
湖の畔で・一畑電車北松江線8

狭い道路が下を交差した後、
佐陀(さだ)川を渡ります。
この川は宍道湖と日本海を結ぶ人工河川です。
なお、かつて佐陀川を渡る手前に浜佐陀駅がありました。
しんじ湖温泉駅からイングリッシュガーデン前駅まで4.3qメートルもあり、
駅間距離が長すぎるので、
ここに駅があっても良いような気がします。

佐陀川を渡ると、右カーブになりながら勾配を下ります。

この区間は南側の国道431号線の拡幅に伴い、
線路を北にずらしたため、
線路は重軌道になり、
架線柱も新しいものになります。

今までの崖沿いカーブ区間が嘘のように電車は快走します。

ゆったり左カーブを曲がります。

県道264号線と交差します。

国道も線路も真っ直ぐです。


国道が左手に分かれます。
線路は右に曲がります。

軌道や架線柱が元に戻り、
古曽志川を渡ると、イングリッシュガーデン前駅です。
21、松江イングリッシュガーデン前(まつえいんぐりっしゅがーでんまえ)
Matsue-EnglishGarden'mae

島式2線の駅です。
開業時の駅名は「古曽志」、後に「古江」という駅名になったのですが、
平成13年(2001年)、駅南東側に松江ウォーターヴィレッジが開業し、
園内に松江イングリッシュガーデンと、
ルイス・C・ティファニー庭園美術館が出来たことに伴い、
駅名を「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」に駅名を変更しました。
当時は日本一長い駅名で注目されましたがその時期は短く、
平成19年(2007年)にルイス・C・ティファニー庭園美術館閉館に伴い、
今の駅名になりました。
ルイス・C・ティファニー庭園美術館の閉館は、
松江市と不動産開発業者でいざこざがあったからと言われています。
ただ、元々こういった平成中期に開発されたレジャー施設は、
バブル崩壊後の経済状態では無謀な開発になっただけで、
大体の所は失敗しています。
結局、松江ウォーターヴィレッジは地元結婚式場業者に払い下げられ、
今は結婚式場の敷地になっています。
駅前はスーパー(Aコープ)とJAがあるのですが、
だだ広い駅前は閑散としており、
駐車場には殆ど車が駐車していません。

イングリッシュガーデン前駅を出ます。
右手は一畑電車の古江変電所です。

坂を上っていきます。

林の中に入ります。

カーブを繰り返します。
右手の林の向こうには大池があります。

サミットを過ぎると下り勾配に変わります。

前方に道路が見えます。


さっき、前方に見えた道路と交差します。

斜面に張り付くように行きます。

短い区間、配電線とき電線が地中になり、
架線柱が左手に移ります。
右手の法面を見るに、ここで崖崩れが起こったようです。
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