月鏡徒然草・23年10月

岸田首相は「増税メガネ」なのか?/推しと拠出金額の問題性(2023年10月29日)

昨今の原材料高騰による、価格高騰で、
我々消費者はかなり家計のやりくりに苦労していると思います。
それに対するため、企業の賃上げが期待されるところですが、
価格高騰による消費減のため、
なかなか納得いく賃上げにならないのが現状です。
結局は物価上昇が賃上げ幅を上回ってしまい、
全く効果が無いのです。
私が働いている某巨大(なだけの)企業も、
数千円/年の賃上げしか行っていません。
それでは全く生活が楽になりません。

ネット内で、岸田首相を「増税メガネ」と揶揄する者がいますが、
岸田首相が増税を行ったのは法人税で、
それも防衛費の増強のためです。
実際の所、岸田内閣は、
我々の生活に直結する所得税や消費税の増税は行っていません。
つまり、岸田首相にそういったあだ名を付けて揶揄するのは、
主に左派による印象操作としか言いようがありません。
ただ、岸田首相が昨今の価格高騰に
しっかりした政策を行っているかと言えば全くそうとは言えません。
今回の物価高による税収増の還元で、
所得税を4万円/年減税すると言うのは、
やらないよりやった方が良いのですが、
焼け石に水なだけで、経済的効果は限定的だと思います。
そもそも、物価高で税収増になっているのは消費税であり、
還元するのなら、消費税減税で行うべきです。
「所得税減税も消費税減税も効果は同じじゃ無いか」
と言われる方もいるかと思いますが、
所得税の減税の場合、消費は問われないので、
減税分を貯蓄に回されてしまう可能性があります。
そうすると、物の売れ行きにあまり変化がなく、
物価高による消費縮小→給料縮小→消費縮小に歯止めがかからないのです。
その一方で、消費税減税は消費することで、
減税の恩恵を受けることになるので、
消費が活発化します。
そうすれば、売れ行きも改善し、給料もアップするのです。
ただ、それをやらないのは財務省の圧力だというのは言うまでもありません。
なので、「増税メガネ」はおかしいとしても、
「財務省仲良しメガネ」と言われても仕方ないと思います。

〜〜〜〜〜

おととしと去年、頂き女子りりちゃんこと渡邊真衣容疑者が、
SNSを通じて男性に好意を抱かせ、
お金を騙し取っていたという事件が話題になっています。
騙し取ったお金はホストに貢いでいたため、
共犯者としてホストの男性2人も逮捕されています。
ユーチューバー・Vチューバー・ティックトッカーにしろ、ネットアイドルにしろ、
若い女性に強請られるとついついお金を出してしまう男性が多いのが事実です。
この日記をご覧になっている方は、
私のこの意見は何度も見ていると思いますが、
「男は女に汚く、女は金に汚い。」と言う傾向があります。
この人間の性が続く限り、こういった事件は無くならないのだと思います。
しかし、お金を騙し取られることを防ぐ手立ては無数にあり、
それが出来なかった点で見れば騙し取られた男性側にも問題があります。
勿論、騙し取る側が一番悪いのですが、
騙し取られる側も欲のままに行動し、
現実を正確に直視できないから、
みすみすお金をとられてしまうのです。
冷静に見れば厚化粧でケバく、
頭も悪そうな見た目の女性がまともなわけないし、
「頂き女子」と言うキャッチフレーズ自体ふざけています。
私からすれば、「いい年してぶってないで働け」と言いたいです。

