武蔵野快走・西武池袋線12
26(SI25)、元加治(もとかじ)Motokaji

島式2線の駅です。
池袋駅〜飯能駅間では一番利用客の少ない駅です。
・・・と言うとかなり利用客が少なそうな感じがしますが、
乗降人員は6千人程度あり、そこそこ利用客がいます。
駅舎と反対側の空き地は、かつての貨物側線で、
入間川河川敷方向に貨物支線がのびていました。
駿河台大学があるため、大学生の利用もあります。

元加治駅を出るとのぼり勾配になります。

のどかな風景の中直線で行きます。

JR八高線と交差します。
かつてはここに笠縫信号所があって、
ここから先は単線でした。
池袋線の複線化にあわせて、
JR八高線をガーダ橋から高架橋にしました。

上下線が離れカーブを曲がります。

上下線が再び近付くところから、飯能短絡線用地が分かれていきます。
飯能短絡線は、この地点から東飯能駅間を結んで、
飯能駅でスイッチバックすることなしに、
西武秩父駅方面に行けるようにする予定の線です。
しかし、貨物列車の廃止で機まわしを考える必要性がなくなったこと、
西武秩父駅方面の利用客が減ったこと、
飯能駅に駅ビルを造りターミナル化したことなどから、
当面飯能短絡線を建設する必要性がなくなったため、
いまだ着工せず、用地を放置しています。

住宅が増え飯能の市街地に入ります。
飯能短絡線が分かれる地点に2代目笠縫信号所があって、
そこからしばらくの間単線だったのですが、
つい最近、飯能駅手前まで複線化されたあと、
とうとう飯能駅まで完全複線化されました。

カーブを曲がり、西武秩父駅方面からの線路と合流すると、飯能駅です。
27(SI26)、飯能(はんのう)Hanno

3面4線と側線のある駅です。
この駅はスイッチバック駅なので、
西武秩父駅方面へ行く電車は進行方向が逆になります。
また、10両編成が走れるのはこの飯能駅までなので、
池袋駅や元町・中華街駅、新木場駅から来た電車は殆どこの駅どまりです。
北側の駅ビル(写真右)側のホームは特急専用ホームです。
残りの2面3線のうち、
両側にホームがある中線は主に西武秩父駅行きの電車が使います。
駅ビルはホテルと西武系のショッピングセンターが入っています。
以前、ホテルも西武系のプリンスホテルだったのですが、
経営再編の関係で、今は西武とは関係ない企業のホテルとなっています。
プリンスホテルの開業理由は、
飯能にある西武系ゴルフ場のプレイヤー客や観光客の宿泊を当て込んだものでした。
しかし、長引く不況で経営は芳しくなかったようです。
飯能駅は珍しく北側の方が栄えていて商店街になっています。
南側は普通の住宅地でその先はニュータウンになっています。
近場には能仁寺や天覧山、奥には竹寺、名栗湖などがあるため、
休日はハイカーの利用客が多いです。
また飯能名栗の集落に行く人もこの駅でバスに乗り換えです。

飯能駅は車止めまでの距離が結構あります。
かつては前方の道路の先まで機まわし線がありました。

飯能駅を出ます。
複雑な分岐器を通過した後、すぐに池袋駅方面の線路と分かれます。

連続急カーブになります。

飯能短絡線用地とJR八高線に合流し、すぐ東飯能駅です。
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