東京環状・JR山手線7
13(JY13)、池袋(いけぶくろ)Ikebukuro

山手線が2面4線、埼京線と湘南新宿ラインが2面4線の計4面8線の駅です。
しかし、埼京線が開通する前は山手線のたった2面4線だけで
山手線と赤羽線を捌いていました。
ターミナルとしては渋谷駅同様貧弱な状態だったのですが、
西武池袋線との貨物ヤード跡地に埼京線のホームなどを増設し、
今の形になりました。
今でこそ大繁華街の中にある大ターミナル駅ですが、
開通当初は駅が無く、
周囲は畑しかないと言う、
今ではとても想像がつかない長閑な風景が広がっていたそうです。
池袋駅は田端駅方面の支線が開通する明治36年に新設されました。
東上鉄道(現・東武東上線)と武蔵野鉄道(現・西武池袋線)は、
当初巣鴨駅付近をターミナルにする予定だったのですが、
当局(東京府)の指導などで池袋駅をターミナルにすることになりました。
西側に豊島師範学校(現・東京学芸大学)や立教大学などが出来、
東側には武蔵野デパートなどが出来たため、
次第に繁華街として発展していくことになります。
現在のJRの池袋駅は、
西側に日本一売り場面積の広いデパートの東武百貨店池袋店とメトロポリタンプラザの建物、
東側に日本一売り上げの多いデパートの西武百貨店池袋本店とパルコ池袋店の建物、
双方に挟まれた形になっています。
東武百貨店の1階には東武東上線ののりばがあり、
西武百貨店の1階には西武池袋線ののりばがあります。
(ただし、西武百貨店と西武鉄道は現在無関係の会社です。)
JR線とそれぞれののりばは3つの地下連絡道で結ばれています。
東京メトロ丸ノ内線は真ん中の地下連絡道下、
東京メトロ有楽町線は南側の地下連絡道下にホームがあるので、
池袋駅の改札を出る際は注意が必要です。
東京メトロ副都心線は西側のマルイシティ付近の地下と大きく離れていて、
乗り換えに時間がかかります。
池袋駅西口は立教大学の最寄り駅となっているため、
学生の姿も多く見られます。
かつての豊島師範学校跡地は池袋西口公園や東京芸術劇場になっています。
東側は池袋駅東口からサンシャインシティにかけて繁華街が広がっていて、
終日人々で混雑しています(特に埼玉県民?)。
サンシャインシティは東京(巣鴨)拘置所跡地に出来た再開発地域で、
サンシャイン60やサンシャインシティプリンスホテルなどがあります。

池袋駅を出るとすぐくだり勾配です。

JR埼京線の下を交差し、同線と分かれます。

カーブが続きます。

明治通りの下を交差します。

直線になり、切通しの中を進みます。

右手の湘南新宿ラインの線路がやや高くなります。

まもなく大塚駅です。
14(JY12)、大塚(おおつか)Otsuka

島式2線の駅です。
都電荒川線の乗換駅で、
山手線と湘南新宿ラインの線路の下にホームがあります。
大塚とは太田道灌が狼煙の見物台に塚を作ったことに由来しているそうです。

大塚駅を出ると一旦谷になり、
盛土区間になります。

しかし、すぐにまた丘陵に入るため、
切通しになります。

カーブが終わると巣鴨駅が見えてくるようになります。

まもなく巣鴨駅です。
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