真ん中真っ直ぐ・JR中央線14

左手はマンションになっています。
かつてはここら辺から北西に向かって立川飛行場の引込線がありました。

線路は直線です。
なお、立川〜東中野間は、
日本の在来線で3番目に長い直線区間と言う事になっていますが、
高架化や駅改良で細かいカーブが沢山あり、
完全な直線とは言えません。
また、完全な東西方向ではなく、西南西〜東北東方向に4度ほど傾いています。
この線路選定は「甲州街道沿いの宿場町を避けるため、
特に地形的障害の無い外れの所を選んだため」という節が有力です。
また、都市伝説的な噂に、
「線路選定技師が宿場町の反対運動に激怒して、
定規でいい加減に直線を引いて決めた」と言うものもあります。

南側は中小マンション、北側は住宅地に変わります。

若干のぼり勾配になっています。

雑居ビルが増えると国立駅です。
26(JC18)、国立(くにたち)Kunitachi

2面3線の駅です。(写真は北側の1線が工事中)
北側から上り本線、上下線兼用退避線、下り本線になっています。
高架化工事をする前は、
駅の北方にあるJR鉄道総合技術研究所への非電化引き込み線が、
立川駅よりから出ていたのですが、
現在はJR鉄道総合技術研究所の敷地入口まで撤去され、
跡地は自転車置場などになっています。
開業当時この駅周辺には何も無く、
谷保村の中心からも北へ大きく離れていたため、
両隣の駅だった(現在は国立〜国分寺間に西国分寺駅あり)、
国分寺駅の「国」と立川駅の「立」を合わせて「国立」駅と言う、
超合理的な駅名にしました。
地元地名も駅名に合わせて「谷保」から「国立」にしたため、
今では国立と言う地名が定着しています。
開業当初は何もなかったのですが、
南側に国立学園町が建設され、
その中心に東京商業大学(現・一橋大学)が造られました。
国立学園町内は整然と道路が整備されていて、
ハイソな町として発展してきました。
現在も駅の真南に国立(こくりつ)一橋大学があり、
その他国立(くにたち)音楽大学付属高校、桐朋学園高校など学校が点在しています。
国立駅南口駅舎は三角屋根の瀟洒な建物だったのですが、
高架化工事に伴い、解体されてしまいました(復元案もあり)。
駅の北側は国分寺市域の住宅地で、
その中にJR鉄道総合技術研究所(JR総研)があります。
JR鉄道総合技術研究所がある光町は、国鉄鉄道技術研究所時代、
同研究所で新幹線車両を開発したことから(超特急「ひかり」号)名付けられた地名です。

国立駅を出ます。

上下線が分かれ、間に武蔵野線新小平駅方面に行く連絡線が入ります。

武蔵野線の連絡線はくだり勾配をくだり、トンネルに入って分かれます。
中央線は広い切通しの中を走ります。

いくつかの道路が上を交差します。

上下線は離れたままです。

切通しは一旦浅くなりますが、
くだり勾配になるため、再び深くなります。

線路を右にふると西国分寺駅です。
真ん中真っ直ぐ・JR中央線15へ
川柳五七の新電車のページ1JCへ戻る
川柳五七新電車のページトップへ
たわたわのぺーじトップへ

|