武蔵野快走・西武池袋線8

18(SI17)、所沢(ところざわ)Tokorozawa


3面5線と側線1線の駅ですが、
西武池袋線の部分は2面3線と側線1線です。
上り線は1線のみで、ホームは新宿線の上りと共用になっています。
そのため、上り同士の乗り換えは便利です。
一方、下り線は島式2線になっています。
新宿線下りとは全く正反対の位置にあるため、
下り同士の乗り換えは跨線橋を使わなければならず不便です。
下り線は主に一番外側の線に停車するのですが、
後続の飯能駅行きが迫っている先着の小手指駅行きは、
交互発車が出来るよう、内側の線にとまることが多いです。
また、特急レッドアロー号も内側の線にとまります。
側線はJR武蔵野線西武連絡線に続いています。
かつては貨物列車がこの線を通っていたのですが、
今は新車の搬入や譲渡車の搬出、
多摩川線の検査車両の甲種輸送に使われるのみです。


駅は武蔵野鉄道&旧西武鉄道時代からのホームを、
長い間改修しながら使い続けていたので、
ホーム屋根や跨線橋がかなり老朽化していました。
そのため、抜本的改良工事に着手し、
平成25年に巨大な橋上駅舎が完成しました。
橋上駅舎は広々していて、
西武としては池袋駅に次いで本格的な駅ナカ店舗を改札内に展開しています。
その他、改札外や東口にも店舗が多数入っていて、軽いショッピングが楽しめます。
秋津駅よりの跨線橋は乗り換え専用で、
改札口はありません。
かつては西所沢駅よりにも跨線橋と南口改札があったのですが、
巨大橋上駅舎完成後は廃止され(東西連絡通路のみ存在)、
南口へは橋上駅舎からの連絡通路で行く形になりました。
なお、南口は西武百貨店がテナントで入っている「ワルツ」に繋がっています。
駅ビルは西口と南口の間にあり、レストランや本屋の入ったガラス張りの小型駅ビルです。
西口は昔からの出口で、巨大橋上駅舎完成前は新宿線下りホームと直結していて、
同線下り列車からの所沢駅利用客は便利だったのですが、
現在は西口に出るのに、一旦、橋上駅舎の改札口を出るため、
階段ののぼりおりが必要になってしまいました。
西口駅前には広いロータリーと、繁華街、デパートがあります。
西口の西武百貨店の裏側には西武電設工業の工場があります、
この工場はついこないだまで西武所沢工場でした。
東口も広いロータリーがあり、その先には西武ホールディングス本社ビル
(西武鉄道本社ビル)が建っています。
池袋線の上下線と新宿線の上下線の方向はあべこべで、
所沢駅に始めてきた人は迷ってしまうことが多いです。
これは池袋線がS字カーブを描いて所沢駅に入っているためです。
元々武蔵野鉄道は旧西武鉄道の前身、
川越鉄道の所沢駅には乗り入れない予定だったのですが、
国の支持によりしぶしぶ線路をS字に曲げて乗り入れたので、
このようなことになってしまいました。


所沢駅を出ると一度線路を左にふってから右カーブになります。
右カーブになると、新宿線の上を交差します。
ここら辺は緩い上り勾配になっています。


新宿線の上を交差します。
まだ右カーブが続きます。


更に右カーブが続きます。時速60q以上出せません。


カーブが終わると直線になります。


やがてくだり勾配になります。


横に狭山線の引き上げ線が1線始まり、
複雑な分岐器を通ると、西所沢駅です。
なお、写真の地点には変電所もあり、
社内送電線が山口(西武球場前)及び、
小手指、藤沢、豊岡(入間市)の各変電所に繋がっています。

19(SI18)、西所沢(にしところざわ)Nishi-Tokorozawa


3面4線の駅です。
下り線は駅の先に上下線渡り線はないのですが、
上り側にそれがあるため、
注意現示で時速55qに落としてから停車します。
池袋線だけに限ってみると相対式2線です。
狭山線も相対式2線ですが、
基本的に池袋線の下り線と同一ホームで乗り換えられるよう、
池袋線側の線にとまります。
臨時列車を運転しない日の朝夕は、一番西側の狭山線専用ホームを全く使わないので、
その時は跨線橋通路の途中でロープ閉鎖します。
西所沢駅は初代小手指駅ですが、
小手指駅だった時代は短く、すぐに西所沢駅に改称されました。


西所沢駅を出ると右に左にカーブします。
盛土の所で東川を渡ります。


左にカーブします。途中で歩道橋の下をくぐります。


直線になります。
上に2回線の西武鉄道社内送電線が通っているので、
架線関係がごちゃごちゃしています。


住宅と畑の中を行きます。


上下線が分かれると小手指駅です。

武蔵野快走・西武池袋線9

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