都市近郊路線・豊橋鉄道渥美線1
豊橋鉄道は名古屋鉄道の子会社で、
鉄道路線は鉄道線の渥美線と、
市内軌道線の東田本線の2路線があります。
そのうち、渥美線の方は新豊橋〜三河田原間18.0qの路線になっています。
渥美線は渥美半島を走る近郊通勤路線で、
つい最近までは魅力的な旧型電車が多く走っていました。
しかし、平成9年の1500V昇圧時に、
元名古屋鉄道の車両に置き換わったため、一掃されました。
昭和50年代まで30〜60分毎のローカルダイヤでしたが、
現在は15分毎のネットダイヤに変貌して利用しやすくなっています。
(この特集は2016年5月取材撮影です。)
16、三河田原(みかわたはら)Mikawa-Tahara

三河田原駅は田原市の中心部にあります。
駅舎は平成25年に建て替えられました。
設計者は新国立競技場の選考で問題を起こしたあの人物A氏です。
現在の駅舎は、三河田原駅の車止めよりの線路と、
黒川原駅まで続いていた頃の廃線跡地を削ったスペースに造られました。
同時に、駅舎前に大きな駅前広場が造られ、
周辺の道路も拡幅されました。
また、伊良湖岬観光の玄関駅でもあり、
伊良湖岬の他、田原福江(旧・渥美町)、
田原赤羽根などの各方面にバスが出ています。

建て替え前の三河田原駅の駅舎です。蔵のようなデザインになっていました。
さほど古い駅舎では無かったのですが、
周辺の区画整理のため、取り壊されました。
駅舎の位置は今の駅舎と異なり、駅ホームに対し北側にありました。
田原は田原城跡を中心に数多くの遺産がある、歴史あふれる街で、
武士であり、画家でもある渡辺崋山ゆかりの地でもあります。
そう考えると前の駅舎の方が田原の玄関口にふさわしかった気がします。

旧駅舎時代の三河田原駅の車止めです。
今現在ここには現在の駅舎と駅前広場があり、
駅周辺の景色も激変しています。

三河田原駅は2面4線ですが、
通常は南側の島式2線(1番線、2番線)が使用されます。
北側の島式2線は一部列車のみの使用で、屋根は全くありません。
その他、一番北側に留置線が1線あります。

旧駅舎時代は2面3線で、一番北側1線に接する1面は駅舎に直結していました。

さて、三河田原駅を出発すると、線路が収束します。

汐川を渡ります。

左カーブになります。

市街地が続くので、住宅が多いです。

再び直線になり、ホームセンターの裏手を走ります。

工場などが見えてくると神戸駅です。
15、神戸(かんべ)Kambe

相対式2線の駅です。
パターンダイヤ時は必ずここで交換します。
長らくここは信号所だったのですが、
平成元年に旅客駅に昇格しました。
すぐ近くに県道28号線が通っているので、
大型電気店や大型ホームセンターが多く、
所々工場も点在しています。

神戸駅を出ると、右カーブになります。

右側が丘陵になります。

丘陵が途切れると、浅い切り通しになります。

今度は左カーブです。

庭の生け垣が綺麗です。

国道259号線の下を交差します。
この道路はバイパスで、
旧道は渥美線に沿って通っている、
県道28号線の田原街道です。

線路交差部分が少し盛り上がっている、
歩道橋の下を交差します。

林の中に入っていきます。

林の中を進みます。

カーブが多いです。
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