新しい街並みへ・京王相模原線1
京王相模原線は、調布駅から橋本駅までの22.6qを結んでいる、
京王電鉄の2番目の幹線です。
元々は調布駅から京王多摩川駅までの短い支線だったのですが、
昭和40年代後半に順次延長していき、平成2年に橋本駅まで全通しました。
新しく開発された多摩ニュータウンを結ぶ足として建設された路線なので、
沿線は近未来的な街並みが多く、
昭和末期から平成初期まで、
トレンディドラマなる洒落たドラマの舞台によく相模原線沿線が使われました。
最近は多摩ニュータウンが経年劣化している上、
同時期に開発された余波で人口減に悩まされていますが、
多摩ニュータウン外の稲城や若葉台、南大沢、橋本などが急発展してきているので、
まだまだ将来性のある路線だとおもいます。
12(KO45)、橋本(はしもと)Hashimoto

橋本駅は高架上にある島式2線のホームです。
ホームは京王のアイデンティティを重視し、
柱などがこげ茶色に塗られていますが、結構暗い感じがします。
なお、JRののりばは地上にあります。
JRとのりかえはさほど不便ではありませんが、
若干長い通路を歩かされます。
相模原線が開通する以前の橋本駅とその周辺は、
単なる国鉄横浜線と非電化で本数の少ない国鉄相模線の乗換駅なだけで、
駅周辺ものどかな住宅地でした。
しかし、相模原線の橋本開通及び、JR相模線の電化などがあり、
急速に発展しました。
今では相模原市の新しい中心として、様々な行政機関が集まりつつあります。
駅周辺はデパートや大型量販店、マンションなどが多く、
駅の利用客も結構あります。
なお、京王電鉄は殆ど東京都に属し、
東京都のための大手民鉄のような感じがしますが、
この橋本駅と若葉台駅、京王稲田堤駅のみ神奈川県に属しています。

橋本駅の車止めです。
この先、城山や相模原津久井の方に延長する予定でしたが、
京王の経営事情から延長されず、今に至っています。
車止めの先にはマンションが建っていて、
延長はもう殆ど不可能な状態です。

橋本駅を出ます。
すぐシーサスがあり、カーブを曲がります。

JR横浜・相模線の上を交差すると、くだり勾配になります。
線路はカーブが少なく、時速110q出します。
なお、相模原線は京王多摩川駅まで踏切がありません。

相模原橋本の市街地を突っ切ります。

再びくだり勾配になります。

カーブを曲がり境川を渡ると東京都に入ります。
11(KO44)、多摩境(たまさかい)Tama-Sakai

多摩境駅は、東京都町田市の小山地区にあってそこそこ住宅があるのですが、
開通時は駅がありませんでした。
駅を造らなかったのは、建設補助金の関係だったと言われています。
(ニュータウン鉄道等整備事業費補助は、ニュータウン内の駅+1駅のため)
しかし、当然駅の需要があるところなので、
開通から1年後にはこの駅が造られました。
駅周辺の地名は小山ですが、駅名は近くの境川から採って、
「多摩境」駅にしています。
駅は相対式2線で、南大沢駅よりは切通しになっています。
駅周辺は住宅が多いのですが、
まだまだ北の丘陵側には自然が残っています。

多摩境駅を出るとすぐにトンネルに入ります。
トンネルの上には小山内裏公園があります。

トンネルを出ると、切通しの中をカーブで曲がります。

カーブを曲がり終わり、保線用側線が合流すると南大沢駅です。
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