鉢伏山ののりものたち3

さて、乗ります。
角度が変わる手前で、
推進はタイヤからベルトコンベアに変わります。
双方で推進速度が微妙に異なるので、
一瞬後ろに引っ張られるような衝撃が走ります。
(下りよりも上りの方が激しいかもしれません。)

そして、角度が変わります。
一応搬器の床面は水平を保つように出来ているのですが、
その切り替えが今のようにアクチュエーターではなく
側面の黄色いガイドを利用した振り子なので、
上りは前に押される振動が、
下りは後ろに引っ張られる振動が走ります。

角度が変わった後、振動は少なくなりますが、
横揺れはあります。
カーレーターは全体的にシェルターに覆われているので、
雨天でも乗車出来ます。
なお、この部分の角度は約25度です。
パーミルに直す場合は、tan25°に1000をかけるだけで出ます。
計算すると、約466パーミルです。

外の景色は窓越しに見られますが、
展望写真で見ると、同じ景色が続きます。
照明は蛍光灯と白熱灯のような古いものが取り付けられていますが、
通常は蛍光灯の方だけ点灯しています。

「危険ですから立たないでください」
と言う注意書きの札が天井から吊り下げられています。
こんな乗り心地の悪い状況で立つ人はいないと思いますが、
最近は迷惑系・・・(以下続く)。

使用中止の搬器とすれ違います。
どこか壊れているのでしょうか?

「手や足を出さないでください」と言う、注意書きが吊り下げられています。
子供などはうっかり出してしまう可能性があるので、
保護者は注意が必要です。

下の乗り場が見えてきます。

上りと下りが分かれると、東展望台側の乗り場に到着します。
レトロな乗り物なのに、
「まもなくステーションです。」と言う札がミスマッチです。
ベルトコンベア推進からタイヤ推進に変わるので、
やはりここでも衝撃が入ります。
そして、またガタガタゴトゴトとした乗り心地になります。

東展望台側の乗り場です。
回転展望台側の乗り場と同じく、ループ式になっています。

カーレーター東展望台側乗り場の入り口です。
カーレーターの乗り場は、
回転展望台側の乗り場も東展望台の乗り場も入口と出口が分かれていて、
六角形の建物になっています。
異なるのは、東展望台側乗り場は屋上に東展望台があることです。

そして、最後にロープウェイです。
カーレーター乗り場とは20メートル程しか離れてなく、
双方は屋根で繋がっています。
券売機は壁埋め込み式で、
時間によっては窓口も開いています。

鉢伏山上駅のりばです。
典型的な交走式ロープウェイなので、
操作室は鉢伏山上駅側にあります。

搬器です。大きさ的には中型でしょうか。
シートは交互にロングシートが配されています。
なお、このロープウェイは3線交走式で、1支索、2曳索(平衡索)になっています。

製造は川崎重工業(現・川崎車両)で平成19年製です。
平成19年頃だともうCWA製の搬器が全盛になっていたと思うので、
日本製なのが意外です。
川崎重工業の神戸工場が近いせいかもしれません。
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