秩父鉄道熊谷車両区1

秩父鉄道熊谷車両区の特集です。






秩父鉄道の熊谷車両区です。
秩父鉄道本線のひろせ野鳥の森〜大麻生間にあります。
入口の門には「当分の間構内見学をご遠慮下さい」の看板が掲げられています。
昔は係員に許可を得れば構内見学が出来たようですが、
無断進入(不法侵入)した鉄道ファンがいたらしく、
今はイベント時を除いて一般公開していないようです。
世知辛い世の中です。


車両区構内には入れませんが、
特に高い塀がある訳ではないので、
周囲の道路からなんとなく様子を見ることが出来ます。


車両区の西側には古い枕木と新しい枕木が置かれています。
木の枕木も新しく導入している所が地方民鉄らしいです。


撤去した転轍機のてこです。
このまま朽ち果ててしまうのか、再利用するのか?
折角なので三峰口駅構内の鉄道公園に展示しても良いかと思うのですが・・・。


黒ずんだトングレールが置かれています。
レール踏面には右分岐器右、右分岐器左、左分岐器右、左分岐器左、
と書かれています。
先の転轍機のてこで使われていた分岐器のトングレールだと思います。


これは車窓からも見える本線側の留置線です。
一応ここは広瀬川原貨物駅になっていますが、
貨物の取り扱いはなく、殆ど信号場化しています。
営業列車留置用の線は4線あります。


この車両区は留置線の4線を除くと、1番線から13番線まであります。
1番線は上に詰所がある洗浄線(写真中央)です。
2番線は検車車両の留置線で、
取材時は新鋭7000系電車が試運転のために留置されていました。


3〜6番線は手前の検車場建物への線です。
5・6番線には架線がありません。


有蓋貨車が置かれている7番線の隣にある、
8番線は工場の建物に挟まれた試運転線です。
取材時、試運転線には東急から購入した7000系電車(元・東急8500系電車)が置かれていました。
(この時はまだ運用を開始されていませんでした。)
秩父鉄道は以前から東急の8500系電車が欲しくて欲しくて仕方なかったのですが、
(本当は急行「秩父路」の車両も西武のではなく東急のにしたかった。)
やっと手に入れたようです。
7000系電車は回生ブレーキ車ですが、
初期の複巻モーターの回生ブレーキ車なので打ち切り速度が高く、
秩父鉄道の運転の仕方(駅構内閉塞区間に入る前に惰性走行で速度を落とす)
を考えると殆ど有効に使っていないと思われます。
なお、試運転線は一応電化されていますが、
本線へ繋がる部分には架線が無いので、
試運転線から出し入れする時にはスイッチャーの機関車が必要です。


9〜12番線は北側の工場建物への線です。
取材時、これらの線の西側には部品供給用の5000系電車と1000系電車、
そして、7000系電車が置かれていました。


それにしてもこの部品供給用の5000系電車、側面が青白く汚れているのですが、
どうしたのでしょうか?

秩父鉄道熊谷車両区2

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