秋葉原通り魔殺人事件死刑囚の死刑執行(2022年7月27日) |
秋葉原で連続殺傷通り魔事件を起こした、
加藤智大死刑囚の死刑が執行されました。
7人もの人間を勝手な理由で殺害した(しかも現行犯)この死刑囚に
なかなか死刑執行が下されなかったことに、私は苛立ちを覚えていました。
被害者の遺族の方を思うと、
無駄にこの死刑囚を生かしておいて良い筈がありません。
この死刑囚が生きていれば生きているほど、被害者遺族の苦しみが続くからです。
この日記で秋葉原通り魔事件を取り上げたのは、2008年6月19日だけです。
(しかも、少しだけ。)
これは、当時、秋葉原が萌えの聖地と言われていた時で、
このサイトも今よりも遙かにアクセスが多く(当時は今よりも6〜7倍アクセスがあった)、
秋葉原によく行っていた弊サイト閲覧者
(私が嫌いな言葉ですが、いわゆるオタクと言う分類をされる方)も多かったことから、
その方々の心情や、類似事件を防止するため、あえて話題にしなかったからです。
ただ、2008年6月19日付けの日記で、
連続幼女誘拐殺人事件の宮崎勤元死刑囚の話題を出している通り、
私の「死刑」に関する考え方は、14年経過した現在でも変わりません。
被害者の心情を考えると、死刑囚は「死」を持って罪を償うのが当然なのです。
中には「諸外国の風潮がどうたらこうたら」と言う専門家もいますが、
日本は、「悪いことをしたら、それ相応の代償を負う。」と言う、
世界でも誇れる考えをもった民族です。
だから、日本は他国に比べて犯罪件数が少ないですし、
「命の重さ」を死刑制度があることにより、他の国より大事に思うのです。
このサイトは開設から20年なので、私の「死刑」の持論は一貫していますが、
実は学生時代までは、「死刑反対」の立場をとっていました。
これは「犯罪者でも命を持っている、この命を奪うべきでは無い」
と言う考え方から来ていました。
この考えは犯罪者の人権を考えてのことですが、
社会に出て、色々な凶悪な事件を見る毎に、犯罪者の人権を尊重するあまり、
犯罪被害者の人権が軽視されていることに気付いたのです。
犯罪者の人権を守ると、罪の重さが軽くなり、人の命が軽い物になってしまいます。
死刑制度を廃止した西洋諸国では殺人事件が多発し、
アメリカなどでは銃の乱射事件で人を物のように殺しても、
ロシアでは戦争でウクライナの人を無残に殺しても何とも思わないどころか、
「自分が正しい」という歪んだ考え方になってしまうのです。
こういった世界の実情を考え、死刑制度の大切さを知るべきだと思います。 |
40歳代の閉塞感(2022年7月16日) |
小田急のロマンスカーの架空予約を大量に行って業務を妨害したとして、
48歳の無職の男が書類送検されました。
男は供述で、「ロマンスカーの展望席で迷惑をかけた客がいたのに、
乗務員が注意しなかったことからやった」と言っていますが、
この男のやっていることは、この迷惑客となんら変わりがありません。
山上容疑者もそうですが、我々40歳代は20〜30歳代のころ就職難で苦労した世代で、
やっとそれが改善されて40歳代になったら、
今度はコロナ禍などで職を失ってしまった人が多数いて、本当に不遇の世代だと言えます。
今の20〜30歳代と異なり、
子供の頃にバブル景気で華やいでいた日本国を見ていたため、
(日本が世界第2位の経済大国だったことを知っている最後の世代)
大人になってからの不景気で落ちていく日本国に大きな絶望感を感じ、
一方でその流れにうまく乗れなかった世代でもあります。
そんな世代の唯一のはけ口が、2〜30歳代ごろに手に入れたネット環境で、
特に無職の人間はその中にはまってしまう傾向があります。
(40歳代は引きこもりが多い世代です。)
今の日本の閉塞感と、自身の閉塞感からストレスをため込み、
一気に迷惑行為や犯罪行為に走ってしまうのです。
もちろん、迷惑行為や犯罪行為は許されることではありません。
しかし、40歳代がこれから希望を持てる日本に変わって欲しいと切に願うところです。 |
一方的な思い込みの悲劇(2022年7月11日) |
安倍晋三元首相が凶弾に倒れて3日が経過しました。
生前の安倍元首相の映像が流れるたび、涙が出てしまいます。
本当に日本にとって大事な人を亡くしてしまいました。
