下野し、
石破政権がもっと早く終わったし、
下野した自民党を高市氏がちゃんと立て直して
万全な体制で高市政権がスタートできたのです。
ただ、玉木氏が仮に内閣総理大臣になっても、
こんな寄り合いの連立では迷走必至で、
一番議員数の多い立憲民主党に政策を合わさざるを得なくなるので、
短期間で空中分解してしまうと思います。
(または、政権維持のために、
少数の国民民主党に多数の立憲民主党が合わさざるを得なくなる。)
結局、玉木氏が首相になって政権交代をすると、
地獄の民主党政権の復活にしかならないわけで、
国民にとって最悪な不幸が襲いかかることになります。
ただ、もうその先の民主党政権終了から13年近くが経過し、
そんな地獄の政権を忘れている有権者も多いのも事実です。
(だから、国民民主党を支持してしまう人も多いのですが・・・。)
かすかな望みとして、
玉木氏に少しでも国民目線でものを考える能力があることを期待致します・・・。
自民党総裁選関連<小泉陣営のステマ問題、外国人入国規制など>(2025年10月05日) |
自民党新総裁に高市早苗氏がなりました。
私個人としましては、
高市氏に総裁になって欲しかったので喜ばしい限りです。
15日頃には女性初の内閣総理大臣に指名され、
高市内閣がスタートすると思います。
少数与党で高市氏の思う通りの政治をするのは困難で、
第一次安倍内閣のようにうまくいかないことも多々あると思いますが、
日本のサッチャーになれるよう、頑張って欲しいと思います。
さて、総裁選中は自粛していたので古い話題となってしまいますが、
小泉進次郎農林水産大臣陣営のステルスマーケティング問題です。
まあ、内容はご存じだと思いますが、
小泉進次郎氏の広報班長の牧島かれん氏が、
動画サイト、ニコニコ動画に小泉氏を賞賛するコメントや、
暗に高市氏を非難するようなコメントを要請したことが、
ステルスマーケティングにみられてネット内で炎上した問題です。
一見、大した問題が無いように思えますが、
総裁選中にこういうことを行うと、
選挙の公平性を著しく奪ってしまいます。
特に選挙相手候補を揶揄する行為は、
食べログでとある飲食店がライバル飲食店を陥れる為に、
「あの店で食事したらスープにゴキブリが入ってきた。」と、
ありもしないことをレビューに書いて営業妨害するようなものです。
なお、今回の件で小泉氏は知らなかったとしています。
高市派の党員勝手に除名問題と同様、
私はおそらく小泉氏が知らなかったのは事実だと思います。
しかし、彼の父親はあの小泉純一郎氏です。
周囲に何かしらの忖度が働いても不思議ではないと思います。
さて、この問題、文藝春秋社などがことの重大さを煽るためか、
「ステルスマーケティング」という言葉を使ったため、
問題の本質が分かりにくくなっており、
批判する側もピントのずれた批判をしていることが多い傾向がありました。
一連の流れは総裁選挙という選挙戦の中で行われており、
マーケティング(市場営業)行為とは言い難いです。
皆さん、
日本語には「サクラ」という立派な言葉があるじゃないですか?
現代に迎合して「ステマ」と言うより「サクラ」と言った方が、
問題の本質が分かりやすかったと思います。
小泉氏は組織的に賞賛コメントをしている問題と共に、
組織的に小泉氏を非難や誹謗中傷している問題もあります。
小泉氏の場合、
支持も不支持も恣意的でかつ組織的に操作して
コメントしている可能性があるので、
SNSのコメント欄を100%信じてはいけません。
最近、小泉氏はティックトックを始めたのですが、
こちらのコメント欄は批判コメントで溢れかえり炎上しています。
通常、特定の人物の動画を見る際、
特定の支持者が見る訳なので、
批判コメントばかりになること自体おかしいのです。
(炎上系ユーチューバーやティックトッカーは除く)
わかりやすく言えば、
小泉氏が嫌いな人間は態々嫌いな小泉氏のチャンネルを見て、
態々批判コメントを書かないのです。
つまり、これは組織的に小泉氏のチャンネルのコメント欄に
批判コメントをしているのです。
一連のことから小泉氏のSNS関連のコメント欄自体、
「信頼性がない」と言って良いといえます。
なので、コメント欄を見て、「小泉氏は支持されている」とか、
「支持されていない」とか判断すべきではありません。
で、これは小泉氏に限らず、
多くのSNS内のインフルエンサーで日常茶飯事に行われています。
コメント欄を何気なく見ると分かるのですが、
多く書かれたコメントのうち、上質なコメントは氷山の一角だけで、
あとは殆ど意味の無い低質なコメントばかりだと分かります。
なので、評価順でコメントを並び替えられるSNSなら、
最初のいくつかのコメントだけ見れば良いのです。
〜SNS内の見る価値のないコメント〜
○投稿の主旨に対しての批判的コメント
(明らかに投稿自体に問題がある場合は除く)
○投稿と全く関係ないコメント
○一定のプロパガンダに寄ったコメント群
○投稿主を賞賛しているがその理由が不明確なコメント
○投稿主を批判しているがその理由が不明確なコメント
○そもそも自分の話題が中心なコメント
○煽り目的のコメント
○同じような賞賛コメント群
○同じような批判コメント群
○ネットスラング多用コメント
○当たり前だが、公序良俗に反したり、犯罪などに繋がるコメント
○ステマ投稿に対して賞賛するサクラコメント
○態とコメント欄の雰囲気を乱す天邪鬼コメント
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ここからは余談ですが、牧島氏がコメントに例示した、
「ビジネス似非保守」って何でしょうか?
