古社寺を訪ねて・叡電鞍馬線1

叡山電鉄鞍馬線は宝ヶ池駅から鞍馬駅までの8.8qの路線です。
基本的に線内のみの運用は無く、
叡山本線の出町柳駅まで直通運転をしています。
叡山本線が大正14年に開通したのに対し、
鞍馬線は昭和4年に全通しています。
つまり、鞍馬線の方が新しいのですが、
運転形態的には叡山本線の八瀬比叡山口駅方面とイーブンで運転されています。
市原駅辺りまでは京都近郊の新興住宅地で、
結構利用客があります。
その先は山岳路線で、主な乗客は観光客になります。



01(E06)、宝ヶ池(たからがいけ)Takaragaike


3面4線の駅で、鞍馬線は西側の2線を使っています。
鞍馬駅行きホームは先端に低いホームがありますが、
これは京都市電がこの駅まで乗り入れていた名残です。
この駅は山に挟まれていて駅勢圏が狭いため利用客が少ないです。
そのため、乗換駅ながら無人駅になっています。
無人駅乗換駅を悪用した不正乗車防止のため、
乗り換え客は運転士に、
1、目的地までの切符や定期券を見せる。
2、ICカード利用者は下車時に車内のICカードリーダーに一旦タッチする。
3、切符もICカードも無い場合は、車内で目的地までの精算をする。
必要があります。


宝ヶ池駅を出ると、
出町柳駅行きの線から鞍馬駅行きの線への渡り線があります。


国道367号線と高野川を渡ります。


高野川を渡ると一旦下り勾配になりますが、
直ぐに上り勾配に切り替わります。


ここまで来ると、普通に畑が見られるようになります。


府道105号線と交差すると、八幡前駅です。

02(E09)、八幡前(はちまんまえ)Hachiman-mae


相対式2線の駅です。
駅のすぐ東側に応神天皇が祀られている三宅八幡宮があります。
なお、京都市営地下鉄烏丸線の国際会館駅はこの駅が一番近いのですが、
800メートル程歩くので、
余程目的地が「御池駅、三条駅経由では不便」にならない限りは、
乗り換える人はあまりいません。
(次の岩倉駅も大体900メートル程歩いての乗り換えです。)


左手は長谷八幡宮の御旅所(神輿を安置する場所)である、出亀山です。


左カーブを曲がります。


小さい用水路を渡ります。


新興住宅地を走ります。


再び左カーブです。


山が近付いてきます。


西福寺の敷地横を走ると、岩倉駅です。

古社寺を訪ねて・叡電鞍馬線2

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