武蔵野快走・西武池袋線20

眼下にスケートリンクの廃墟を見ながら、カーブを曲がると川地トンネルです。
少し長いトンネルです。

川地トンネルを抜けます。

山肌に沿って走ります。

高架上を進みます。

直線になって進むと横瀬トンネルになります。
横瀬トンネルは途中でカーブになっています。

横瀬トンネルを抜けると、
視界が広がり、生川の谷を直線で快走します。

生川の谷は高架で渡ります。

線路用地が複線分になります。

そして、右側の用地が広がります。
ここにはかつて東横瀬貨物駅がありました。
この東横瀬貨物駅のあった三菱セメント(現・宇部三菱セメント)からセメントを積み込んで、
JR武蔵野線まで貨物運転していました。
貨物列車は私鉄最大級のE851形電気機関車が牽引していました。

勾配をくだりながらカーブを曲がり、ベルトコンベアの下をくぐります。

横瀬車両基地の検修棟横を走ります。
たまに変わった車両を見ることが出来ます。

横瀬車両基地の用地が広がると、横瀬駅です。
39(SI35)、横瀬(よこぜ)Yokoze

島式2線の駅です。
最近、芦ヶ久保駅に変わり特急停車駅になりました。
この駅は横瀬車両基地内なので、側線が沢山あります。
横瀬車両基地は電気機関車や貨物列車専用に造られた電車基地なので、
貨物列車廃止後は殆ど施設を遊ばせている状態になっています。
そのため、車両基地の芦ヶ久保駅よりは、廃車車両の解体場化しています。
E31形電気機関車の引退を最後に一般車両の所属はなくなり、
工事用の車両のみの在籍になっています。
検修棟は余裕があるので、E851形電気機関車1両や5000系初代レッドアロー先頭車1両、
オリジナルタイプの101系電車1両、
西武最後のつりかけ電車の351系電車1両、その他旧型電気機関車4両を静態保存しています。
西武鉄道で鉄道イベントを行う場合の会場は、
西武車両の工場かこの横瀬車両基地になることが多いです。
そのため、鉄道ファンではすっかり有名な車両基地になってしまいました。
横瀬駅は横瀬の町の中心にある駅だけでなく、
武甲山登山や羊山公園観光の最寄り駅でもあるので、
そこそこ利用客があります。
特に秩父市街が見渡せる羊山公園の芝桜の開花時には多くの観光客が訪れます。
秩父鉄道乗り入れ列車は、西武秩父駅の配線の関係でこの駅で増解結します。
長瀞駅行きは、西武秩父駅にはとまらず、秩父鉄道御花畑駅にとまります。
三峰口駅行きは、西武秩父駅に停車後スイッチバックをして秩父鉄道に乗り入れます。
・・・と言うわけで池袋駅発の三峰口駅行きは、
飯能駅と西武秩父駅で2回スイッチバックすることになります。
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