確かにビジネス系の似非保守っていますが、
牧島氏と私とは認識が違う気がします。
私はビジネス似非保守とは、「自己のビジネスに有利になるよう、
保守でもないのに保守寄りの主張をして者」という認識なのですが、
牧島氏は違うのでしょうか?
自己のビジネスに有利な保守を標榜しているのなら、
おそらく、高市氏は支持しないと思いますし、
それこそ石破路線を継承する小泉氏を支持すると思うのですが・・・。
多分、牧島氏の認識だと、
「高市氏を支持して小泉氏を批判する」動画などを投稿して、
広告収入を稼いでいる人をビジネス似非保守としているのかもしれません。
ついでにもう一つ余談ですが、
ユーチューブで自民党総裁選の討論会をやったのですが、
そこになんで西村博之氏を出したのでしょうか?
自民党としては、「若い有権者の関心を寄せるため」としていますが、
そもそもこの人物はとっくに時代遅れになっている人物です。
おそらく、彼を支持しているの若者は、彼の過去を知らなくて、
なんとなく「賢そう」だから支持しているの人だけだと思います。
彼は元々大衆掲示板2ちゃんねる(現・5ちゃんねる)を開設した人物で、
その2ちゃんねる事業を売却したあと、
(競技)ディベート術を駆使して論破する手法で一時期人気になった人物です。
なお、2ちゃんねる運営時代に多くの裁判で多額の賠償金を払う判決を受けていますが、
それらの殆どは踏み倒していて払っていません。
で、ディベート術なのですが、
これは宗教団体ひかりの輪代表の
上祐史浩氏がオウム真理教時代に多用していた手法で、
当時は「ああ言えば上祐」という言葉が出ていました。
西村氏は私と年代が近いので、青少年の頃、
上祐氏を見てディベート術に感銘を受けたのだと思います。
このディベート術、
使い方を間違えれば単なる天邪鬼論法になってしまいます。
まだ、物事がよく分からない子供が西村氏に憧れてディベート術に走ってしまうと、
人間関係を壊すことになってしまいます。
ただ、子供から見ればなんかうだうだ言っているおじさんにしか見えないと思います。
もう、堀江貴文元受刑者とか西村氏とかネット黎明期のスターは、
今となっては単なる老害であり、
彼らのSNSは見る価値はないと思います。
そんな人物を「若者代表」みたいに使う自民党も、
「遅れている」と言われても仕方が無いと思います。
更にもう一つは、
日本テレビの「鹿に暴力を振う外国人を見たことが無い」報道の件です。
日本テレビは高市氏の発言を元に地元民に取材し、
二人から「鹿に暴力を振う外国人を見たことが無い」
と言う意見をニュース番組内で流し、
高市氏やSNSの情報があたかもデマであるような印象をさせる報道をしました。
そりゃあ、沢山の人に取材すれば、
「鹿に暴力を振う外国人を暴力を見たことがない。」
と答える人は必ずいるでしょう!?