一方、山上容疑者の動機が徐々に明らかになってきました。
母親の宗教傾倒による、破産。それに伴い、兄も自殺してしまい、
山上容疑者は一方的に当該宗教団体に恨みを持つようになりました。
そして、その宗教団体と安倍元首相が関係があると思い込んで犯行に至ったようです。
おそらく、山上容疑者の母親は宗教団体に多額の布施をしていたと思います。
山上容疑者の家はかなり困窮しており、毎日の食事もろくにとれなかったようです。
山上容疑者のそんな家庭環境は、
私では容易に想像できないほど悲惨なものだったのかもしれません。
とは言え、人を殺して言論封殺をしてよい理由には断じてなりません。
山上容疑者には選挙権と言う権利がありました。
安倍元首相が支持できないのなら、その選挙権の行使で変えていくべきだったのです。
確かに一人が持つ二枚の票だけでは現状は変わらないかもしれませんが、
同調する人が増えれば大きな票になります。
少なくとも私は、日本国憲法20条で宗教の自由が認められているとは言え、
新興宗教は一定の規制が必要だと考えていますし、
宗教団体に限らず特定の団体、
企業にずぶずぶの政治家の政治には辟易している有権者は結構いると思います。
そのせっかくの権利を山上容疑者は放棄した挙げ句、
人を殺して人生を終わらせてしまいました。
山上容疑者にとってこの襲撃は何の意味も無いですし、
何も救われないと思います。
それどころか、単なる「悲惨な人、痛い人」と言う面が強調され、
惨めになっただけです。
山上容疑者は無職だったので、
普段は黙々と家でネットなどをやっていたのだと思います。
ネットは恐ろしい物で、自分の立ち位置を勘違いしてしまうことがあります。
ネットで色々な情報を得たり、SNS、動画サイトなどで自分が意見を発信することで、
自分が主人公のようになり(有名人の気分になる)、
ひどくなると、自分が中心に物事が動いているような感覚に陥ってしまいます。
「物事が動く」と言うのは、良い方向でも悪い方向でもです。
その悪い例が京都アニメーション放火殺人事件だと言えます。
この事件も犯人が自分の小説をパクられたと一方的に思い込んでの犯行でした。
犯人は自分の小説がパクられるほど有名で素晴らしい作品だと思っていたようですが、
実際はこの犯人の小説など殆どの人が読んでいなかったですし、
特に模倣する程素晴らしい作品でもなかったようです。
それでも情報をネットで配信していく中、
自分こそ有能な作家だと思い込んでいき、犯行に至ってしまいました。
今回の山上容疑者もどんどん安倍元首相が母親を宗教にのめり込ませたと、
一方的に陰謀論を膨らませていきました。
しかし、これも実際は安倍元首相と母親の宗教のめり込みになんの因果関係もないのです。
ネットは便利ですが、これだけのコミュニティーで生きていくと、
思考が偏っていき、大変危険だと言えるのです。
右寄りの方の一部は山上容疑者に極刑を主張していますが、
おそらく、死刑にはならないと思います。
しかし、山上容疑者は今後、自分が本当に恨むべきは何だったのか、
そして、自分がしたことを一生かけて反省していかなければならないと思います。 |
安倍元首相襲撃事件(2022年7月8日) |
安倍晋三元首相が本日、演説中に41歳の男に襲撃され、
死亡するというショッキングな事件が起きました。
この襲撃は米国のケネディ暗殺に匹敵する最悪な事件だと言えます。
私はあまりのショックで言葉が出てきません。
犯人の41歳の男がどういう思想でこんな行動に走ったのか全くもって分かりませんが、
右にも左にも過激な思想を持つ人間が増えていることに憂慮します。
安倍元首相は確かに失策も多く、特に第1次安倍内閣は閣僚が足を引っ張ったこともあり、
グダグダな内閣になってしまいました。
しかし、その後の最悪な民主党政権のあと、再び安倍晋三氏が首相となり、
日本を建て直した功績は大きいと思います。
最後はモリ・カケ・サクラの三大スキャンダルで叩かれることになりました。
私は森友学園と加計学園の問題は、忖度や安倍晋三氏の妻の軽はずみな行動、
安倍晋三氏が関与せずとも既定路線になっていたと言う点で、
実際なところは安倍晋三氏にとって単なる「もらい事故」だと思っております。
