武蔵野快走・西武池袋線10

22(SI21)、武蔵藤沢(むさしふじさわ)Musashi-Fujisawa


相対式2線の駅です。
この駅の部分だけ軌道が省力化軌道になっています。
かつて、この駅は上下線の食い違った島式2線のホームで貨物用側線がありました。
池袋〜飯能間で最後まで構内踏切が残っていた駅だったのですが、
貨物用側線跡地を利用し、
今の跨線橋つき(その後橋上駅舎化)の相対式2線に改良しました。
ただ、この工事のため武蔵藤沢駅は停車場から停留場に格下げされています。
かつての貨物側線は、
横にあった西武建設の関係資材を積み込みしていたのだと思われるのですが、
西武建設はなくなってしまい、今は大型モール街になっています。
南側は住宅密集地ですが、西側と東側は区画整理が進んでいます。


武蔵藤沢駅を出ると行政道路の下をくぐります。


直線を快走します。


不老川を渡ると家並みが切れ、のぼり勾配になります。


雑木林の中を行きます。


カーブを曲がり、踏切を過ぎると、視界が広がります。


くだり勾配をくだり、すぐのぼり勾配になります。
車窓左手は元基地跡地で荒地になっています。
右手は航空自衛隊入間基地の敷地です。


勾配をのぼっていきます。


やがて左手車窓も入間基地の敷地になります。
かつてはこの付近に下原貨物駅がありました。
つい最近まで線路や架線、詰め所などが残っていたのですが、
架線柱交換工事にあわせて、
すべて撤去されてしまい、分からなくなってしまいました。
線路跡などは基地の道路や駐車場になっています。


カーブを曲がると稲荷山公園駅です。

23(SI22)、稲荷山公園(いなりやまこうえん)Inariyama-Koen


相対式2線の駅です。
武蔵藤沢駅側の注意看板には、
「改札を通らないで出た場合、自衛隊隊員に身柄を拘束されます。」
と言う恐ろしい看板があります。
前までこの駅は四方入間基地に囲まれていたのですが、
基地の敷地が縮小し、今では武蔵藤沢駅よりの一部分しか基地にかかっていません。
ホームと基地の間には槍付き&侵入センサー付の柵がありますが、
上りホームに接する一部分だけ一時的に柵が取り外せるようになっています。
これは、航空祭のとき、この柵を外して、基地に直接入れる臨時改札口を設けるためです。
駅名の通り埼玉県立狭山稲荷山公園が駅の真ん前にあります。
稲荷山公園が出来たのは昭和48年で、その前は米軍住宅「ハイドパーク」、
更にその前は帝国陸軍航空士官学校でした。
しかし、この駅の駅名は昭和8年の開業時から「稲荷山公園」駅になっていて、
当時の路線図にも稲荷山公園が出ています。
この路線図の「稲荷山公園」は別の公園なのかなんだかは分かりません。
昭和13年に陸軍航空士官学校が出来たので、更にその前は公園だったのかもしれません。
入間基地での航空祭の時は快速急行や特急が臨時停車します。
また、普段は見られない普通&準急入間市駅行きも臨時運転されます。
駅周辺は入間基地と狭山稲荷山公園しかなく、
住宅地は見られないのですが、
入間市駅よりには東京家政大学があるため、女子大生の利用が多いです。


稲荷山公園駅を出ます。
右手は狭山稲荷山公園、前方の体育館のような建物は、
狭山市立博物館です。


東京家政大学と狭山稲荷山公園の間を走ります。
稲荷山公園駅と入間市駅は0.9qしかなく、
しかも入間市駅よりは急カーブになっているため、
時速70qまで達する(市立博物館横付近)とすぐ減速になってしまいます。


豊岡変電所脇を急カーブで曲がると、入間市駅です。

武蔵野快走・西武池袋線11

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