東京の山へ・京王高尾線1
京王高尾線は北野〜高尾山口間の8.6qの路線で、
高尾山観光のため御陵線の路盤を再利用して建設されました。
全線開通は昭和42年と比較的新しいのですが、
高尾山は都心から手軽にいける観光地なので、
休日は多くの観光客が利用します。
しかし、沿線の大部分が宅地化されていて、
通勤通学客輸送の比率が高くなっています。
07(KO53)、高尾山口(たかおさんぐち)Takao-Sanguchi

高尾山口駅は高架の上にありますが、
車止め方向は盛土になっています。
JR中央線は高尾山登山口から離れたところに高尾駅を造ったのに対し、
京王高尾線は登山口にかなり近い所まで線路を延ばし、この駅を造りました。
高尾山のケーブルカーのりばまで徒歩10分程度で到着し、
大変便利な位置にあります。
休日には多くの観光客が訪れますが、
駅周辺に家が多いわけではないので、平日などは閑散としています。
手前の高尾駅どまりにもできるのですが、
専用の引き上げ線があるわけではないので、
大部分は高尾山口駅まで運転されます。
そのため、この駅は利用客の割りに運転本数が多くなっています。

高尾山口駅の車止めです。
高尾山参道のすぐ横にあります。
10両編成だとかなり車止めぎりぎりになります。

ホームは島式2線です。
10両編成停車可能になっています。
高尾線は、準特急10両編成、
高尾線内区間運転の各駅停車6両編成で運転されることが多いです。

高尾山口駅を出るとすぐトラス橋で国道20号線と川を渡ります。
その後トンネルに入ります。
なお、次の高尾駅までは単線です。

カーブが続きます。
結構急カーブで電車はゆったりと走ります。

盛土の上をくねくね行きます。
だんだんと家も増えてきます。

そして、トンネルに再び入ります。

トンネルを出て高架になると高尾駅です。
06(KO52)、高尾(たかお)Takao

高架上にある、島式2線の駅です。
高尾〜高尾山口間が単線になっているせいか、
下り列車は交換待ちのため数分間停車することが多いです。
すぐ横にJR中央線の高尾駅があるのですが、
JRの方は地上ホームです。JR線との乗り換え客が結構多いです。
高尾山口駅から1駅乗るともうマンションや住宅ばかりの風景に変わります。
また、拓殖大学などの大学近くにあるため、
大学生の利用も多くなっています。
しかし、北側には武蔵陵墓地や林業試験場などがあり、自然も豊かです。
高尾駅は北と南で丘陵や山に挟まれ、駅周辺は比較的狭いのですが、
駅から離れたところに大型団地が多数あるため、
その団地からバスで高尾駅に行き、高尾駅から電車に乗る人も多いです。
高尾も八王子も新宿までの運賃は京王電鉄の方が安く、
所要時間も京王電鉄の方が概ね速いのですが、
フットワークの面からかJR中央線利用の方が圧倒的に多いです。

高尾駅からは複線になります。
しばらくカーブの多い高架線を走ります。

右に左にカーブを繰り返します。

やがて線形が緩やかになりスピードが上がります。

勾配をのぼり、台地上に出ると狭間駅です。
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