鹿に暴力を振っている外国人はほんの一部で、
殆どの外国人は鹿に暴力を振っていないので、
見たことがない人がいて当然だと思います。
この高市氏を陥れる報道は日本テレビと言うより、
読売新聞グループ全体の方針であり、
これこそ、牧島氏の言うところの「ビジネス似非保守」というものに該当します。
勿論、取材に応じた方々に誹謗中傷するのは間違っているので
絶対にやってはいけません。
しかし、こう言った偏向報道は一部の企業や外国人の利権を助長するだけで、
国民はどんどん国益の損失で不幸になっていくことになります。
なお、私は外国人に「日本に来るな」とは言っていません。
本当に日本の文化やマナーに深い理解を示し、
日本語もそこそこ話せる人間なら来日大歓迎です。
しかし、今の日本は無条件に外国人を受け入れすぎで、
そのために円安問題や物価高、
米不足、日本人の就職困難問題など様々な問題が増えているのです。
よく、外国人規制意見を言うと、「外国人差別だ。」と言う人間がいますが、
今の日本は外国人の受け入れ過多で、日本人が冷遇され、
日本人が差別されているのです。
差別をしてはいけないという憲法第14条の「法の下の平等」は、
日本国民に対して保証されているもので、
外国人に対してのものではありません。
時に他国の人の差別は国益を守るために必要なものなのです。
少なくとも、
刺青を入れているようなヤクザ外国人は入国しないでいただきたいです。
(日本の文化に理解があるのなら、来日する前に少なくとも刺青は消すはずです。)
JICAのホームタウン構想も、
JICA自身は移民を受け入れる予定も無く、
特別ビザを発給する予定もないと言い、
SNSの情報を「デマ」としました。
そりゃあ、移民の受け入れはしないし、特別なビザの発給もしないでしょう。
しかし、それは言葉上のことであり、
結局は移民受け入れと同等のことをJICAはしようとしたのです。
在留資格の「技能実習」って言うのが曲者で、
おそらく、JICAはこの資格で多くの外国人を受け入れるつもりだったと思います。
現に、この在留資格で多くの移民を実質日本は受け入れています。
日本は少子高齢化で人口が減っていくとしていますが、
このまま外国人を受け入れ続けると30年後には
逆に(アメリカの例から)1億5千万人程に人口が増えていくと思います。
こうなると外国人比率が多くなり、
多民族国家になってしまいます。
そうなると治安が悪化し、国内で様々な暴動などが起こっていくと思います。
こうなってしまうと、もう国は崩壊する一方になってしまいます。
今のうちに外国人の入国は規制していかなければならないのです。
芸能人やアスリートはネット配信の玄人なのか?(2025年09月19日) |
最近、若者の貧困化が顕著になり、
将来の不安から投資をする人が増えていますが、
それを付け狙った悪質業者が増えてきています。
ユーチューブのストリーミングCMでは、
怪しい投資関連情報商材会社のCMが流れています。
そのCMでは経済評論家の三橋貴明氏が出ていて、
「暴落する三銘柄は・・・。」とか言うことを発言し、
なんとなく不安を与えるCMになっています。
実は、私、三橋貴明氏出演のこのCMは、
本人が発言している本物でまともなCMだと思っていました。
しかし、その後、堀江貴文元受刑者バージョンに変わったとき、
これはAIで作ったフェイク動画だと分かりました。
そのバージョンで堀江氏は、
「そのうち暴落する三銘柄を持っている情弱の馬鹿どもは・・・。」
ようなことを言っているのですが、
堀江氏は首を左右に振ったり、小躍りして明らかに挙動が不審でした。
これは前に紹介した、白川方明元日銀総裁のAIフェイク動画と同じです。
さすがに投資関連情報商材会社はこのAI動画の出来が悪かったと思ったのか、
新たに堀江氏の別バージョン動画を作ったようですが、
もう手遅れです。
なんか、こう言った怪しい投資関連の会社は何故か堀江氏を使いたがるのですが、
彼は有価証券報告書虚偽記載で逮捕され、実刑になった人間です。
そんな人間の勧める投資が信用おけるわけがないでしょう!?