ただ、桜を見る会の問題に関しては限りなくアウトだと思っております。
この件に関しての安倍晋三氏の答弁はかなり苦しかったです。
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今回の犯人は私と同じ40歳代です。
今の40歳代は、
一番最前線で働かなければならない20歳代後半〜30歳代前半で民主党政権になり、
かなり苦労した世代です。
犯人だってあの地獄の民主党政権時代を知らないはずはないのです。
ただ、この世代は意外と民主党政権時代を支持している人が多いのも事実です。
これは、当時の学校教育で左に偏った思想を幼少時から植え付けられたからであり、
民主党が左に偏りすぎのおかしな政治をしても、おかしいと思わないのです。
その一方で安倍氏にように右寄りの政治をする者は害悪だと思っています。
更に輪をかけて、ラサール石井氏のような
いつまでも古い考えに囚われている有名人の発言により、
ますます「安倍は悪い人間だ。」と言う思考を募らしていくのです。
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ラサール石井氏は「安倍元首相は沖縄の戦没者慰霊に行って戦没者に土下座しろ」と、
発言しましたが、ラサール石井氏こそ、安倍元首相の葬儀に参加し、
亡骸の前で土下座するべきだと思います。
何れにせよ、右にも左にも無責任な発言は
不幸を呼ぶことを自覚していただきたいと思います、 |
ネットで有名になることと社会的貢献は一致しない現実(2022年6月22日) |
イーロンマスク氏がツイッターの買収に際し、
「利用者数を10億人する」と目標に挙げています。
しかし、SNS自体はもう天井に来ていて、これ以上伸びしろはあまり無いと思います。
たとえ伸びたとしても、それは別のSNSコンテンツであり、
ツイッターはもうオワコンに近いと思われます。
10年以上前のこの日記を見返すと、「ミクシィ」と言う言葉が散見されます。
ミクシィはSNSのはしりのようなもので、当時はかなり話題になっていました。
しかし今、ミクシィと言う言葉を全く聞きません。
(私もこの日記を見返して、「ああそんなのあったなぁ」と思ったくらいです。)
それだけSNSの主流はめまぐるしく変わっており、
ツイッターもあと10年後には少人数のSNSになってしまうかもしれません。
ただ、イーロンマスク氏は10億人達成をしようがしまいが関係なく、
大風呂敷を広げることで、株価をつり上げて利ざやを儲けることしか考えていないので、
どうでもよいことなのかもしれません。 |
騙される以上に失うもの(2022年6月3日) |
最近、各所で新型コロナウイルス対策に関する
持続化給付金をだまし取る詐欺の摘発が相次いでいます。
何れも似たような内容で、各々の犯行グループが勧誘やセミナーを行い、
不特定多数の人を募集をして、持続化給付金を不正受給する方法を指南して、
それをその人たちに実行させていました。
犯行グループは不正申請した給付金から、
バックマージンや運用名目での投資金を貰っていました。
犯行グループの一部は足が付くことを恐れ、
早々に海外に逃亡(トンズラ)してしまったものもいます。
中には塚本晃平容疑者のように東京国税局の人間もメンバーにいました。
塚本容疑者はまだ24歳で、国税局の職員でも新人に当たる人物です。
そういったまだ内部事情にさほど詳しくないであろう人間がこういった犯罪を犯してしまうのは、
東京国税局の脇の甘さだと思います。
ただ、塚本容疑者は今回のことで東京国税局を解雇となります。
東京国税局の職員になることは並大抵のことでは無く、
かなり一生懸命勉強してなったのだと思います。
しかし、それも一つの過ちですべて台無しにしてしまったのです。
この人は頭は良いのかもしれませんが、はっきり言ってアホとしか言いようがありません。
そして、問題はこういった犯行グループだけではなく、
この犯行グループに勧誘され、不正な受給申請を行った者(クライアント)です。
この人たちは犯行グループと同等の罪の重さがあります。
「騙された」では済まないのです。
一方で、持続化給付金制度が穴だらけだと言う指摘もありますが、
当時は新型コロナウイルスで経営が行き詰まり、
