海辺の急行・山陽電鉄本線10


上り勾配が終わります。




再び家が増えてきます。


下り東二見駅方向から上り魚住駅方向への渡り線を過ぎると、
東二見駅です。

25(SY25)、東二見(ひがしふたみ)Higashi-Futami


2面4線の駅です。
車庫のある駅ですが、この駅発着の列車は朝と深夜のみです。
特急停車駅で利用客が多いのですが、
駅周辺に繁華街等はなく、普通の住宅地になっています。
今までの明石駅寄りの駅(林崎松江海岸駅〜魚住駅)に比べると、
海岸線が西に離れるため、駅勢圏が広く、
また、北側を走るJR神戸線にはここら辺の最寄りとなる駅が無いため、
それが利用客の多い要因となっています。
平成初期頃まで乗降人員が1万人越えていましたが、
大規模開発されている西北側に西二見駅が開設されたため、
今は80%程度に減っています。
駅西南側の南二見地区は埋立て地で工場が多いため、
工場従業員の利用も多い駅となっています。


東二見駅を出ると、右手に東二見車庫が広がります。
東二見車庫の出入は上り線の副本線側のみなので、
下り線から入る場合は、
東二見駅の前後にある渡り線を使って
進行方向を変えながら入線する必要があります。
東二見車庫は東二見駅寄り真ん中に検車庫があり、
西二見駅寄りが留置線になっています。
東二見工場は、北側の線に転線し、奥の方まで行った後、
方向転換して入るような形になっています。
工場内にはトロリーポールを備えた200形電車など、
貴重な車両が展示保存されています。


東二見車庫手前に変電所があります。


検車庫横を真っ直ぐ走ります。


本線と東二見車庫の留置線の間には木々が植えられています。


まだ東二見車庫が続きます。


この先でやっと東二見車庫の敷地が終わります。




写真ではよく分かりませんが、右手に大池と言う溜池が見えると、
西二見駅です。

26(SY26)、西二見(にしふたみ)Nishi-Futami


西二見も昔から集落があったのですが、
山陽電気鉄道の通っている位置から集落が離れていたため、
永らく駅が設置されませんでした。
東二見駅周辺の開発が広がり、
西二見地区も住宅が増え、
駅の設置を要望する声が大きくなったため、
平成16年に新しくこの駅が設置されました。
相対式2線で、新興住宅地の新設駅では珍しく橋上駅舎ではなく、
地下改札になっています。
駅周辺は開発途上の感じがしますが、
スーパーや大型量販店などが駅前にあり、
ショッピング機能は充実しています。
駅の西側には播磨南高等学校があります。


西二見駅を出ると右カーブです。


直線になると、大蔵谷駅から続いていた明石市内を抜け、
加古郡播磨町に入ります。


直線が続きます。


周囲は新興住宅地ですが、
所々溜め池があります。




県道382号線の下を交差すると、播磨町駅です。

海辺の急行・山陽電鉄本線11

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