国鉄ラスト新線・JR京葉線10

15(JE15)、検見川浜(けみがわはま)Kemigawahama


相対式2線の駅です。
「海浜○○」とか「○○浜」とか「○○海岸」とか、
総武線や京成電鉄の元駅に、
同じような意味合いの接頭接尾語を付けた安直な駅名が続きます。
国鉄の末期症状を投影しているような駅名の付け方です。
検見川浜駅周辺はとにかく「マンション」の一言に尽きるような風景で、
数え切れないほどのものすごい棟数のマンションが建っていて、
その周囲に戸建ての住宅地が取り囲んでいます。
駅周辺がマンションの所は日本各地にありますが、
ここまで凄まじい所はなかなかありません。
人口密度が相当高そうです。
なお、検見川浜は千葉市美浜区の中心で、北側に美浜区役所があります。
千葉市美浜区は殆ど埋立地で占められている区です。


真っ直ぐ行きます。


線路の両側は道路なので広々していますが、その外側はマンションの嵐です。


やがて左カーブになります。


カーブが終わらないまま稲毛海岸駅になります。

16(JE16)、稲毛海岸(いなげかいがん)Inage-Kaigan


相対式2線の駅です。
ここも検見川浜駅周辺と同じようにマンションばかりの風景です。
検見川浜駅周辺よりもマンションが多いようです。
綺麗に整備された街とは言え、
マンションばかりの風景は逆に殺風景な感じを受けます。
普通の戸建ての住宅地と異なり、こういうマンションばかりの住宅地は、
古くなるとみすぼらしくなり、同じ世代層が住んでいる為、
徐々にゴーストタウン化していくので、好ましいとは言えません。
駅の南側の海岸沿いに稲毛海浜公園があり、
その傍に千葉中央卸売市場があります。


稲毛海岸駅を出ると今度は右カーブになります。


ここら辺はスラブ軌道なのですが、
住宅地のため、消音砕石が敷かれています。


カーブが終わります。


下り線から貨物待避線が分かれ、黒砂水路を渡ります。


黒砂水路を渡るとくだり勾配になります。
貨物待避線はのぼり勾配でそのまま高架で行きます。
この貨物待避線の区間は新港信号所と言います。
かつて、この貨物待避線は上り本線だったのですが、
千葉貨物ターミナルを廃止した際、
何故か上り線を地上に下ろし、立体を解消しました。
「立体を解消する」と言うのは最近ではかなり珍しいです。
なお、下り線は千葉貨物ターミナルへの分岐線を敷設する予定だったため、
開通時からこの区間は地上になっていました。


左手は緑地になっていますが、
その緑の壁の向こうにはURのマンションが建ち並んでいます。

国鉄ラスト新線・JR京葉線11

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