海辺の急行・山陽電鉄本線6

15(SY15)、大蔵谷(おおくらだに)Okuradani


相対式2線の駅です。
周囲は普通の住宅地です。
南に大蔵海岸が広がっています。


大蔵谷駅を出ると、左カーブです。


そして、上り勾配になり、高架に上ります。
上では県道366号線が交差しています。
この県道366号線はかつて、もう少し手前で交差していました。
平成22年頃に新しい橋に切り替えたようです。


高架を上りきると、人丸前駅です。

16(SY16)、人丸前(ひとまるまえ)Hitomarumae


高架上にある島式2線の駅です。
北側に人丸山があり、柿本人麻呂が祀られた柿本神社があります。
(なお、「人丸」とは「人麻呂」のことです。)
その柿本神社の南側には明石市立天文科学館があります。
また、駅の南には中崎公園があります。
駅ホーム真ん中より少し明石駅寄りで東経135度線が通っており、
この線の所の時間を基準に、
日本標準時間を決めています。


隣のJR神戸線と共に高架を走ります。


上下線が広がり、引上線が間に入ります。


引上線が合流すると明石駅です。

17(SY17)、[山陽]明石(あかし)Akashi


高架上の2面4線の駅です。
明石の中心地にある駅だけでなく、
京急の横浜駅や京成の京成船橋駅と同じように、
大都市へ便利でかつ、早く行きたい人がJRに乗り換えるため、
利用客が多くなっています。
高架化は平成3年で、それまでの電鉄明石駅は、
今より50メートル程南の明石駅南口駅前広場付近にありました。
地上時代も2面4線でしたが、各ホームを結ぶのは構内踏切という、
旧態依然とした駅でした。
山陽電気鉄道本線は今でこそ1つの路線ですが、
昔は明石駅を境に、神戸側が兵庫電気軌道、
姫路側が神戸姫路電気鉄道(神姫電鉄)と分かれていました。
兵庫電気軌道と神戸姫路電気鉄道は、
各々別の明石駅のターミナルを持っていて、
神戸姫路電気鉄道は旧・電鉄明石駅の場所、
兵庫電気軌道は西国街道の明石港前交差点付近に明石駅がありました。
大正13年に兵庫電気軌道と神戸姫路電気鉄道が連絡体制を取るようになり、
昭和3年には双方との直通運転が実現しています。
明石は日本標準時刻を決めている東経135度線が通っている町で、
たこ焼き発祥の地でもあります。
最近は明石海峡大橋の開通により、
淡路島や四国の玄関口にもなっています。


明石駅を出ます。
直ぐ右カーブです。


少しの間JR神戸線と併走します。


ビルの間を縫っていきます。


やがて左カーブになり、JR神戸線と分かれます。
今まで結構多くの区間で併走していましたが、
それもここで終わりで、
終点の姫路駅までJR神戸線と併走する区間はありません。


平成3年に明石駅付近が高架化された時は、
ここら辺で地上に降りていたのですが、
平成30年にこの先も高架化されました。
高架橋なので分かりにくいのですが、
手前の架線柱の次の架線柱とその次の架線柱付近で、
明石川を渡ります。
明石川は神戸電鉄の藍那駅付近から流れている川です。


緩い上り勾配を上ると、西新町駅です。

海辺の急行・山陽電鉄本線7

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