ほっトラム路線・豊橋鉄道東田本線1

豊橋鉄道東田本線は駅前電停〜赤岩口電停間の4.1qと、
井原電停〜運動公園前電停間の0.6qで成り立っている路線です。
豊橋鉄道と言うと、鉄道線である渥美線の方が注目されますが、
実は東田本線の方が豊橋鉄道のルーツになっています。
大正13年に豊橋電気軌道が、
今の東田本線である路線の一部区間を開通させました。
そして、昭和29年に今の社名に変更した後、
名鉄渥美線を引き受けて、
市内線と郊外線の2路線を持つ鉄道会社になりました。



(この特集は2019年2月取材撮影です。)

14、運動公園前(うんどうこうえんまえ)Undokoen-mae


運動公園前電停は運動公園通りの真ん中にある、
片面1線の電停です。
駅すぐ東側に岩田運動公園があり、
豊橋市民球場など、豊橋市民のスポーツの場になっています。
また、運動公園に接して水神池や平川神明宮もあり、
市民の憩いの場にもなっています。


運動公園前電停の車止めは、
運動公園前交差点の横断歩行前でぷっつりと終わっていて、
さほど余裕有効長を持っていません。
交差点南側では道路幅が狭くなることから、
延伸の可能性も無さそうです。


運動公園前電停を出ると線路を左に振ります。
次の井原電停までは昭和57年に開通しました。
当時は路面電車衰退期だったので、
チャレンジャーな新線開通にかなり話題となりました。


特に名前のない交差点を通ります。
右折矢印に「葦毛湿原」と言う看板が出ていますが、
4qほど離れていて、徒歩では40〜50分ほどかかります。
なお、水神池に行く場合は、この交差点を右折します。


皮膚科とクリニックの間を走ります。


再び名前の無い交差点です。
こういう電停間の道路信号は路面電車の運行と連動しているので、
赤信号に当たることはあまりありません。


全国各地で見られるチェーン店が次々に現れます。


炭火焼肉店と牛丼店の間を走ります。
肉々しいです。


井原電停交差点が近付きます。


細かく線路を右に振り、
井原電停の安全地帯を通りますが、
この安全地帯は運動公園前電停方面ののりばです。


日本の鉄道で一番急なカーブを曲がります。
半径11メートルしかありません。
狭い交差点をほぼ直角に曲がるので仕方の無いことだと思います。
なお、ほっトラムのT1000形電車は車体の関係でこのカーブが曲がれないため、
運動公園前電停発着の運用に就くことはありません。

12、井原(いはら)Ihara


赤岩口電停方面からの線路と合流すると、
井原電停です。
この1面1線の安全地帯は、駅前電停行き用です。
そのため、井原電停の下り電車は行き先によって乗降の場所が変わります。
ただ、下り方向は何れも次が終点で、
井原電停から態々一区間だけを乗る乗客は殆どいないので、
問題ないのかと思われます。


井原電停を出ます。
県道4号線の路面上を行きます。


き電線が右手から左手に移ります。
かつては右の脇道を200メートル程行った先に東田本線の変電所がありました。
(現在は競輪場前電停前に移転。)


岩田郵便局東交差点を通ります。


左カーブを曲がります。


カーブを曲がると競輪場前電停が見えてきます。


まもなく競輪場前電停です。

ほっトラム路線・豊橋鉄道東田本線2

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