私は推し活動を否定するつもりはありません。
誰でもこの人を「支持したい」とか、「好感が持てる」と思う人はいます。
ただ、無制限にそれを甘受すると、生活破綻を来す可能性があります。
ユーチューブを見ても、
最近は通常動画の配信による広告収入が減っているので、
ライブ配信を頻繁に行い、
スーパーチャットで稼いでいる配信者が多く出ています。
ユーチューブの運営側も、広告ブロックによる広告視聴回数の減少で、
広告単価の減少に歯止めがかからなくなっています。
(最近は、広告ブロック使用者に警告を出し、
解除しないものは閲覧停止にする処置をしています。
しかし、これもスルーする術が色々あるため、
うまくいっていません。)
そのため、軸足はスーパーチャット収入に向けていて、
制限を設けようという動きは全くありません。
これは、スーパーチャット収入の4割ほどが運営側に入るので、
全ユーザー分集めるとかなりの収入になるからです。

ただ、視聴者一人あたりの拠出金額の制限もしくは、
一配信者あたりの拠出金額の制限は必要だと思います。
また、配信者側も寄付金や投げ銭の集金のあり方に対し、
厳格なルール作りをし、コンプライアンスを確立する必要があります。

------------------------------

一つ目として、
まーさか、こんな頭の悪いことをする馬鹿な配信者はいないと思いますが、
スーパーチャットなどの拠出金額のランキングを発表して、
視聴者同士で拠出金額を競わせるような行為をしてはいけません。

二つ目に、
拠出金額で視聴者の扱いの差別を行ってはいけません。

三つ目に、
返礼などのサービス内容が、過度にならないようにします。
また、射幸心を煽るようなことをしてはいけません。
また、拠出金額や回数に応じたサービスの提供は、
(お金を出した人だけ限定ライブの参加権利を与えるなど)
ちゃんと当局や運営側に許可を取った上行い、
適正な金額設定にします。

四つ目に、
配信者が金銭収受の目的を提示した場合、
それが不履行になったら、
視聴者の求めに応じ、速やかに返金処置を行います。
例1)配信者が日本一周旅行で視聴者の家を訪れると言っておきながら、
訪れなかった場合。
例2)配信者が特定の人物の情報開示請求をするとか、
裁判で訴えるとか言ってお金を集めながら、
それを長期間履行しない場合。

五つ目に、
高額金額を収受した配信者はちゃんと視聴者に対し、収支報告をします。
これは、視聴者から金をかき集め、
ホストなどに貢ぐネットアイドルなどを撲滅するためです。

六つ目に、
自分もしくは身内、友人などの不幸を取り上げ、
同情票目的で集金することをしてはいけません。
例1)部下が倒れて入院した。
例2)母親が生死に関わる重篤な病気になった。

------------------------------

最後に、一番視聴者が注意しておくべきことは、
視聴者にとって推し配信者は一人でも、
配信者にとって自分を推している視聴者は無数にいることです。
それを、「自分はあの配信者と特別な関係を持っている。」と
勘違いすることはかなり危険です。
お金を出すことに躊躇しなくなったとき、
自分は何かの依存症になっている可能性があります。
そうなると、最終的には自分とその周囲が不幸になることを認識するべきだと思います。

「老害」とは、思想のアップデートが出来ない人間のことを言います。(2023年10月22日)

関口宏氏がとうとう来年の3月で
TBS.テレビ系列のサンデーモーニングの司会を降板するようです。
サンデーモーニングについては保守層を中心に批判が多い番組で、
司会の関口氏にも批判の声が多く上がっていました。
ただ、サンデーモーニング自体は年齢の高い層にはそれなりに支持されており、
今現在でも視聴率はそこそこあります。

