短距離幹線・京王井の頭線1

京王井の頭線は、渋谷駅から吉祥寺駅までの12.7�qを結んでいる路線です。
井の頭線は京王電鉄の路線ですが、他の京王電鉄の路線と趣が異なっています。
大きな違いは線路幅で、他の京王電鉄の路線の線路幅が1372ミリなのに対し、
井の頭線の線路幅は1067ミリになっています。
線路幅が違うので他の京王の路線と車両を共通に使うことが出来ず、
井の頭線は全く異なる車両を使っています。
井の頭線の線路幅が他の京王の路線と異なるのは、
かつてこの路線は小田急電鉄の系列会社(系列会社化当時は小田原急行鉄道)、
帝都電鉄の路線だったからです。
帝都電鉄はその後小田原急行鉄道に合併した後、小田急電鉄の路線となり、
戦時中の交通統制により京王電気軌道、京浜急行電鉄、相模鉄道とともに、
東京急行電鉄に合併となりました。
戦後、吸収合併会社は東京急行電鉄から再び分離独立したのですが、
元帝都電鉄の路線は小田急電鉄には戻らず、
京王帝都電鉄(旧・京王電気軌道)の路線になりました。
これは、京王が他の分離会社より利用客が少なく、
安定した経営が出来ない可能性があったからです。
長らく京王は井の頭線の前身、
帝都電鉄に敬意をはらって「京王帝都電鉄」と言う社名にしていましたが、
「帝都(皇居のある都の意)」と言う言葉が死語になってきたので、
平成10年にとうとう「帝都」を外し、「京王電鉄」になりました。
井の頭線は地味な存在ですが、利用客はかなり多いです。
ただ、大部分は他路線との接続駅の利用客で、
その他の中間駅の利用客はおとなしめです。
井の頭線は短い路線ながら急行が走っています。
しかし、緩急接続できる駅が永福町駅しかないので、
本数が多いラッシュ時間帯は運転することができません。
また、その他の本数の多い時間帯も急行はスピードダウンします。



17(IN17)、吉祥寺(きちじょうじ)Kichijoji


井の頭線の吉祥寺駅はくし型の相対式2線になっています。
駅ビルに突っ込むようにホームがあり、
左右は雑居ビルに囲まれてせまっ苦しい感じがします。
JRの吉祥寺駅も同じ高さの高架駅なので、
乗り換えは一度1階に降りてまたのぼる形になっています。
JR中央線沿線から渋谷駅へは井の頭線を使わず、
新宿駅乗り換えJR山手線、埼京線でいく方法もあるのですが、
山手線や埼京線の混雑した車両に乗るより、
始発で何本か待てば確実に座れる井の頭線を使った方が楽なので、
通勤時間帯を中心に井の頭線乗り換え客が多くなっています。
吉祥寺駅自体も駅周辺にデパートや大型商店街が林立しているので、
ショッピング客の利用が多いです。
また、武蔵野市の中心に位置する駅なので、各方面にバス路線がのびています。


吉祥寺駅を出ます。シーサスを過ぎるとくだり勾配になります。


吉祥寺の市街地を抜け、住宅地の中を行きます。


井の頭公園の横を走ります。


神田川を渡るともう井の頭公園駅です。

16(IN16)、井の頭公園(いのかしらこうえん)Inokashira-koen


路線名の元になっている駅で、相対式2線になっています。
普段は各駅停車しかとまりませんが、多客時は急行が臨時停車します。
井の頭公園はすぐそばですが、
吉祥寺駅からだと別に井の頭線を使わなくても歩いて簡単に行けるので、
専ら渋谷方面からの利用客で占めています。
井の頭公園の中には井の頭池があり、神田川の水源になっています。


井の頭公園駅を出るとカーブになります。
井の頭線はこまごまとカーブがあります。


短い区間直線になります。
左側の神田川沿いは緑地帯になっています。


神田川の横を走るとカーブになります。


カーブを曲がると三鷹台駅です。

15(IN15)、三鷹台(みたかだい)Mitakadai


相対式2線の駅です。立教女学院のすぐ横にあります。
南側は広範囲に住宅が広がっていますが、
この駅に向かうバス路線が少ないので、利用客はそこそこしかありません。


三鷹台駅を出ます。
京王は線路に除草剤をあまり撒かないのか、
線路に雑草が生えている区間が多いです。
一面的には自然的ですが、見方によってはローカル線臭いです。


切通しになり、いくつかの道路と交差します。


カーブを曲がると久我山駅です。

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