湖の畔で・一畑電車北松江線5

9、雲州平田(うんしゅうひらた)Unshu-Hirata


出雲市平田の中心にある2面3線の駅です。
駅舎は写真左手の1番線側で、
2番線3番線のある島式ホームは地下道で結ばれています。
駅開業時は今と同じ雲州平田駅だったのですが、
簸川(ひかわ)郡平田町が合併により市制施行し、
平田市になった後の昭和45年(1970年)に、
「平田市」に駅名を変更しました。
しかし、平成の大合併で出雲市と合併して平田市が消滅したため、
平成17年(2005年)に再び雲州平田に駅名が戻りました。
駅構内に一畑電車の車庫と研修庫がある他、
貨物用ホーム(今は貨物用として使われていない)があります。
この貨物ホームから東側にある保存車両庫までの数十メートルほど、
デハニ50形電車の体験運転区間になっています。
一畑電気鉄道から一畑電車が分離独立した際、
本社がこの駅になっているのですが、
松江市にある元会社のように本社屋は無く、
駅舎や構内の建物が本社屋代わりになっています。
出雲市平田は木綿の集積で栄えた歴史的な街で、
駅の北側に市街地が広がっています。
特にその中央部を通る木綿街道には古き良き街並みが残っています。
そのまた北の丘は愛宕山公園になっていて、
ここにはかつて平田城がありました。


雲州平田駅を出ます。
奥の検車庫はかなり古く、外壁のトタンが錆びています。


しばらくすると、右手の一畑電車の車庫用地が終わります。


市街地が続きます。


ホテルの横を走ります。


右カーブを曲がります。




カーブが終わります。


直線になると市街地が途切れ、水田地帯になります。


右手を農道が併走します。


ここからしばらく水田風景が続きます。








線路左手は住宅に変わります。




左カーブになります。


やや上り勾配になります。


湯谷川を渡ります。
昔はこの川を渡った先位に、
旧・布崎駅がありました。


下り勾配に切り替わります。


左に短く曲がります。


平田船川を渡ります。
この橋梁は途中で右カーブになります。


歴史ある一畑電車布崎変電所を左手に見ると、布崎駅です。


年季の入った布崎変電所の建物です。
この変電所の建物は昭和2年(1927年)からのもので、
国の登録有形文化財になっています。
この変電所は中国電力平田変電所からの特別高圧線を受電しています。

湖の畔で・一畑電車北松江線6

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