従業員に給与が払えなくて困っている企業や店が多くあったので、
早く支給させるためにもそれはやむを得なかったと思います。
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で、この話題ついでに似たような話題を・・・。
最近、伊能忠敬を題材にした映画、「大河の道」が公開されています。
弊サイトは地図のページを扱っており、
伊能忠敬が注目されるのはうれしいことではあります。
しかし、私はこの映画の主役に中井貴一氏を採用したことには大いに不満があります。
中井氏はマルチ商法(別称・ネットワークビジネス)の会社と繋がりのある人物で、
こんな人物を主役にしてしまうと、伊能忠敬の功績に傷が付いてしまうからです。
マルチ商法はネズミ講と異なり、
違法ではないので良いことなんだと主張する方がいます。
しかし、両者の違いは実際に商品があるかないかの違いだけで、
連鎖販売には変わりないのです。
「マルチ商法が違法では無いのは、単に違法化出来ないだけです。」
何故かというと、マルチ商法の企業とズブズブな関係の政治家が、
政党を問わず多くいるからなのです。
10年程前に問題になった、マルチ人間・山岡賢次氏などまだ良い方で、
もっと関係が深い政治家も多数存在しています。
そんな状態で規制したら、
「泥棒が泥棒を捕まえる」ことになってしまいます。
これは30年ほど前の話ですが、
私の母の友人が原ヘルス工業の「バブルスターが良いよ。」
と言ってその商品を母に勧めていました。
「バブルスター」とはお風呂に装着してスイッチを押すと、
泡が沢山出て泡風呂になるというもので、
原ヘルス工業は「その泡が健康に良い」とCMなどで謳っていました。
原ヘルス工業はこの「バブルスター」をマルチ商法のネットワークで販売していました。
うちも母の友人に勧めるがまま、試供品を借りて実際に使ってみました。
私は当時まだ子供だったので、泡風呂が楽しいし、
あったら良いなとか純粋に考えていましたが、
母は効能に疑問を感じ、その友人の言動にも不信感を持ったので、
誤魔化すようにはぐらかしていました。
そして、その後しばらくして、原ヘルス工業は倒産してしまいました。
つまり、連鎖販売は商品があろうとなかろうと、持続的には続かず、
最終的には破滅してしまうのです。
それは、勧誘者に払うマージン料が増大する一方で、
需要には天井があり、徐々に売れなくなるからです。
ただ、問題はそこではなく、母とその友人はその後、全く関係が無くなったことです。
つまり、マルチ商法に手を出すことは、最終的に人としての信頼を無くしてしまうのです。
数年前には職場のパートの方が、中井氏がコマーシャルをしている、
●キプ●ーンのマルチ商法に騙されていました。
私は子供の頃と違ってさすがに知恵がそこそこ付いているので、
「あ〜あ。騙されたか・・・。」と思っていましたし、
見ていて宗教臭くてはっきり言って気持ちが悪かったです。
そのパートの方はその後、その●キプ●ーンの話を出さなくなったので、
きな臭いことを感じ取ったのかもしれません。
ただ、何れにしても、人間関係は悪化したと思います。
まとめると、マルチ商法は「詐欺」という以上に、「人間関係を壊す」と言うことです。
一度壊れた人間関係は早々に元には戻せないことを知るべきだと思います。 |
人生考えて生きなければ将来を台無しにする(2022年5月21日) |
道志村で発見された骨などが、
2019年にキャンプ場から行方不明になっていた小倉美咲さんのDNAと一致しました。
両親の心情配慮や、捜査途中のため、私からの現時点での意見は差し控えます。
非常に無念でたまりません。お悔やみ申し上げます。
さて、山口県の阿武町で、複数人に振り込まれる筈だった、
新型コロナウイルス臨時特別給付金4630万円が、
一人の人間に誤送金するという事故が発生しました。
もちろん阿武町側の杜撰さはどうしようもないのですが、
その振り込まれた金を使い果たしたとされる田口翔容疑者も呆れてものが言えません。
田口容疑者の言動は幼稚というか、はっきり言って考えが浅すぎます。
「知らずにネットカジノで使い果たした。」と言えば、返済義務がなくなり、
罪が軽くなるとでも思ったのでしょうか?
