
町から港を結ぶ、万葉線6
16、吉久(よしひさ)Yoshihisa

線路の両側に乗降箇所を示す描示があるだけの電停です。
西側(写真左手)が越ノ潟駅方面、東側が高岡駅電停方面です。
道路が狭く、普通に走ると自動車のタイヤが乗降箇所にかかってしまいます。
昔ながらの住宅地に倉庫などが点在しています。

倉庫に沿って走ります。

信号の無い交差点を過ぎます。

左手工場、右手住宅が続きます。

そして、突然、路面から外れます。
併用軌道はここまでで、
ここから先は越ノ潟駅まで専用軌道になります。
専用軌道入り口には、
レールによる自転車のスリップを注意する看板があります。

住宅地から抜けるように列車は進みます。

やや広めの荒れ地が左手に続きますが、
これは国鉄(現・JR貨物)新湊線の線路跡です。
JR新湊線は高岡貨物ターミナルまでになり、
この区間は廃止になりました。

JR新湊線の遺構を見ながら進みます。
17、中伏木(なかふしき)Naka-Fushiki

線路の両側にホームのある電停で、
西側(写真左側)の待合室がある方が、越ノ潟駅方面ホーム、
東側が高岡駅電停方面ホームになっています。
国鉄新湊線が旅客営業を行っていたときは、
同名の駅がすぐ横にありました。
電停名は「中伏木」ですが、
伏木の市街地自体は伏木港(小矢部川)を挟んで対岸にあり、
この電停の周囲はわずかな住宅と、
JFEミネラルの巨大工場があるのみです。

タンクを見ながら右カーブです。

右手はJFEミネラルの工場敷地になります。
左手は国鉄新湊線の廃線跡地が続きます。

巨大倉庫が見られ、
港に近いことが分かります。

カーブのまま六渡寺駅になります。
18、六渡寺(ろくどうじ)Rokudoji

相対式2線の駅です。日中のパターンダイヤ時は必ずこの駅で交換します。
この駅から高岡軌道線から新湊港線になります。
ただ、地元射水市出身で落語家の立川志の輔師匠によれば、
試験に出る可能性は無いそうなので、
覚える必要は無いようです??
なお、この駅は昭和60年まで新湊と言う駅名でした。
南側はJFEミネラルの工場で、
北側は国鉄新湊線の新湊駅跡地で、倉庫などが残されています。
そのため、この駅の入り口は工場の入り口の雰囲気があり、
うっかりすると、駅だと気付かないで通り過ぎる可能性があります。
六渡寺の集落は北側にあり、
この集落は源平合戦から続く由緒のある集落ですが、
現在は長閑な漁村の雰囲気になっています。
六渡寺は難読駅名で、誤読も多いようですが、
仏教用語の「六道(ろくどう/りくどう)」と言えばわかりやすく、
昔は六道寺と言う寺があったとされています。

六渡寺駅を出ると、
JFEミネラルの工場に沿って右カーブを曲がります。

上り勾配になります。
橋梁のようになりますが、
下に川はありません。

そして、庄川を渡ります。
左手は道路橋の庄川橋が架かっています。

結構長い橋梁です。

庄川を渡りきると、庄川口駅です。
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