私は保守層ですが、関口宏氏の降板は寂しい気もします。

関口氏は今の若い方だと知らないかもしれませんが、
この方は元々俳優でした。
ただ、大方予想は付きますが、演技は上手とは言えず、
時代劇などで1回限りのゲスト出演でちょろちょろ出るだけでした。
関口氏が俳優で活躍(?)していた時代は
私自身も生まれていなかったのですが、
再放送などでちょこちょこ見ていました。
関口氏がブレイクしたのはTBSテレビ系番組、
「クイズ100人に聞きました」の司会で、
この番組は連日高視聴率をマークし、
関口氏は「名司会者」として名をはせることになりました。
そして、続いて司会を始めたのが、
今回降板するサンデーモーニングです。
TBSにとっては関口氏のおかげで一時代を築いたわけで、
これが良くも悪くもTBSとの癒着を悪化させる要因になりました。
TBSも関口氏に何かしらの忖度があったようで、
オウム真理教の故・松本智津夫元死刑囚及び、
同教の信者らに殺された、故・坂本堤弁護士インタビュービデオ問題の責任で、
TBSは報道番組やワイドショー番組をことごとく打ち切ったのですが、
何故かサンデーモーニングだけは打ち切られませんでした。
また、サンデーモーニングには関口氏の事務所、
「三桂」所属タレントを多く出すなど、
実質、関口氏の私物番組化していきました。

その後も関口氏は日本テレビ系の番組、「知ってるつもり?」の司会もし、
ここでも高い視聴率をマークしました。
ただ、2002年の「知ってるつもり?」終了後は
だんだん関口氏の番組出演は減っていき、
今はサンデーモーニングだけになっています。
これはあらかた想像つきますが、
2000年初頭のインターネット普及で、色々な思想が生まれる中、
いつまでも学園闘争時代の思想を持ち続ける関口氏に
風当たりが強くなったからです。
勿論、サンデーモーニングの問題は関口氏一人ではありません。
そこにはTBSの意向も働いていたと思うし、
今は降板していますが、
野球解説者、張本勲氏の失言も要因になっていました。
ただ、さすがに最近は関口氏も高齢になり、
誤読やとんちんかんな発言を多くするようになりました。
TBSも内心は「降板して欲しい」と思っているのですが、
関口氏の功績から、なかなかそれを言い出せないで、
ずるずる時が過ぎていってしまいました。
ただ、今回、関口氏が降板を決めたことに、
私は評価致します。
「今までお疲れ様でした。」

関口氏が司会業の寿命と幅を狭めてしまったのは、
インテリ芸能人にありがちの、
思想のアップデートが出来ず、「老害」化してしまったことが原因です。
これは前に出したラサール石井氏などもそうで、
「自分は頭が良いインテリ。」と言うことに溺れてしまい、
その後の勉強を全くせず、
時代の流れに思想がついていかなくなるのです。

ゆたぼん氏が言葉の意味をよく知らずに、
俳優でお笑い芸能人の、ナイツ塙宣之氏を「老害」と言っていましたが、
「老害」と言うのは、
何も若者と一緒になって新しい考えの元、
新しいことをやったりすることが出来ない人間
と言う意味ではありません。
(逆に無理して若者に合わせたら、かえってイタい人間に見えてしまいます。
「温故知新」と言う言葉がある通り、
古いことから新しいことが生まれることもあるのです。)
「老害」と言うのは、時代の変化に的確に対応できない思想で、
結果的に我々社会を毀損させてしまう人間のことを言います。
関口氏の若い頃は共産主義思想が蔓延していて、
その頃はその思想が正しかったのです。
しかし、共産主義社会国家がどんどん瓦解する一方、
今でも共産主義国家であるロシアや中国が、
次々と蛮行を行う姿を見れば明らかなとおり、
共産主義を唱えることは、
日本国や日本国民をそれら国家に売り渡すことになり、
結果として、生命や財産に多大な被害を被る可能性があるのです。

まあ、こんなことを言っている私も若くはないので、
暢気にしていると、遅かれ早かれ「老害」になってしまうと思います。
なので、世界情勢を逐次サーチして、
思想のアップデートをしなければならないと思います。

いつまでも続くパレスチナ問題(2023年10月16日その1)

今月の7日、ガザ地区を支配するイスラム組織、
ハマスがイスラエル南部を襲撃しました。

ガザ地区はヨルダン川西岸とともに、
パレスチナ自治区と呼ばれるところです。

(パレスチナとイスラエル建国についてはここでは軽く述べるだけで、
詳しく知りたい方は専門サイトをご覧下さい。)

