続・川柳五七・鉄道博物館に行く2
1−D、ナデ6141形電車

ナデとは「ボギー車27.5トン以上32.5トン以下(ナ)」+「電車(デ)」のことです。
日本初の国産電車です。
注目は上にあるトロリーポールでしょう。
なお、トロリーポールが2本あるのは、
+線と−線(帰線)の2本架線があったからです。
当時はレールを帰線にしなかったようです。

車内は重厚な木製ですが、
ロングシートです。
通勤電車に使われていたことが分かります。

ナデ6141形電車と同じ都市電車、路面電車、馬車軌道の車両などの模型があります。
後ろの模型では木造車両の骨組みが分かります。
1−E、キハ41307形気動車

思わずプレスドアに視線が行ってしまう、キハ41307形気動車です。
晩年は関東鉄道筑波線(後・筑波鉄道)で活躍していました。
キハ41000形気動車シリーズは日本初の本格的量産型ガソリンカーです。

車内はセミクロスシートになっています。

運転台です。比較的シンプルな構造です。
横には手動ブレーキハンドルもあります。

キハ41000形気動車の後、キハ43000形気動車など様々な気動車が登場します。
1−F、マイテ39形客車

マイテとは「42.5トン以上47.5トン以下のボギー客車(マ)」+「一等車(イ)」+「展望車(テ)」
のことです。
富士のヘッドマークは展望部分にあります。

一等車なので車内は豪華絢爛です。

椅子もソファーと言う贅沢ぶりです。
1−G、クモハ40074形電車

20メートルと言うスタンダードな通勤電車の走りとなった、
クモハ40074形電車です。
クモハの意味は「運転台付(ク)」+「モーター付(モ)」+「普通車(ハ)」です。

車内はロングシートで、
「通勤電車=ロングシート」はこの形式から定着しました。

乗務員室横に手動ブレーキがあります。
これは一見の価値があります。

車内から見えない運転室は外から見えます。
スピードメーターがないのが古臭いです。
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