海辺の急行・山陽電鉄本線17

40(SY40)、飾磨(しかま)Shikama


本線は島式2線なのですが、
その島式ホームの中に網干線用の線が1線あり、
網干線は両側にホームがある形になっています。
なお、網干線用の線は妻鹿駅方向には繋がっていません。
昔は妻鹿駅側の道路に直接出入りが出来る改札口と、
亀山駅寄りに南側駅舎の改札口に繋ぐ構内踏切があったのですが、
橋上通路が出来た際、
妻鹿駅側の道路に直接出られなくなり、
南側の駅舎に繋がる通路を通る形になりました。
南側駅舎は亀山駅寄りの駅ビルに直結していたのですが、
最近、老朽化のため取り壊され、殺風景な感じになってしまいました。
北側の出口は最近出来たもので、
元々の橋上通路を北に繋げる形で設置されました。
北側出口には道路を挟んで駅前広場があるのですが、
この駅前広場は何故か北側に出口を造る前からありました。
飾磨駅は姫路市飾磨区の中心にあり、
南西には大型ショッピングモールがあります。
そのため、利用客が多くなっています。
昭和61年まで南西の敷島紡績工場(現在はショッピングモールになっているところ)
の西側に国鉄播但線(現・JR播但線)飾磨港支線飾磨駅があったため、
この駅は電鉄飾磨駅と言う駅名でした。
電鉄●●駅を山陽●●駅に変更した平成3年に、
この駅は元駅がなくなったため、
別府駅や高砂駅、亀山駅とともに「電鉄」を外しました。
国鉄飾磨駅と山陽電鉄の電鉄飾磨駅は1q程離れていて、
全く乗り換えは出来なかったのですが、
国鉄播但線飾磨港支線は晩年朝夕1本ずつしか本数がなかったので、
無理矢理でも乗り換えしていた人は皆無だったと思われます。


飾磨駅を出ると、網干線の中線が本線の下り線に一瞬合流し、
直ぐに分岐します。
網干線は真っ直ぐに対し、本線は右分岐で分かれます。


更に本線は飾磨車庫への線から右に分岐します。


右急カーブが続きます。
左手は山陽電鉄の飾磨変電所です。
前まで飾磨変電所の建物はかなり古く味のあるものだったのですが、
最近建て替えられてしまいました。


急カーブが終わり、進路を北に変えます。


巨大パチンコ店の駐車場の横を走ります。


直線が続きます。


金属スクラップ工場横を過ぎます。




間もなく、亀山駅です。

41(SY41)、亀山(かめやま)Kameyama


相対式2線の駅です。
蓮如上人が建立し、
豊臣秀吉によってこの地に移築された本徳寺が駅のすぐ東にあります。
国鉄播但線飾磨港支線の亀山駅はこの駅の西北西100メートルの所、
県道62号線と同線線路跡の遊歩道との交差地点にありました。
そのため、この駅は平成2年まで電鉄亀山と言う駅名でした。


周囲は住宅地ですが、所々緑地帯があります。


国道2号線と交差します。


国道と交差すると、左手は水田が多くなります。


だんだん左手から国鉄播但線飾磨港支線の線路跡の遊歩道が近付きます。


この踏切から完全に線路跡が横に並びます。


姫路市中央卸売市場が左手に見えてくると、
手柄駅です。

海辺の急行・山陽電鉄本線18

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