元々イスラエルはパレスチナ人が住んでいたところなのですが、
第二次世界大戦後、ユダヤ人が入植して1948年にイスラエルが建国されました。

元々パレスチナはユダヤ人が住んでいたのですが、
紀元まもなくローマ帝国に支配されてしまい、
ユダヤ人は各地に離散してしまいました。
第一次大戦後のバルフォア宣言により、
ユダヤ人は元々の祖国であるパレスチナに戻り、
そこに国家を造ると言う動きを起こしました。
それがイスラエル建国に繋がったのです。

イスラエル建国後、
パレスチナ人は徐々にガザ地区とヨルダン川西岸地区に追いやられ、
パレスチナとイスラエルの争いが激化しました。
1993年にPLOのアラファト議長とイスラエルのラビン首相の間で和平が結ばれ、
これで平和になるかと思ったのですが、
パレスチナ側で蜂起が起こり、ハマスが台頭してきて、
直ぐに混迷と化しました、
2003年にもパレスチナのアッバス首相が和平に取り組んだのですが、
それもうまくいかず、ハマスとイスラエルは時々衝突しながら、
現在まで争いが続いています。

イスラム国家に限らず、こういう手の国や地域は、
一旦革命等が起きて和平の方向に行っても、
時期に権力闘争が起き、
その混乱に乗じてテロリスト集団や軍部が台頭し、
結局混沌とした状態に逆戻りしてしまうのです。
身近な国家で言えばミャンマーやアフガニスタン、イラクがそうですし、
数えたら無数に出てきます。
つまり、人間は全く学習能力が無く、
同じことを何度も何度も繰り返すのです。
逆に言えば毎回あちこちで同じ事が繰り返されるので、
その経験から国家や社会を組み立てれば、
良い方向に行くはずなのです。
そのために重要なことが、「禁欲の精神」と、
「すべてを受け入れる精神」です。
第2次大戦後、日本はGHQの支配下になったのですが、
それがすんなりうまくいったのは、
日本は歴史の中でその2つの精神が培われていたからです。
それは時に「日本人は何の神を信仰しているのか分からない。」
と言う批判に繋がるのですが、
八百万の神を信仰している日本人は、
すべてを受け入れ、平和を維持してきたのです。

そして、おさえておくべきことは、
ユダヤ教もキリスト教もイスラム教も
同じ神(ヤーウェ【アッラー】)を信仰していることです。
元々あったのがユダヤ教で、
それをイエス・キリストが基に広めたのをキリスト教、
ムハンマドが基に広めたのをイスラム教と言っているのです。
仏教で言えば宗派と言うべきものであり、
お互い崇拝方法は違えど、
同じ神を崇拝する者同士の争いはしてはいけないのです。
もし、信仰や崇拝の仕方が違うだけで「殺し合いをしろ。」と神が言っているのなら、
ヤーウェ神は神失格です。
ヤーウェ神はそんな低次元の存在ではなく、
もっと地球のみならず宇宙の摂理を把握している存在です。
なので、そんな些末なことで、
争うことを望んでいるわけがないのです。
故に、結局の所、イスラエルもハマスも
良いように神を利用しているに過ぎないのです。
神を便利屋として扱っているものたちは、
いつか災いが起きることを肝に銘じるべきだと思います。

この問題は単にイスラエル側がパレスチナ人を寛容に受け入れ、
ハマスなどもお互いに尊重し合えれば済む話で、
何ら難しいことでもありません。
イスラエルは周辺諸国の領土が広いので狭い領土のように見えますが、
日本の四国より広いです。
(人口密度は日本と殆ど同じ。)
しかも、日本のように宅地化不向きの山岳地帯が多いわけでなく、
殆ど砂漠地帯なので、
少しずつ宅地開発や農業開発をすることが可能です。
何なら、地中海を埋め立てて領土を広げることも出来ます。
お金がかかるという人もいるかと思いますが、
戦争をする金があるのなら、
そういったことに使った方が余程有効です。

