
北の旅路へ・JR宇都宮線15

さっき離れていった東武伊勢崎線の下を交差します。

葛西用水路を渡ると上り線が高架になります。
右手には東北新幹線の保線作業車用引き込み線の高架があります。
東北新幹線は東800mの所を走っているので、
この引き込み線は保線作業車用の割に長くなっています。

かつて、上り線の高架の向こうには東鷲宮貨物ターミナルがありました。
現在は規模が縮小し、宇都宮線と東北新幹線の保線基地になっています。

下り線から東鷲宮貨物ターミナルへの出入線が分岐していた関係で、
上り線の高架の下にその線路用の空間があります。
上り線が高架化されたのは、
下り線からの出入線が上り線を平面交差しないようにするためでした。

線路を右にふります。

右横の側線が途切れると東鷲宮駅です。
14、東鷲宮(ひがしわしのみや)Higashi-Washinomiya

下り線が地上1面1線、上り線が高架1面1線の駅です。
上下線何れもホームは線路に対して西側にあります。
今だったら上り線も地上にして島式ホームにする所ですが、
駅を開設した昭和57年はまだ東鷲宮貨物ターミナルが機能していたので、
このような構造となりました。
東鷲宮貨物ターミナルは、
東鷲宮駅が出来る1年前に東北本線の貨物集約のために開設されました。
しかし、東鷲宮貨物ターミナルは貨物衰退により廃止となり、
南側の保線基地だけを残してすべて撤去されました。
現在、跡地は駅前広場やニュータウンになっています。
今は完全な旅客駅で、
東側には東鷲宮ニュータウンのマンションや戸建て住宅が密集しています。
ただ、その区域から一歩外に出ると、
長閑な田園地帯になっています。

東鷲宮駅を出発します。

線路を左にふり、元の位置に戻ります。

上り線との高低差が縮まります。

上下線が再び並びます。

住宅地を抜け、再び田園地帯になります。

いくつか細かい用水路を渡ります。

若干、のぼり勾配になります。
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