工業地帯突入・JR鶴見線2
03(JI03)、鶴見小野(つるみおの)Tsurumi-Ono

相対式2線の駅です。
小野信行さんと言う地元の有力者の苗字に「鶴見」を付けた駅名です。
鶴見線は昔からの地名の無い埋立地を走っているので、
人物の名前や企業名を冠した駅名が多くなっています。
ただ、鶴見小野駅は鶴見臨港鉄道時代「工業学校前」と言う駅名でした。
今でもその工業学校である鶴見工業高校が駅前にあります。
南側に工業地帯が広がっていて、
JFEスチール東日本製鉄所、旭硝子、鶴見曹達(ソーダ)、東京ガス、東芝などの工場の他、
理化学研究所、横浜市立大学鶴見キャンパスがあるのですが、
道の関係か工場従業員はどちらかと言うと次の弁天橋駅を使っているようで、
この駅は周辺住民が使っています。

鶴見小野駅を出ると、
神奈川高速1号横羽線の下を交差します。
かつてこのあたりから日本鋼管(現・JFEスチール)への引込線があったのですが、
廃止撤去され、年々線路跡が分かりにくくなりつつあります。

旭硝子の工場横を走ります。

かつては右側にもう1線貨物専用線があったのですが、
廃止されています。
左手は鶴見線営業所で、
鶴見線の車両の他、南武支線の車両が留置されています。

鶴見営業所からの線が合流すると弁天橋駅です。
04(JI04)、弁天橋(べんてんばし)Bentenbashi

島式2線の駅です。
鶴見線の営業所があるため、この駅で乗務員が交代することが多いです。
旭硝子やユニバーサル造船の工場の最寄り駅になっていて、
工場従業員の利用が多くなっています。
かつては駅名の通り弁財天の祠と橋があったのですが、
今はありません。

右側の敷地は貨物側線跡です。

JFEスチールのパイプラインの下を走ります。

海芝浦駅方面の線が分かれると浅野駅です。
05(JI05)、浅野(あさの)Asano

駅構内は扇状に広がっていて、鶴見線の本線は島式2線になっています。
それとは別に海芝浦駅方面ホームが相対式2線あります。
両ホームの間の安善駅よりに無人駅舎があります。
海芝浦駅方面に行く場合は、
構内踏切を渡って南側の海芝浦駅方面ホームに乗り換えます。
ただ、接続が悪いことが多く、
間が悪いと1時間近く待たされるので注意が必要です。
浅野という駅名は浅野セメントの浅野総一郎から来ていて、
この辺の埋め立てに尽力を尽くしたらしいです。
南側はJFEエンジニアリングと岡村製作所、オカムラ物流の工場しかありませんが、
北側には入船公園があります。

浅野駅を出るとすぐ旭運河を渡ります。

右手に非電化貨物側線が現れます。
頭上は2回線の送電線が架かっていて、
「工業地帯を走っている」と言う雰囲気があります。

貨物側線が広がると安善駅です。
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