そして、ユダヤ教もキリスト教もイスラム教もいい加減一神教から脱却しなければ、
人間社会の発展は無いと思います。
それは長い歴史の中、難しいことなのかもしれませんが、
この先何百年、何千年続く人間社会を維持して行くには、
大きな変革が必要だと思います。

最近駄目にならないOSに慣れすぎた仕打ち(2023年10月16日その2)

先日、私のパソコンが正常に起動しなくなりました。
その復旧に時間がかかりましたので、
今度の更新は3日〜1週間先延ばしになると思います。
あらかじめご了承願います。

パソコンが起動しなくなったのは、
ウインドウズのアップデート中にメモリ不足でフリーズしてしまったのが原因です。
(その時はブラウザ10画面、HPエディタ、
CGソフト、DAWソフトを全部立ち上げていたので、
メモリが不足気味だった。)
私は慌てて強制電源で切ったのですが、
ウインドウズ11の場合、フリーズしたとき強制電源で切ると、
起動できなくなる現象が多くなると言うことを知らなかったので、
うっかりやってしまいました。

しかも、回復を試みようとしても、
「回復キーを入れて下さい。」と言うものが出てしまい、
「回復キー?そんなもの知らねぇ。」となり、
かなり、慌ててしまいました。
ウインドウズ10以降は回復キーというものがあり、
ウインドウズ初期設定時に
メールアドレスなどを入れて設定していたらしいのですが、
私はそんなこと全然忘れていました。
なお、この回復キーを知らないとどうしようもないようです。
ちなみに回復キーは、
ウインドウズ設定時のメールアドレスで
ウインドウズユーザーアカウントにログインして調べます。

スマートフォンで色々なサイトを見て直し方を調べたのですが、
大抵のサイトでは無責任に、
「OSを再インストールすれば直る」と書かれていて愕然としました。
そりゃあ、OSを再インストールして、工場出荷時の状態にすれば、
問題が無くなり、ちゃんと直るのですが、
OSを再インストールすることは、
ストレージ内のデータが消失してしまうだけでなく、
インストールしているアプリを再インストールしなければならないなど、
データ、時間、労力の損失ははかり得ないものになってしまいます。
なので、OSの再インストールだけは一番避けたい直し方なのです。

まあ、それならまだ良いのですが、
悪質なサイトでは、「直す方法を紹介」と書いてあるのでクリックしたら、
いきなり、「直らないのなら当社に修理に出してください。」と書かれており、
持っているスマートフォンを叩きつけたい気分にさせられました。

たださえ故障で焦燥感に囚われているのに、
これはあまりに酷いと言わざるを得ません。

優良なサイトは「このような状態になっても焦らず冷静に対処すれば直ります。」
と書かれているので、ちょっとした言葉の使い方で、
信用度合いが変わる良い例だと言えます。

結局はPassFab FixUWinと言う、
香港のPassFab社で提供しているアプリでダメ元覚悟で修復を試みました。
1回目にそのソフトを入れたUSBメモリを差し込んだところ、
ダウンロードしている形跡はあっても起動せず失敗、
再起動してもう一度読み込ませたら、
PassFab FixUWinの画面がやっと表示されました。
しかし、それでも、
「選択したパーティションには有効なウインドウズのシステムが含まれておりません。」
と言うエラーが表示されてしまいました。
「あーあ、これでいよいよ駄目か」と思い、
また、再起動したら今まで立ち上げることが出来なかった、
ブルーバックのオプション選択画面が出るようになったので、
(おそらく、PassFab FixUWinをダウンロードしたことにより、
表示できるようになったのかと思われます。)
問題になったウインドウズアップデートを削除し、
再起動、回復コードを何回か入力して、
アカウントパスワードを設定し直したらなんと直りました。
(消えたファイル等はありませんでした。)

