雄大!大井川鐵道12

19、千頭(せんず)Senzu
(大井川本線)


電車は大井川本線の終点、千頭駅に入ります。
駅構内はものすごく広いです。
写真ではわかりにくいですが、実際見るとその広さに圧倒されます。


千頭駅の大井川本線は、2面4線です。
ホームには2両弱分屋根がありますが、
大井川鉄道の駅ではもっとも立派な屋根です。
ただ、ホームに屋根のかかっていない部分が100メートル以上あります。
普段のワンマン2両電車は特に問題ありませんが、
SL急行は編成が長いので、雨の日は大変です。
SL急行は機関車分屋根の長い3番ホームにとめることが多いようです。
なお、この2面4線の他側線が多数あり、
本線ホームと井川線ホームの間の側線群(3線)は、
イベントに使われることがあります。
井川線ホーム(1面1線)の西側の側線群(7線)は架線がなく、
井川線用留置線(車庫は川根両国にあります)になっています。
そして、一番西側の架線がある側線(3線)は、
保線車両や貨車、廃車体などが置かれています。


蒸気機関車の付け替えの関係で、ホーム車止めよりに渡り線があります。



〜閑話休題のおまけ〜


新金谷駅に入る手前の枝線のような側線に置かれていた、
元西武351系電車のモハ310形+クハ510形です。
写真の2003年当時では、
すでにカルダン車で営業車両が充足されていたので、
運転されていませんでした。
今は解体され、存在していません。


千頭駅の端の側線には、元近鉄の電車や井川線の旧客車などがありました。
そして奥には日本初のアルミ電車、
元北陸鉄道のモハ6010形+クハ6060形が・・・。
2003年にはもう休車になっていて、
運転されていませんでした。
乗ってみたかったのですが・・・。


こちらもです。奥には切り離された元北陸鉄道のアルミ電車が・・。


中央部の側線にどかっと置かれた痛んだ貨車です。
現在は撤去されています。


今は使われていないと思われる貨車や客車など結構見られました。
一部の貨車は今現在も千頭駅に留置されています。


元近鉄のモハ16000形+クハ16100形が発車します。


元京阪の電車。クハ3507形+モハ3008形です。
まだまだ使えそうでしたが、東急から来た7200系電車に置き換えられて、
廃車となりました。

〜SL〜


新金谷駅にて。
丁度次発のSLが金谷に向かって逆進していました。
今日はC11形蒸気機関車がお勤めらしいですね。


結構ピカピカで手入れがしてあります。
この機関車は一定期間きかんしゃトーマス号に改造されます。


千頭駅にて。
しばらくたたずんでいると、SL急行が到着しました。
他地方のSL列車に比べると客車編成が長いです。、
多分7〜8両編成の客車が連なっていたと思います。
客も通勤電車並に大勢乗っていて、「さすが本場!」と思いました。
そんなSLと、ワンマン2両電車の落差が激しいですが・・。


静態保存されている、49616蒸気機関車。
千頭駅で展示されています。

〜架線柱関係〜


かつて大井川本線のあちこちで見られた、
弓状のビームです。
ある意味、大井川鐵道本線を象徴するビームだったのですが、
2000年初頭から普通の片持式単ビームに交換されはじめ、
現在は全滅してしまいました。
(かなりの数があったのですが、
恐ろしいスピードで交換してしまいました。)
おそらく、ビームを支えるアームタイが細い上に老朽化していて、
支持しているフィーダメッセンジャーカテナリーの重量で、
将来的に脱落などの危険があったため、
交換したのだと思われます。
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図解です。
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ここからは大井川鐵道井川線の特集です。
雄大!大井川鐵道13

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