古都の風景・嵐電嵐山本線5

08(A8)、帷子ノ辻(かたびらのつじ)Katabiranotsuji


嵐電北野線との乗換駅です。
一見、上の建物(ランデンプラザ帷子)は橋上駅舎のように見えますが関係なく、
電車は南側の入り口から乗降します(乗車のみ地下道からでも可能)。
ただ、線路を挟んだ南北の連絡は地下道の他、
建物の3階〜4階でも出来ます。
駅の南側には松竹の撮影所があります。
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駅名の元になった帷子辻は現在ないのですが、
平安時代、檀林皇后の遺言により、
自身の遺体をこの辻(十字路)に放置させて鳥や動物の餌にさせ、
更に腐敗し白骨化するまでの様子を僧侶に描かせたという、
怖いけど悲しい逸話があります。
(僧侶は「美しい女性が朽ちていく様」を描くことにより、
煩悩から脱し、修行に打ち込むことが出来たらしいです。)
なお、辻名の「帷子」はその檀林皇后の死に装束から来ています。


ホームは変則2面4線になっています。
南側(写真左手)の片面ホームは嵐山本線の嵐山駅方面乗り場です。
このホームは駅の改札口と直結しています。
北側の島式ホームは、
南側が嵐山本線の四条大宮駅方面乗り場、
北側が北野白梅町駅方面乗り場です。
なお、この島式ホームは切欠ホームになっており、
ホームの太秦広隆寺駅・撮影所前駅寄りの南側に、
北野白梅町駅方面乗り場がもう1線あります。


四条大宮駅方面から北野白梅町駅に直通運転する列車は、
配線上、嵐山駅方面の渡り線の先まで行き、
渡り線を通って折り返す必要があります。


帷子ノ辻駅を出て、上下渡り線を通ります。


右カーブを曲がります。


京都西側の山並みが近付いてきました。


両側の木々が線路上を覆い被さります。
ここで再び架線が直接吊架になります。

09(A9)、有栖川(ありすがわ)Arisugawa


有栖川駅は四条大宮駅寄りに嵐山駅方面乗り場があります。


踏切を挟んで嵐山駅よりに四条大宮駅方面乗り場があります。


右カーブを曲がります。


有栖川を渡ります。


今度は左カーブです。


カーブが終わると車折神社駅です。

古都の風景・嵐電嵐山本線6

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