PassFab FixUWinで直接直すと言うより、
間接的に直すような形なので、
利用者によってはPassFab FixUWinでは直らない(使えない)とか、
危険とか言うレビューもあるのですが、
どうせOS再インストールをするのなら、
ダメ元覚悟で使う価値はあると思います。

それと、つくづく思ったのは、パソコンを新しく変えたからと言って、
前のパソコンを安易に捨てるべきではないと言うことです。
直し方を調べるのはスマートフォンでもタブレットでも出来るのですが、
PassFab FixUWinのような回復アプリをダウンロードして使うには、
同じパソコンで無いと駄目です。
今回、たまたま処分する暇が無く面倒くさいと言う理由で、
(しかも故障しているわけではない。)
前のパソコンが捨てずに置いてあったので助かりました。
皆さんも、パソコンの買い換えをしても、
故障していなければ、
1つ前のパソコンは捨てないようにした方が良いかもしれません。
あと、ウインドウズ10以降のOSの場合は、
回復キーが分からないとどうしようもないので、
ウインドウズユーザーアカウントで調べておいた方が良いです。

このサイトを開設した時点では、
OSはウインドウズMeでした。
若い方は知らないOSかと思いますが、
このOSは、ウインドウズ95(1995年)から見て4番目の古〜いOSで、
2000年に発売開始されたものです。
(今の言い方だとMeはウインドウズ4)
なので、もうとっくにサポートは切れています。
ウインドウズMeは問題が多く、
結構頻繁にOSの再インストールをやっていました。
しかし、あれから20年以上経過した現在では、
ウインドウズ11を使っており、
OSの再インストールの必要は殆どなく、
私もそれに慣れてしまった面があります。
今回で反省をし、バックアップ等を取っておきたいと思います。

過去の栄光にすがる鈴木宗男参議院議員/ジャニーズ問題の不正確性(2023年10月8日)

日本維新の会の鈴木宗男参議院議員が
党に届け出なくロシアに訪問した挙げ句、
ロシアが戦争で勝利するかのような発言をしました。
この件に対し、日本維新の会は鈴木氏を除名処分にするようです。

鈴木宗男氏は20〜30年前の自民党時代、ロシアとの交流に尽力を尽くし、
北方領土の国後島に交流の家(通称・ムネオハウス)を建設しました。
しかし、2002年に様々な斡旋収賄や政治資金規正法違反の疑惑が起こり逮捕、
保釈後の2004年に参議院議員通常選挙に
無所属で出馬するも落選していたのですが、
2005年に新党大地を結成し、
衆議院議員総選挙に立候補、
そこで当選をして議員に戻りました。
しかし、2010年に前述の事件の刑が確定したため、
議員を失職し、刑務所に収監されました。
そして、公民権復活後の2019年の参議院議員選挙の比例で当選し、
現在に至っています。

田中真紀子氏と鈴木宗男氏のやりとりは私も鮮明に覚えていますが、
もう20年以上経過しているとは思っていませんでした。
一連の疑惑にも鈴木氏は「国策捜査だ」とか、
「えん罪だ。」とか声を挙げていました。
当時の世論は鈴木氏が限りなく「クロ」と思っており、
辻元清美氏からは「疑惑の総合商社」とまで呼ばれました。
しかし、新党大地結成頃から世論の風が変わり、
鈴木氏を応援する人もちらほら出てきました。
これは、ネットの普及で世論が左右で分かれるようになったのが原因です。
また、この頃は自民党政権が末期症状になっており、
野党に注目が行っていた時代でもあるので、
余計、それが追い風になりました。

鈴木氏が評価されたのはロシアとの関係改善で、
一時は彼の功績で北方領土返還に手が届くところまでいきました。
それ故、鈴木氏は一連の問題を起こしつつも、
選挙で当選してきたのです。
しかし、昨年、ロシアがウクライナに侵攻してから、
世界の風向きは一変しました。
残念ながら鈴木氏は75歳と言う高齢で、
柔軟に風を読むことが出来なくなってしまいました。
そのため、いつまでも過去の栄光を引きずって、
今回のような行動を起こしてしまったのです。

