美濃町・揖斐線の車両1
美濃町・揖斐線で活躍していた車両を紹介します。
全部で9形式ありますが、いくつかに区分できます。
1、各務原・田神・美濃町線直通複電圧車
1500V電圧の各務原線に乗り入れる形式で、
1500V・600V両区間走ることができました。
A,モ600形電車

初代複電圧車の代表形式です。
前面が絞ったスタイルなので、幅の狭い車両に見えます。
フロントマスクはごつい感じで、いかにも複電圧と言わんばかりです。

車内は以外と贅沢なクロスシートですが、
シート色合いなどがとても地味です。
優先席のシートは上部のカバーが青になっています。

運転席はマスコンとブレーキの間に速度計がちょこんとあります。
B,モ870形電車

2両連接電車です。丸みを帯びたデザインで、愛嬌のある前面が特徴です。

車内はロングシートです。連結面は広々していて、2両連接の感じがしません。
途中から冷房化したので、屋根が若干低くなっています。

モ870形電車は1966年にローレル賞を受賞したようです。
と言っても昭和41年でもうかなり前ですが・・・。

運転台の速度計はなく、変わりに圧力計があります。マスコンは大型タイプです。
圧力計の上には電圧区間表示灯があります。
C,モ880形電車

複電圧電車では主力の形式です。
2両連接車で、カルダン駆動なので、乗り心地も良いです。
現在は福井鉄道で活躍しています。
D,モ800形電車

複電圧電車の最新形式車です。
モータ関係を屋根に持っていき、
床面を低くしたので、ホームからの乗降がしやすくなっています。
車齢が新しいので、廃止後は譲渡の対象となり、
現在は豊橋鉄道と福井鉄道で活躍しています。
2、美濃町線専用電車
1500Vの各務原線には乗り入れできないので、
専ら徹明町〜野一色・日野橋間で使われていた電車です。
モ590形電車

かつては美濃駅まで運転していた電車ですが、
新関〜関間廃止後は、徹明町〜日野橋間の短距離輸送が主体になりました。
単行ですが扉は3箇所あります。
古い電車ですが、結構馬力があり、すぐにスピードがあがります。
乗り心地もまあまあです。

車内は古めかしい感じで、シートも渋さを感じさせます。
でも、何度か車内を改良しているので、ボロイ感じはしません。

運転台です。ブレーキ管が細く貧弱な感じです。
スピードメータはなく圧力計だけですが、
メータ関係は新しいのに交換されています。
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