・・・だがしかし、20代くらいの若者はそんな事件は知らないと思うので、
「ご意見番で頭の良い堀江氏が言っているのだから信用できるだろう。」
と思ってしまうのかもしれません。
〜〜〜〜〜
ここからが本題です。
今回は炎上発言で問題となっているお笑い芸人コンビ、
チョコレートプラネットの松尾 駿氏の話題です。
この件に関して詳しく述べると長くなるので、かいつまんで書きますが、
友人のお笑い芸人、アインシュタインの稲田直樹氏のSNSが乗っ取られて、
複数の女性に猥褻な画像を送るよう要求する文章が送信されたようです。
稲田氏は「これはSNSの乗っ取りである」と主張しましたが、
ネット内では「稲田氏の自作自演では?」と言う意見が飛び交い、
炎上してしまったようです。
結局、稲田氏のSNSを乗っ取った犯人は逮捕され、
稲田氏は潔癖だったことが証明されました。
その後、チョコレートプラネットの二人が
ユーチューブの番組内でこの事件を話題にしました。
松尾氏はSNSの無責任な発言によって稲田氏が傷ついたことに対し激しく怒り、
稲田氏を誹謗中傷した人は
「二度と電子機器を使えなくして欲しい」とまで言っていました。
確かに無責任でかつ勝手な憶測で稲田氏を誹謗中傷した人間は、
ちゃんと稲田氏に謝罪をして、自身のSNSに謝罪文を出すべきです。
なお、そこまでに関しては皆、松尾氏に共感したと思います。
しかし、その後松尾氏が言ったことが問題だったのです。
その発言が、
「芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。
素人が何発信してんだって、ずっと思ってるの。」
という内容です。
今回の件に関し、
私は松尾氏の発言には尤もなこともあります。
SNSなどのネット配信をするのを免許制にした方が良いと言うのは私も同感です。
今の人たちはネットで発言することに責任感が感じられないのは事実です。
「見てるだけで良い。」と言う意見が松尾氏からの口から出るのは当然だと思います。
しかし、松尾氏が言った、
「芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。
素人が何発信してんだって、ずっと思ってるの。」
と言う発言は怒りにまかせて言葉の綾を間違え、
誤解を生んだ発言だと私は思いました。
正確に言えば、
「素人でSNS配信をして良いのは、
リテラシー管理が厳しいまたは、
配信に対する代償が大きい職種(例えば芸能人やアスリート)、
だけにした方が良い。」
と言いたかったのだと思います。
つまり、松尾氏は「ネット素人は配信をせず、見るだけにして、
ネットリテラシーが確立してから配信を始めた方が良い。」
と主張したつもりだったのです。
それが、言い方を間違えたため、
<芸能人やアスリートがネット配信のプロで、その他一般人は素人>
と皆から曲解され、
「松尾などの芸能人は思い上がっている」と非難を浴びたわけです。
はっきり言って、最近にわかにSNSをやり始めた芸能人やアスリートより、
23年以上ネット配信をしている私の方がネット配信のプロな訳で、
殆どはそういった芸能人でもアスリートでもない人間たちが
ネット社会を確立したわけです。
逆に言えば、そんな陰日向にいた人間達が築いてきたネットと言うお立ち台に、
芸能人などが乗っかっているだけなのです。
松尾氏もそんなことは百も承知だと思いますし、
そこまで(自分たち芸能人はプロだと)思い上がっていないと思います。
ただ、怒りのあまりか、誤解を生む発言をしてしまったことに関しては否めません。
あと、「SNSからブログに回帰した方が良い」と言う主張を松尾氏はしていましたが、
ブログもSNSの一つです。
SNSとはソーシャルネットワークサービス、つまり、
社会的情報環境提供のことで、
プラットフォーム側が不特定多数の社会に情報環境を提供(サービス)している場合は、
すべてSNSに該当します。
SNSに該当しないのはこのサイトのように、
プラットフォームと情報環境利用者(運営者)が
同じ人間(またはグループや法人)の場合などです。
わかりやすく言えば、
Xであるドメインの
「x.com」からは6億人近くのユーザーが情報発信と共有をしていますが、
「tawatawa.com」に関しては川柳五七の一人しか情報発信していません。
つまり、前者は社会的多数に利用されているのでSNSに該当し、
後者は一個人しか利用していないのでSNSではないのです。
松尾氏が言いたかったことを正しく言うのなら、
「Xやインスタグラム時代からブログが隆盛だった時代に戻った方が良い。」
ということになります。
つまり、松尾氏という人間は頭は良いのですが、
感情的な背景でものの発言をするときに深く考えない傾向があるようです。
まあ、今回の件で松尾氏は謝罪をしています。
本来言いたかったことは上記のことだったことは私は分かります。
しかし、それを説明すると言い訳がましくなるので、
こうせざるを得なかったと思います。
松尾氏はプロの芸人なので、
ものを話す場合はよくよく考えて話した方が良いと思います。
おしつけチャリティーは時代遅れ/最近のボカロ曲は気持ち悪い??
