常陸への大動脈・JR常磐線31
34、偕楽園<臨時>(かいらくえん)Kairakuen

水戸徳川家藩主、徳川斉昭が構想して造った日本庭園、偕楽園の最寄駅で、
偕楽園側の下り線のみ屋根のない1面のホームがあります。
そのため、停車出来るのは下り列車で、
上り列車は通過になります。
そのため、上野駅方面からの乗客の「帰り」は水戸駅まで乗って折り返すことになり、
水戸駅方面の乗客の「行き」は赤塚駅まで乗って折り返すことになります。
若しくは、比較的近い水戸駅まで(水戸駅から)歩くしかありません。
上り線にもホームを設置出来るスペースはあるのですが、
臨時駅なので、わざわざお金をかけて設けたくないのと、
水戸駅、赤塚駅周辺の商店街の思惑もあるのだと思います。
偕楽園駅は偕楽園の梅の花が咲くころと秋の萩祭りのみ臨時停車をします。
偕楽園はホーム出て直ぐですが、偕楽園公園はホームと反対側なので少し歩きます。

県道342号線と交差します。
右手木々の向こうには千波湖があります。

マンションが多いです。

県道50号線と交差します。

留置線の横を走ります。
水郡線の気動車が留置されています。

千波大橋の下を交差します。

線路が分かれていき、水戸駅構内に入ります。

まもなく水戸駅です。
35、水戸(みと)Mito

4面8線の駅です。その他南側に側線が多数あります。
一番北側の1面2線は水郡線用で、
真ん中の2面4線と一番南側の1面2線のうち、
北側の1線が常磐線用ホームになっています。(もう1線は鹿島臨海鉄道用)
基本的に、北側の1面2線が下り線、
南側の1面2線と1面1線が上り線、及び水戸線直通列車が利用しています。
駅ビルは北側と南側にありますが、
何れもエクセルになっています。
北側が旧市街地ですが、駅すぐ北が水戸城のあった丘陵になっているため、
狭い感じがします。また、北口すぐのところに東照宮があります。
市街地は水戸駅から赤塚駅方向に向かって広がっています。
水戸城は茨城県三の丸庁舎(旧茨城県庁舎)から水戸第一高校に渡って建っていたのですが、
今は所々遺構が残るのみとなっています。
しかし、水戸藩校の弘道館の建物や堀、土塁などははっきり残っていて、
堀の一部は水郡線の線路用地に転用されています。
南側が新市街地で西方の千波公園の他、吉田神社、薬王院、善重寺があります。
水戸市役所は南口すぐ前にある(東北地方太平洋沖地震で被災閉鎖中)のですが、
茨城県庁舎は南西に直線で4キロ以上離れていて、
バスで行かないとかなり歩くことになります。
水戸は水戸黄門と水戸納豆が有名で、
北口には水戸黄門・助さん・格さん像があるのですが、
納豆に関しては大手工場が郊外に移転して中小工場が点在しているだけなので、
思ったよりは町ぐるみで売り出してはいないようです。

水戸駅を出るとすぐ右カーブで、
水郡線と分かれます。

跨線橋と国道51号線と交差します。

左カーブを曲がります。

右手に鹿島臨海鉄道の線路が並走します。

鹿島臨海鉄道は高架橋になります。

道路と鹿島臨海鉄道の高架橋の間を走ります。
架線柱は鹿島臨海鉄道の高架橋が支障になるため、
槍出し式になっています。
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