
海辺の急行・山陽電鉄本線12
29(SY29)、浜の宮(はまのみや)Hamanomiya

相対式2線の駅です。
上下ホームの移動は地下道のみだったのですが、
エレベータ設置のため、新たに跨線橋が設けられています。
駅の南300メートルの所に駅名の元になった浜宮天神社があり、
菅原道真が祀られています。
神社の南側には黒松で覆われた浜の宮公園があり、
浜宮天神社の鳥居はその公園内にあります。
浜の宮駅周辺は神社と公園以外殆ど住宅地ですが、
南側には神戸製鋼の工場があります。
昔は西にオーミケンシの工場が広がっていたのですが、
再開発で規模が縮小され、
跡地にはショッピングセンターなどが出来ています。

浜の宮駅を出ると、右手に山守稲荷神社が見えます。

右手は住宅地が離れていきますが、
水田は既に荒れ地になっており、
何れ住宅地になってしまうと思われます。


県道386号線が上を交差します。

やがて上り勾配になります。

勾配を上ったところで左カーブになり、
国鉄高砂線の線路だった道路が下を交差します。

勾配を下り始めるすぐ左手にかつて国鉄高砂線の尾上駅がありました。
国鉄高砂線は加古川駅と高砂駅(山陽電気鉄道の高砂駅とは別の場所です。)
を結んでいた路線だったのですが、
野口駅で接続していた別府鉄道が
昭和59年2月に廃止された直後の12月に廃止されました。
30(SY30)、尾上の松(おのえのまつ)Onoeno-matsu

相対式2線の駅です。
その他下りホーム裏手に保線用側線が2線あります。
浜の宮駅同様、上下線ホームの移動は地下道だけだったのですが、
エレベータ設置のため、跨線橋が設けられています。
保線用側線の横の道路にはかつて国鉄高砂線が通っていました。
東南東方向に国鉄高砂線の尾上駅があり、
駅は別々でしたが、一応乗り換えは出来ました。
ただ、尾上の松駅の駅舎と国鉄高砂線の尾上駅は、
山陽電気鉄道本線を挟んで対角線上にあったため、
東に少し歩き、山陽電気鉄道本線のガードをくぐる必要がありました。
ただ、国鉄高砂線の本数は1〜2時間に1本だったので、
乗り換え客は少なかったと思われます。
なお、国鉄高砂線は尾上の松駅駅横付近から、
オーミケンシ工場への引込線が分岐していました。
(ただし、高砂駅北口駅方向から分岐していた。)
駅名の元になった尾上の松は駅南東の尾上神社境内にあります。
相生霊松と言われる尾上の松は勿論、
昔から同じ松ではなく、世代交代が行われ、
現在は8代目と9代目になっています。

尾上の松駅を出ると、保線用側線が合流し、
上を県道19号線が交差します。

左手の木々に挟まれた道路は、
元々は国鉄高砂線の線路でした。

歩道橋が上を交差すると、左カーブです。

カーブを曲がりながら盛土に上ります。

泊川を渡ると、加古川の土手が見えてきます。
泊川には国鉄高砂線の橋梁が残っています。

加古川を渡ります。
隣に国鉄高砂線の加古川橋梁があったのですが、
こちらは撤去されています。

加古川を渡ると加古川市から高砂市に入り、
下り勾配を下ります。

山陽電気鉄道の高砂変電所が右手に見えると、
下り高砂駅方向から上り尾上の松駅方向への渡り線を過ぎ、
高砂駅に入ります。
海辺の急行・山陽電鉄本線13へ
川柳五七の新電車のページ5Sへ戻る
川柳五七の新電車のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ

|