鉢伏山ののりものたち1

鉢伏山は兵庫県神戸市の須磨区と垂水区の間にある山です。
ここでは、リフト、カーレーター、ロープウェイの3種類の乗り物に乗ることが出来ます。

リフトは須磨浦山上遊園内にある、
はりま駅からせっつ駅までの268メートルを結んでいます。
カーレーターはせっつ駅から少し登った、
回転展望台乗り場から東部展望台乗り場までの91メートルを結んでいます。
そして、ロープウェイは
鉢伏山上駅から須磨浦公園駅までの180メートルを結んでいます。

それぞれの乗り物は個別に料金が設定されていますが、
往復で乗る場合はセット券で乗った方が断然お得です。
なお、何れの乗り物も山陽電気鉄道が運営しています。



※諸事情で山上遊園側から須磨浦公園駅側への特集になっています。


先ずは、須磨浦観光リフトのはりま駅です。
須磨浦山上遊園南端にあります。
須磨浦山上遊園はかなりローカルな遊園地で、
サイクルモノレールとミニカーランドしか遊戯物がありません。
(勿論、遊園自体は入園料不要。)
ただ、景色は良く、広場などがあるので、
ちょっとした観光には良いところです。


昭和34年に出来たと言うことだけあって、
滑車や鉄柱などにレトロ感が漂います。
背後にはせっつ駅側にある回転展望台が見えます。


搬器です。
リフトなので勿論、簡単な鋼管ハンガーに椅子が付いているだけです。
一応、ビニール製の屋根?は取り付けられていますが、
これは日よけと小雨よけが主な目的で、
雨が本降りになった場合は当然のことながら、
防ぐことは出来ずびしょびしょになってしまいます。
この屋根の裏側には「とびおりはダメ」と言う注意書きの表示があります。
普通の人は飛び降りないと思いますが、
最近は迷惑系が多いので、やってしまう者もいるかもしれません。
なお、搬器のカラーは4種類で、
・・・の順になっています。


さて、乗り場へ行きます。
乗り場への通路の屋根はビニール製ですが、
リフトの搬器に合わせての部分に分かれています。
切符売り場は駅舎の売店ではなく、
写真左の小屋にある券売機を使います。


まあ、人によりけりかもしれませんが、
私はリフトに乗る瞬間が恐くて緊張してしまいます。
(ちゃんと椅子に乗れなかったらどうしようなど・・・。)
左は9番(号)支柱です。

注)リフト乗車時の撮影は右手でバーを握り、
左手で撮影しています。
なお、カメラは肩掛け付きで、しっかり肩にかけています。


さて、はりま駅を出ます。
最初は下っていきます。


支柱です。支柱は黄色く塗装された背の低い鉄塔型になっています。
上部には照明の付いたポール、
アーム内もしくはアームの下にスピーカーが取り付けられています。
支柱番号はせっつ駅方向からしか見られませんが、
この支柱は8番(号)支柱です。
中間の支柱は全部で9基です。


7番支柱になると、角度が水平方向になります。
7番支柱には照明がなく、
代わりにこの先の門型主塔に照明が取り付けられています。


7番支柱の標識です。錆び具合と言い、
黄色のペンキがかかっているところと言い、
年季が入っています。
更に左側の設置年月日と山陽電気鉄道株式会社の文字の書体が、
古さを一層際立たせています。


7番支柱を過ぎると、直ぐに吊り橋の門型主塔の下を通ります。
この吊り橋はリフト作業用や、転落物の受け止め目的にあるものであり、
一般の人は渡ることが出来ません。


谷の上を行きます。
写真では全く分かりませんが、右手には明石海峡や明石海峡大橋が望めます。


途中で播磨国から摂津国に入ります。
しかし、旧国名ですし、
今はどちらも神戸市内なので、
実感は全くありません。


間もなく、吊り橋が終わります。


吊り橋の門型主塔を過ぎると、直ぐ6番支柱で、
今度は上り勾配になります。

鉢伏山ののりものたち2

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