田口容疑者は200万円以下なら足がつかないと考えていた節があり、
特定の会社に複数回に分けて200万円以下で送金していたのですが、
これは、現金で引き出して現金で売買した場合で、
口座間送金の場合は10万円超えると記録保持されてしまいます。
つまり、田口容疑者の金の流れは筒抜けになっているので、
調べれば本当にネットカジノで全部使ったのかどうかすぐに分かります。
田口容疑者は、金に目がくらみ、浅はかな犯罪に走ったため、
将来の人生が真っ暗になってしまいました。
阿武町役場に「誤振り込みがあったので、お返しします。」と、
送金などで返していれば、貰えるのはタオルか菓子折り程度かと思われますが、
田口容疑者は「容疑者」となるどころか、信頼ある人間と評価された筈です。
それを使ってしまったと言うことは、
もう誰も彼を信用しないし、犯罪者として再就職も困難になると思います。
(まだ、24歳なのに・・・。)
更に、本当にネットカジノで使い果たした場合、捜査のメスはネットカジノにも行き、
そのネットカジノが反社会的勢力運営だった場合、
今後、田口容疑者は命の危険さえあります。
〜〜〜〜〜
人を見た目で判断するのは良くないとは言え、
彼の風貌からまともな教育を受けて育ったとは思えません。
彼の中には、とある過去のスノーボーダーで大麻密売犯Kみたいに、
「チッ、うっせぇ!」と開き直り、「反省してま〜〜〜す(笑)」と、
反省しないそぶりで乗り越えようとしているのが見て取れます。
しかし、その代償はとてつもなく大きいことを認識するべきなのです。 |
多くの仲間がいることは孤独の裏返し(2022年5月11日) |
関東の正統派お笑いのトップであり、お笑いトリオの「ダチョウ倶楽部」メンバーである、
上島竜兵氏がお亡くなりになりました。
あまりに突然のことで私もショックを受けました。
これから、師匠である故・志村けん氏に代わって、
お笑い界を牽引すべき人間がなくなってしまったのは、
非常に残念であります。
心からご冥福をお祈り申し上げます。
〜〜〜〜〜
上島氏は竜兵会を立ち上げ、
土田晃之氏や有吉弘行氏などの後輩芸人らとともに食事会を行っておりました。
私のような大勢の人が集まるコンパや飲み会大嫌い人間は、
一人でも寂しいとか悲しいと言う気分にあまりならない(逆に気楽な面がある)のですが、
上島氏は常に多くの人に囲まれていないと、
激しい孤独と寂しさと不安に苛まれる性格だったのだと思います。
昔、社会科の教師が言っていたのですが、
人間は孤独をはぐらかすために友人や仲間を作るそうです。
上島氏は多くの人に慕われていたのですが、
その実は孤独な人だったのかもしれません。
それでも昔は一生懸命尽くせて、相談相手にもなる師匠がいたのですが、
その師匠も今はあの世にいっています。
上島氏は竜兵会のリーダーとして、お笑い界のトップとして、
後輩たちに弱いところを見せるわけにはいかなくなってしまい、
追い詰めてしまったのだと思います。
とは言え、残された後輩にとってはあまりにも残酷な結末と言えます。
特に有吉氏は、猿岩石のブームが去って苦労していたときに、
手を差し伸べてくれた先輩(上島氏)だったので、ショックは大きいと思います。
最近、渡辺裕之氏など、芸能人の自殺が相次いでいますが、
私は今後、一般人でも自殺者が急増すると危惧しております。
これは、新型コロナウイルス対策によって、
リモートやテレワーク主体だった仕事や勉強が、
ウィズコロナ政策に切り替わることにより、出社や登校主体に戻るからです。
(実際、今年初め頃は通勤ラッシュ時でも座れるぐらい電車がガラガラだったのですが、
4月過ぎた頃からコロナ以前に近くなるほど電車が混雑しだしています。)
人間一度家に引きこもってしまうと、再び外に出るのがつらくなります。
それでも無理して外に出ると、仕事や人間関係、将来に悲壮感や不安感を持ち始め、
自殺をしてしまう人もいるのです。
無理をせず徐々に元の社会に戻せるよう、
政府はバックアップをする政策を進めていく必要があると思います。 |
ラサール石井氏のコラムから(2022年5月1日) |
ラサール石井氏が日刊ゲンダイに安倍元首相を批判するコラムを寄せました。
彼が言っていた通り、太平洋戦争で命を失った英霊の中には、
二度と戦争をしたくないと思った方もいるかもしれませんし、
安倍元首相が靖国神社参拝だけでなく、
沖縄の戦没者慰霊追悼に行った方が良いのも事実です。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻で、
日本の保守がこれをチャンスに防衛力増強を
はしゃいで狙っているとはどういうことでしょうか?
