雄大!大井川鐵道13

大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン)は、
千頭駅から井川駅までの25.5qの路線です。
井川線は線路の軌間は1067ミリメートルで、大井川本線と同じですが、
非電化なのと、車両限界が小さいという違いがあります。
元々は物資輸送と電源開発のために造られた路線ですが、
沿線の過疎化が進んだため利用客が減り、貨物は廃止され、
周辺道路の整備により、移動手段が自動車にシフトしたため、
路線としての存在意義が全くなくなってしまいました。
しかし、山奥の秘境を走るという、
景観の良い路線というだけでなく、
日本唯一のアプト式区間があるなど、
観光路線としてはかなりの需要が見込まれる路線となっています。
現在、この路線を使う地元住民は殆どなく、
大部分は観光客(ツアーも多く設定されている)と言う、
特異な路線となっています。



19、千頭(せんず)Senzu
(井川線)


千頭駅の大井川本線のホームと井川線ホームの間は、ミニSL公園になっています。
一部時間帯、ミニSLが運行されています。子供たちに人気です。


ミニSLの近くにはラックレールが飾ってありました。
井川線の一部区間はアプト式になっていて、
ラックレールが見られます。


絵が描かれている、客車が展示されています。
大きさからいって井川線で走っていた客車だと思われます。


井川線乗り場です。この写真だとよくわからないのですが、
線路側のホームの高さは、一段低くなっていて、車両の入り口高さと合わせています。
井川線乗り場は5番ホームだけです。
写真は千頭〜川根両国間のみの区間運転イベント列車です。


この角度で見ると、ホームの高低差が分かると思います。


井川線は千頭駅構内で、編成を繋ぐための入れ替え作業を頻繁にやっていました。


30分以上入れ替え作業をして、やっとホームに列車が入線してきました。


井川線客車車内(制御車)。
車両は平成2年製で比較的新しいです。ただ、扉は手動です。
シート配置は2+1人の構成になっています。


制御車運転台。制御車は常に井川方向に取り付けられます。
前面(後面)展望ができるのは、この制御車で、
千頭方向は機関車が取り付けられているので、展望ができません。
マスコンは、ディーゼル機関車用と、アプト電気機関車用二つ付いています。
真ん中がディーゼル機関車用で、左にちょこっとあるのが、電気機関車用です。

20、川根両国(かわねりょうごく)Kawane-Ryogoku


井川線は、時速10〜20キロメートルという超スローペースで走ります。
5分ほどで最初の駅、川根両国駅に着きます。
側線が沢山あり、井川線の車両工場や運転事務所があります。
ここで区間運転のイベント列車に出会いました。

21、沢間(さわま)Sawama


低くて狭くて短い、うっかりするとホームだと気づかない片面ホームがあるだけです。
私の乗った列車は7両編成なので、殆どの車両がホームからはみ出していました。


沢間〜土本間の鉄橋。車掌のアナウンスだと、3本の川が合流している地点だそうです。
車掌は所々で、車窓案内をします。
乗客は95パーセント以上は観光客で、地元住民は殆ど利用していないようです。

22、土本(どもと)Domoto


駅前にある4件中3件が「土本」さんちの家の駅。
駅前には4件しかないので、殆ど利用客がいません。

雄大!大井川鐵道14

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