(2025年09月08日) |
いよいよ石破首相が自民党総裁を辞任する決断をしました。
臨時総裁選が決定してしまうと事実上、
石破首相の総裁リコールになってしまうため、
それは避けたかったのだと思います。
ただ、多くの専門家が言っている通り、
内閣総理大臣の方は居座る可能性が高く、
素直には喜べない状況です。
とは言え、新しい総裁が決まれば、
そのまま首相の椅子にしがみ続けると党の分裂を招くので、
何れにしろ、首相も辞めることになると思います。
〜〜〜〜〜
少々前の話題ですが、
夏休みの終わりになるといつも出てくるのが、
日本テレビ・24時間テレビの話題です。
勿論、チャリティー番組の同番組は社会貢献を多大にした点で、
意味のある番組なのですが、
近年、ネット内では批判ばかり出ています。
私は同番組の話題を過去に何度かこの日記で書いていますが、
いつも、「寄付金は払うが、番組は見ない。」と書いています・・・が!!
実はこの数年は寄付金も払っていませんでした。
これは、同番組の問題が色々噴出していることもあるのですが、
赤十字などちゃんとしたところに拠出した方がよいと思って、
最近はそちらの方に寄付金を払っているからです。
私は昔からこの番組があまり好きでは無かったのですが、
私が子供だった当時はこの番組を批判しようものなら、
「お前は人間じゃない。」「冷酷な人間だ。」「障碍者の気持ちが分からないのか!!」
などと非難の嵐にさらされてしまうため言えませんでした。
それが今現在ではあらゆるSNSで24時間テレビの批判がされています。
募金着服とか、チャリティーマラソンの疑義だとか、
感動ポルノ押しつけとか、障碍者を利用しているとか、
出演者に高額ギャランティーを払っているとか、
旧ジャニーズのタレントとの癒着があるとか色々な批判がありますが、
これは批判するための切っ掛けであり、根本はそうではありません。
色々な人が色々言っていますが、
要は、「自分に余裕が無く、他人を思いやっている余裕がない。」ことが根底にあります。
24時間テレビが開始された時は丁度バブル景気で浮かれていた時代で、
人々は金銭的にも心にも余裕がありました。
そんな中、この番組内で障碍者が頑張っている姿を見て、
「自分は五体満足で恵まれているのだからなんとか手助けしなければ。」と思い、
せめて寄付金を・・・と、寄付金を出す方が多かったし、
番組に対しては「素晴らしいチャリティー番組だ。」と支持されたのです。
しかし現在は、バブル崩壊から30年が経過し、
日本がどんどん貧困化と斜陽化している中、
「自分が苦労しているのに何で身銭を切って障碍者を助けなければならないんだ。」
という考えが多くの人の心に芽生えているのです。
そんな中でも日本テレビ側は24時間テレビを通じて、
一種の宗教的とも言える圧力でチャリティーを強要してくることに
余計抵抗感を感じるのです。
そして、この番組は障碍者の方々にとっても評判が悪いです。
健常者だろうが障碍者だろが同じ人間なのに、
24時間テレビのような感動ポルノの押しつけのせいで、
「障碍者=苦労。」とか「障碍者=頑張っている。」
というような色眼鏡で障碍者の方々が見られてしまうのです。
つまり、「障碍者は可哀想」と、世間から哀れみの目に晒されることになるのです。
これは障碍者の方にとって耐えがたいことでもあります。
何が言いたいのかというと、
「障碍者の方々は動物園にいる動物のような見せ物ではない」と言いたいのです。
私は決してチャリティーが悪いとは言っていませんし、
24時間テレビに対し、今年は寄付金を(些少ではありますが)拠出しています。
ただ、24時間テレビのような、
押しつけがましくて宗教的なチャリティービジネスはもう時代遅れなのです。
それぞれの個人の主体的なチャリティー活動に委ねるよう、
日本テレビも、この番組に協賛するスポンサー企業も、
どんどん考えを改める必要があると思います。
〜〜〜〜〜
次、
ネット内では、
「昔に比べると今のボーカロイド等曲(以下・ボカロ曲)は気持ち悪い。」
と言う意見が結構見られます。
私はこれを最初見た時は「?」と思いました。
今はボーカロイドなどの歌唱性能が上がっていますし、
演奏もAIの活用でプロ並みの演奏に仕上げられるボカロP様が沢山出ています。
逆に昔は初音ミクなどはボカロPの腕が悪いと、
ロボットが歌っているようになっていました。
それこそ「ボーカルのアンドロイド」、つまり、機械歌手であり、
この方が余程人工的で気持ち悪いと思うのが普通です。
