都心から小江戸へ・西武新宿線3
06(SS06)、沼袋(ぬまぶくろ)Numabukuro

上下相対式2線のホームの間に上下通過線のある駅です。
かつては島式ホームの外側に上下通過線があったのですが、
通過線を通るのにかなり低い制限速度を受けるので、
新井薬師駅同様、ホームを延長する際、今の形に改良されました。
ただ、今でも前後で制限速度区間があるため、
通過線を時速60q程度でノロノロ通過します。
駅周辺は住宅密集地ですが、南側に平和の森公園があります。

沼袋駅を出ると送電線が南に分かれていきます。

住宅密集地が続きます。

カーブを曲がると野方駅です。
07(SS07)、野方(のがた)Nogata

新宿線では珍しい島式2線の駅です。
沼袋駅よりで環七通りが下を交差しています。
駅周辺は下町のような繁華街になっています。

次の都立家政駅までは直線で、急行は時速80〜90qを出します。

しかし、その直線も僅かで、すぐにカーブの都立家政駅になります。
08(SS08)、都立家政(とりつかせい)Toritsu-Kasei

相対式2線の駅です。
かつては東京府立中野家政女学校が駅近くにあったため、
「府立家政」駅と言う駅名でした。
その後、東京府立中野家政女学校が東京都立中野高等家政女学校なったため、
「都立家政」駅に駅名を変更しました。
更にその後、東京都立中野高等家政女学校は東京都立鷺宮高等学校になったのですが、
もうすでに駅名が定着してしまったため、再度の駅名変更はせずに今に至っています。

都立家政駅を出てくだり勾配をくだり、カーブが終わるとすぐ鷺ノ宮駅です。
新交通の西武山口線を除くと西武鉄道最短の駅間距離で、
0.5qしかありません。
09(SS09)、鷺ノ宮(さぎのみや)Saginomiya

2面3線の駅ですが、退避待ち出来るのは下り線だけです。
都立家政駅よりに下り本線(中線)と上り線の渡り線があるので、
一見、中線を上り通過線に出来そうですが、
下井草駅よりには上下の渡り線がありません。
下りのホームは都立家政駅よりに、
上りのホームは下井草駅よりにずれています。
また、下り本線は両側にホームがありますが、
上りホーム側は柵がしてあるので、乗降分離することは不可能です。
前後の駅に比べると若干利用客の多い駅ですが、
これは殆ど急行停車駅と言うことだけで押し上げているので、
特に鷺ノ宮の駅勢圏人口が多いわけではありません。
そのため、以前あった新宿線地下急行線計画では、
高田馬場駅の次は上石神井駅と、鷺ノ宮駅の設置予定はありませんでした。
なお、駅名は「鷺ノ宮」ですが、地元の町名は「鷺宮」になっています。

鷺ノ宮駅を出ます。緩いのぼり勾配になります。
なお、鷺ノ宮駅から鷺ノ宮変電所まで社内CVT送電線が併架されています。

カーブを曲がります。
縮尺の小さい地図を見ると、鷺ノ宮駅から東伏見駅まで直線のように見えますが、
実は、このカーブ、下井草〜井荻間のカーブ、上井草〜上石神井間のカーブと、
3箇所カーブがあります。

鷺ノ宮変電所脇を通ります。そのほんの少し先に広い空間があるのですが、
ここにはかつて西鷺ノ宮駅がありました。

直線で行くと、下井草駅です。
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