ロシアのウクライナ侵攻が成功すれば、
当然、ロシアは北方領土から北海道に侵攻する可能性がありますし、
北朝鮮は何するかわからないし(いきなり核兵器を撃ってくる可能性もあります)、
中国は尖閣から沖縄に侵攻する可能性があります。
そんな不安定な情勢の中、自国民を守るために、
国の防衛力を強化するのは当たり前です。
「平和」とは、みすみす自国民を他国からの侵略で死なせることではありません。
どうもラサール石井氏は、
「日本を丸腰にして他国に侵略させ、日本国民は皆殺しにされればよい。」
と考えているのではないかと邪推したくなります。
また、靖国神社を「ネトウヨのテーマパーク」と言うのはあまりにも失礼すぎます。
まず、ネトウヨと言う自体、保守層の方々を馬鹿にした侮蔑発言です。
特にちゃんとした週刊誌の記事に寄稿するならば、
猶更スラングや略語を使うべきではありません。
(しっかり、「インターネット内で活動している保守層」と言うべきです。)
そして、「テーマパーク」とはどういうことでしょうか?
そのままの意味で言えば、「一つのことを主眼にした公園」と言う意味ですが、
日本人の殆どは「一つのことを主眼にした娯楽施設、遊興施設」と考えると思います。
確かに靖国神社ではしゃいだり、大音量スピーカーで叫んでいる、
勘違い右翼もいますが、それは一部分で、大部分の方は厳粛に参拝をしています。
そして何よりも、A級戦犯も祀られているとは言え、
英霊たちが眠っている場所を遊興施設に例えるなんて、
英霊たちにとって失礼です。
そして、一番よくわからないのが、
「安倍元首相は沖縄の戦没者慰霊に行って戦没者に土下座しろ」と言う所です。
知床遊覧船のところでちょこっと書いただけで詳しくは書かなかったのですが、
土下座謝罪は元々日本の文化ではなく、朝鮮半島の文化です。
ラサール石井氏は朝鮮半島(特に北朝鮮)と関係のある人物なのでしょうか?
大体、なんで安倍元首相が土下座しなければならないのでしょうか?
防衛費増強を言っているからでしょうか?
安倍元首相が先の大戦で沖縄の人々を大量虐殺したわけではありませんし、
それどころか沖縄の人々を守るために、防衛費増強を言っている人物です。
ラサール石井氏より余程、安倍元首相の方が真剣に「平和」を考えています。
ラサール石井氏と言えば、昔は超インテリ芸人で名が通っていました。
私は昔から彼が好きではなかったのですが、一定世代以上はファンが多く、
彼の批判をすれば、批判した私が攻撃されるくらいでした。
これだけラサール石井氏が支持されるのは、
彼の若かりし頃の苦労と、サクセスストーリーがあったからだと思います。
確かに彼は猛勉強して名門のラサール高校を出て、早稲田大学に行き、
トップコメディアンにのし上がりました。それが皆の心に響いたのだと思います。
(特にアニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の主人公、
両津勘吉の声を絶賛支持している人はかなりいます。)
しかし、ラサール石井氏はコメディアンになってからは思考が停止して、
勉強しなくなったため、徐々に発言が時代にそぐわなくなってきました。
これは、爆笑問題の太田光氏にも当てはまります。
彼らの主張は、40代以上が小学校〜高校で教わってきた、
歴史史観から何も発展していないのです。
もちろん、今まで習って考えてきたことを変えるのには、
勇気と決断が必要で、苦しいのは事実です。
しかし、これからもメディアの第一線で生きるのなら、
その一歩を踏み出すべきだと思います。 |