
湖の畔で・一畑電車北松江線3
5、川跡(かわと)Kawato

2面4線の駅です。
一畑軽便鉄道時代はここに駅は無く、
大社線が開通した時に乗換駅として開業しました。
なお、川跡駅が開業する前は、川跡駅と大寺駅の丁度中間辺りに、
鳶ヶ巣(とびがす)駅がありました。
この駅の番線の付番はバラバラで、
北側から4番線、1番線、2番線、3番線になっています。
(おそらく、4番線は後から増設したのかと思われます。)
基本的に4番線と1番線がしんじ湖温泉駅行き、
2番線が出雲大社前駅行き、3番線が電鉄出雲市駅行きになっています。
なお、電鉄出雲市駅〜出雲大社前駅間の列車はこの駅で方向転換になります。
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駅名は川跡ですが、
旧川跡村の中心地は南西方向にあり、
この駅より武志駅の方が近いです。
平成初期くらいまでは駅前には数件の家しか無く、
田園地帯の長閑な駅だったのですが、
近年は新興住宅が増えつつあり、
島根県立大学出雲キャンパスや、
出雲市総合体育館(出雲だんだんとまとアリーナ)などが駅の北側に造られています。
なお、川跡と言う地名から、
何か川の跡があったことが想像されるのですが、
これはかつてここには斐伊川の旧路が流れていたことによるものです。
斐伊川は現在、宍道湖に流れていますが、
昔は西側に進路を変えて日本海に直接流れていたようです。
(江戸時代の寛永年間に流路を変えたようです。)
明治時代、5つの村が合併する際、この斐伊川の旧路の川跡があったことから、
「川跡」村と言う地名を名付けました。

川跡駅を出ます。
線路が一気に合流します。

出雲市道東林木平野線の横を走ります。

出雲市道東林木平野線が分かれます。

浜の集落に入ります。
ここら辺に鳶ヶ巣駅がありました。

右カーブが終わり、再び直線になります。


水田が広々広がっています。

水田風景を見ながら大寺駅です。
6、大寺(おおてら)Otera

片面1線の駅です。
大寺とは駅の北北東にある、
萬福寺(大寺薬師)のことです。
この寺は智春上人が建立した寺(建立時は今の萬福寺よりやや北)で、
行基作とされる仏像がおさめられています。

大寺駅を出ると、田園地帯になります。


第4種踏切が続きます。

農道が横を通っています。

国道431号線が左手に近付きます。

しかし、時期に国道は分かれていきます。

左カーブになると美談駅です。
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