秩父鉄道熊谷車両区2


車両区内にはどう考えても「使わないだろう」と思われる車両がいくつか置かれています。
写真はスム4044形貨車です。


救援者のスム4044形貨車は殆ど土砂に埋もれた、
13番線のレールの上に置かれていて、
使うにしてもすぐに引っ張り出せそうにありません。


大型有蓋貨車のワキ800形貨車です(写真はワキ829)。
これも何のために保存しているのかよく分かりません。
倉庫利用?


車両区中央部の7番線にもワキ800形貨車が数両置かれています。
民間払い下げで使われている倉庫用分も合わせると、
残存率の高い有蓋貨車では?全部静態保存ですけど・・・。


7番線の建物の影にはワフ30形貨車の姿も・・・。
秩父鉄道単独で鉄道車両の博物館が出来そうです。


パレオエクスプレスに使用されている、12形客車の部品供給用オハ12-363です。
オハ12-363はかなり状態が悪く、
表舞台で華々しく活躍している12形客車と比べると虚しさを感じます。
車両下にはオハ12-363で使われていたと思われる座席が置かれていますが、
稼働車両のシート張替えに使ったのか、
背もたれのカバーなどは取り外され、骨組みだけになっています。


そのオハ12-363前には沢山の輪軸が置かれています。
殆どはヲキ100形貨車で使用していたもののようですが、
こんなに沢山置いておいて今後使うのでしょうか?


一部の輪軸は屋根付き(?)で保存されていますが、
殆どは雨ざらしです。
手前には車輪と空気ダメが乱雑に置かれています。


鉄道車両車輪ってこういう風に4輪をまとめるのですね。


足場骨組みで造った簡易作業場の前に置かれている、
100形-101電気機関車です。
本線から見るとかなり奥の方の留置線に引っ込んでいて、
殆ど使われていないことが分かります。
それにしても簡易作業場に吊り下げられている扇風機の数が半端じゃないです。
夏の炎天下の鋼体車両の整備は相当大変そうです。


鉄製制輪子が沢山置かれています。
磨り減り度合を見ると使うために置いてあるのではなさそうです。


工場建物の裏にも輪軸が沢山置かれています。
殆ど廃車発生品か輪軸交換で発生した廃軸ばかりです。
現役貨車の輪軸交換用に引退貨車から外した輪軸をとってあるとは言え、
こんなに必要なのでしょうか?
なお、写真左側の輪軸には「テキ125」と書かれています。
有蓋貨車のテキ100形貨車のものですが、
秩父鉄道からテキ100形が無くなって結構経つのでは・・・?


スポーク車輪まで保存されています。
パレオエクスプレスのC58形蒸気機関車用(先輪、従輪用?)でしょうか?
手前の輪軸には「廃軸ヲキ234」と書かれています。
ヲキ100形貨車のヲキ100-234形の輪軸を交換した際に出た廃軸のようです。

秩父鉄道熊谷車両区3

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