しかし、よくよくそういった意見を出す方の内容を見ると、
巷に沢山存在するボカロP様たちがみんな同じような曲を作っていることに、
「気持ち悪さ」を感じているようなのです。
それが本当かどうか、
私は最近アップしたいろんなボカロP様のボカロ新曲を聴いたのですが、
「確かに。」と思いました。
皆、同じ傾向・・・特にバズったボカロ曲やゲーム音楽の模倣が多いのです。
なんでこうなってしまうのか・・・、
それは、今のボカロPの収入源がユーチューブなどの動画サイトに公開することによる、
広告収入が主体になっているためです。
兎に角、バズって再生数を稼がないと収入が得られないため、
実際にバズっている曲の模倣をしてしまうのです。
ボカロが出た当初は一部の人気が出たボカロP様以外は何も収入が無かったので、
バズらせるとかそういうことを考える必要がありませんでした。
そのため、各々自分が作りたい曲を自由に作っていたため、
個性豊かな曲が沢山ありました。
しかし、今は一度流行った曲があればそれの模倣ばかりになり、
個性のない能面ばかりの金太郎飴曲が出てきて、
気持ち悪さを感じるのです。
・・・で、これは事実なのですが、
バズる曲がこの先何年も残る名曲と言ったらそうでもないことです。
その時のインスピレーションやインパクトで作っているため、
発表当初は人気が出ても、時代が変わると消えてしまうのです。
あと、もう一つ言えば、最近のボカロP様は大事な所を見落としていると思います。
「自分の曲を聴いて貰いたい。バズりたい。」と言う承認欲求ばかりで、
実際に曲を聴いていただく人たちのことを考えていない気がします。
「曲を聴いていただく」と言うことは、
その曲の演奏時間分、その方を拘束してしまうことになります。
なので、演奏時間の長さを配慮すると共に、
その拘束時間が心地よい時間になるよう、
一生懸命考えて曲を制作しなければならないのです。
一方、一部の意見では、ボカロがマニアの趣味から広く一般化したことで、
昔からのボカロファンが今のボカロ曲に「嫌気がさした。」というものもあります。
これは半分当たっていて、半分間違っています。
確かにSNSの普及でネットはマニアだけの世界から、
普通の人でも使うようになり、
ボーカロイドもマニアだけのファンだけでなく、
一般的音楽ファンも増えたのも事実です。
しかし、ボーカロイドの登場順で見ると分かるのですが、
初期は、
KAITO&MEIKO→初音ミク→鏡音リン・レン→巡音ルカ→Megpoid&がくっぽいど
→SF-A2開発コードmiki→Lily→・・・と登場しており、
実はボカロ初期においてマニア受けするキャラクターって初音ミクくらいしかいません。
強いて言えば鏡音リン・レン?と言うところですが、
若干、ファンキー寄りで子供っぽいので、マニア寄りとは言い難いです。
そのマニア受けする初音ミクの時にボーカロイドがブームになったのですが、
それも2〜3年程度で収束しています。
逆に最近の方が音街ウナとかずんだもんなど、
マニア全振りキャラクターが増えています。
で、当時のボカロP側もマニア全振りしていたのは、
2ちゃんねるのノリを持ち込んだ一部の人だけで、
殆どはマニア路線を推していませんでした。
当時はマニアから派生したボカロPよりも、
DTMの延長でボーカロイドを始めた(私もそうです)ボカロPの方が多く、
逆にマニア(オタク)に見られたくないので、
前面に出さなかった人の方が多かった気がします。
私自身もボカロを前面に出したのは2022年からで、
それまでの14年間はボーカロイドを使っていながら全く広報していませんでした。
(だから、当時は新曲を発表しても、ダウンロードは一桁しかなかったのですが。)
これは、当時のこのサイトの主コンテンツが「鉄道」で、
「オタク系趣味の鉄道ファンはアニメもファン、だからボカロもファン」
という風に連想的に繋がるのが嫌だったし、
それでアクセス稼ぎするのも嫌だったからです。
(特にマニア受けする曲を作っていませんでしたし・・・。)
なので、ボカロ曲がマニア向けから広く一般化したと言うのは
必ずしもあってはいませんし、
一般化したから昔からのボカロファンが、
「つまらない」と感じているわけではありません。
それに、「ミクタソ可愛い・・・グヘヘヘ・・・(*´Д`)ハァハァ。」
とか言っていた当時の方が、
はっきり言って「気持ち悪い」傾向がありました。
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