ウクライナでは毎日のように多くの命が失われています。
それは兵士だけでなく、子供、女性、高齢者に渡っています。
親を失った子。
逆に、
子を失った親。
毎日この悲劇で悲しんでいる人が多数存在しているのです。
の人々を慮れば、
「ロシアが勝利する」などと言う言葉は出ないはずです。

もう、鈴木氏は議員を引退していただいて、
後輩かつ、お友達の松山千春氏とともに余生を送っていただきたいと思います。

〜〜〜〜〜〜

連日のように話題になっているジャニーズ事務所の問題ですが、
9月14日の日記で書いたとおり、
世論も企業も何か勘違いして変な方向に行っています。
企業ではジャニーズ事務所所属タレントのCM起用を見送る所が続々と出ています。
私の所属する郵政グループも、
ジャニーズ事務所のタレントが載っているポスターやチラシの使用を停止しました。
しかし、前に言ったとおり、
性加害をしたのは故・ジャニー喜多川氏であり、
ジャニーズ事務所所属タレントではありません。
逆に所属タレントの人たちは、
ジャニー喜多川氏から性被害を受けている可能性さえあるのです。
それなのに、契約打ち切りや停止をするのは酷すぎると思います。

我々は何気なくジャニーズ事務所のタレントを見ていますが、
所属タレントたちは日々ダンスや歌、
演技に想像を絶するような特訓をしています。
だから、今までジャニーズ事務所のタレントは、
それらで企業やメディアを盛りあげることができたのです。
つまり、企業もメディアもジャニーズ事務所のタレントに助けられてきたのです。

何回も言いますが、この問題で悪いのは、
故・ジャニー喜多川氏とジャニーズ事務所なのです。
企業もネットの声などを過敏に受けすぎです。
ネットの声は所謂「僻みや妬み」もあるので、
それだけで判断するべきではありません。
それよりも何よりも、
所属タレントを支えるファン達に辛い思いをさせているのです。
性加害問題を真剣に考えるのなら、
所属タレントの仕事を奪うのではなく、
ジャニーズ事務所と、
その事務所の意向に乗ったマスコミや企業自ら反省し、
問題解決に向けて行動するべきなのです。
で、無いと単に「ジャニーズタレントを叩きました。」で終わってしまい、
性加害問題の解決に何も前進しないことになってしまいます。

一方で、「所属タレントも今まで被害を訴えてこなかったではないか。」と、
反論する者もいるかと思いますが、
ジャニー喜多川氏が生前の頃のジャニーズ事務所は、
今のロシアと同じで、
ジャニー喜多川氏や事務所に逆らえば、
仕事がもらえないどころか、事務所を退所させられる可能性もある中、
被害を訴えることは到底出来なかったのです。
事務所を移籍しても、事務所とメディアがズブズブの関係の中、
声を挙げることが出来ず、
いざ、声を挙げればメディアから干されてしまう危険性までありました。
今回、たまたまジャニー喜多川氏が亡くなり、
事務所の権力が落ちたため、
声を挙げることが出来るようになっただけで、
今も生きていたら、
有耶無耶な状況と忖度ばかりが働く状況のままだったと思います。
これが、ビッグモーターなどの問題と異なることで、
一緒くたに追求するべきではないのです。

最後にジャニーズ事務所の記者会見でNG記者リストが出た件です。
私は開かれた会見の実現と、
真相の究明、問題の解決のため、
質問する記者の選別をするのは良くないと思います。
ただ、中には自分が警察官や裁判官と勘違いしている記者もいて、
変な質問や不快な質問をする記者もいます。
記者のモラル改善も一方では必要だと私は思っています。

月鏡徒然草・23年07月〜09月

月鏡徒然草トップへ

川柳五七の月鏡音音草子トップへ

たわたわのぺーじトップへ