雄大!大井川鐵道1
大井川鐵道大井川本線は、
金谷駅から千頭駅までの39.5qを結んでいる路線です。
沿線は起点の島田金谷を含め、
特に大きな都市を通るわけでもなく、
沿線の小さな集落を結ぶだけなので、
利用客はあまり多くありません。
そのため、昭和50年代からSL運転を開始し、
観光需要の掘り起こしに力を入れるようになりました。
現在では、大部分が観光客になり、
沿線住民用の電車の運転本数は徐々に減っています。
平成初期頃までは60分ヘッドで、電車急行も運転されていたのですが、
現在は60分〜180分ヘッドと言う、
あまり使えないダイヤになっています。
大井川本線は電化された全長40q近い路線ですが、
電車の車両数は現在、8両しかなく、
(2022年現在、元東急車2両×1本、元南海車2両×2本、元近鉄車2両×1本)
SLの補機やSLの代走で使う、
ELによる客車牽引列車用の電気機関車6両を含めても、
(2022年現在、生え抜き2両、元住友大阪セメント車1両、元西武車3両)
14両しかありません。
一方、蒸気機関車は4両、客車は21両もあり、
それらの合計は25両で、電車+電気機関車より上回っています。
(大井川本線は2016年5月に、井川線は2003年取材撮影しています。)
00、金谷(かなや)Kanaya

大井川鉄道金谷駅駅舎です。普段は閑散としていますが、
観光客の多い時期は、駅舎内が混雑します。
駅舎内はみやげ店と切符販売窓口があります。
窓口は混雑時しか開けてないようです。

大井川鉄道金谷駅ホームです。単純な片面ホーム1線です。
屋根のつくりなども簡単な構造です。
東海道本線の熱海駅行方面ホームと同一面ですが、
柵があるので自由に行き来出来ません。

金谷駅に進入する21000形電車です。
この電車は元南海の電車です。
カラーリングは元南海標準カラーの懐かしいものとなっています。

21000形電車の運転台です。
ワンマン運転のため、背後には運賃徴収箱があり、
マスコンはデッドマンタイプになっています。
内装は木目調になっています。

21000形電車の車内です。今のようなリクライニングシートでなく、
昔ながらの硬いセミクロスシートになっています。

金谷駅を出ると、
少しの間だけ、横に架線のない線路が並走します。
これは東海道本線と大井川鐵道線の連絡線だったもので、
かつては国鉄の電車が大井川鐵道に乗り入れていました。
(乗り入れ当時は架線が張られていて、線路も繋がっていました。)

横の連絡線跡はすぐ途切れます。

大覚寺の横を走ります。
JR東海道本線は少し高いところを走っています。

勾配を下っていきます。

草生した中を走ります。

少し離れていたJR東海道本線が近づきます。

隣のJRも下り勾配ですが、
大井川本線の方が勾配の角度があるので、
少しずつ高低差がつきます。

左カーブをゆったり曲がります。

かーぶのまま大代川を渡ります。

大代川を渡った後もカーブが続きます。

両側が草で覆われた中を走ります。

やがて住宅地になります。

県道230号線の下を交差します。

県道を交差すると、
新金谷駅の構内になり、
大代川から続いている側線が合流すると新金谷駅です。
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