国鉄ラスト新線・JR京葉線8
11(JE11)、南船橋(みなみふなばし)Minami-Funabashi

2面4線の駅です。
中の2線はこの駅折り返しの武蔵野線電車用です。
折り返し専用線は新習志野駅方向に線路は繋がっていませんが、
将来的には線路が敷けるようになっています。
また、その本線との合流までの間を引き上げ線にする余裕長があります。
しかし、武蔵野線〜京葉線の東京駅方面と蘇我駅方面の乗り換えの便を均一化するためか、
引き上げ線は設けてなく、停車する線はランダムになっています。
いつも利用している通勤客などはダイヤを知っているので、
同一ホームで乗り換えられる電車を選んで乗る事が出来ますが、
いつも利用していない乗客は「出た所勝負」のような感じになってしまい、
「ハズレ」だと階段ののぼりおりで足腰を鍛えることになります。
当初、快速は南船橋駅を通過していたのですが、
武蔵野線との乗り換えが不便なことから、
現在は停車しています。
武蔵野線と京葉線の接続は微妙な感じで、
「え?もう発車するの?」(待ち時間1〜2分)と言うものから、
「いつまで待たせるんだよっ!!」(待ち時間10〜15分)と言うものまであり、
これもいつも利用している乗客でないと「出た所勝負」になってしまいます。
南船橋駅の北側は船橋競馬場になっていますが、
正門は競馬場の北側にあるので、
競馬観戦客は京成電鉄の船橋競馬場駅を利用した方が便利です。
北西側に三井不動産系の大型ショッピング&レジャーモールの
ららぽーとTOKYO-BAYがあります。
近くに漁港があるため、「ららぽーと」と言う名前にしたのですが、
現在は「三井不動産系のショッピングモール=ららぽーと」になっているので、
港と全然関係ない内陸部の店舗でも「ららぽーと」になっています。
三井不動産は駅の南側も開発していて、
船橋オートレース場、テニスクラブ、大型家具店になっています。
大型家具店の位置にはかつて、
屋内スキー場の「ららぽーとスキードーム・ザウス」があったのですが、
スキーブームの衰退により黒字幅が減ってきていたので、閉鎖となりました。
ザウスがあったころはスキー客が南船橋駅を利用すると言う、
場違いな光景が展開されていました。

南船橋駅を出ると、南船橋駅の中2線の線路用地と合流します。

右カーブを曲がりながら上下線の間をつめます。

すぐに左カーブに変わります。

左カーブが続きます。

カーブが終わると再び上下線の間隔が広がります。

新習志野駅の副本線が分かれます。
新習志野駅のかなり手前に分岐部があります。

中2線にシーサスがあります。
12(JE12)、新習志野(しんならしの)Shin-Narashino

島式2線の外側に相対式2線があると言う変な駅です。
当初は中の島式2線のみの予定だったのを、
急遽通過線側にもホームを造ったので、
このような変な駅になったようです。
通常は外側の本線側のホームに停車し、
新習志野駅始発終着列車と、
特急の退避待ちをする列車は中の副本線に停車します。
そのため、この駅で終着電車から乗り継ぐ、または始発電車に乗り継ぐ場合は、
階段の昇り降りが必要になることが多いので、
乗り継ぎは南船橋駅を推奨しています。
「習志野」と言う地名は、「御国のために陸軍を志す者が演習する野原」と言う意味で、
現在の新京成電鉄の習志野駅付近がそれに該当します。
そのため、埋立地にあるこの駅が「新習志野」と名乗るのは不適切な感じがあり、
距離も離れ過ぎているので、
「南津田沼」駅とかした方が分かりやすいのですが、
習志野市の新しい地域と言う意味合いと、
「沼」のイメージが悪い事から結局「新習志野」駅になりました。
新習志野駅は北側が住宅地、南側が工業地帯になっていて、
工業地帯の中に千葉工業大学があります。
また、北西側には谷津干潟が広がっています。

新習志野駅を出ると、副本線との渡り線を通ります。
副本線はこの先、京葉線の京葉車両センターへの出入線になります。

出入線はのぼり勾配、本線はくだり勾配になります。

くだり勾配になり、京葉車両センターへの出入線の下を交差します。

下り線は京葉車両センターへの出入線と上り線の高架に挟まれた中を走ります。
下り線から上り線の下を交差し、
南側に出られるような線路用地が確保されていますが、
現状では全くレールを敷く様子はありません。

左手が京葉車両センターになります。
京葉線の車庫で、京葉線の電車と武蔵野線の電車の一部が停留しています。

幕張の高層ビル群が見えてきます。
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