エアポート新路線京急空港線1

京急空港線は京急蒲田駅から
羽田空港駅(厳密には羽田空港第1・第2ターミナル駅)までの
6.5qを結んでいる路線です。
かつては空港線(その前は穴守線)と言いながら、
東京国際空港こと羽田空港まで直接いけない似非路線だったのですが、
平成5年に旧羽田空港駅を廃止して、
旧羽田空港ターミナルビルすぐ近くの羽田駅(現・天空橋駅)まで延長されました。
そして、平成10年には新ターミナルビルのある、
2代目羽田空港駅(現・羽田空港第1・第2ターミナル駅)まで延長され、
完全な空港アクセス路線となりました。
品川駅・横浜駅方面から多数の本線直通列車が運転され、
かつては大師線並みに地味な路線だった空港線は、
幹線に昇格しています。



07(KK17)、羽田空港第1・第2ターミナル(はねだくうこうだいいち・だいにたーみなる)
HanedaAirport-Terminal1and2


京急の羽田空港第1・第2ターミナル駅は島式2線です。
空港客の利用が多いことからホーム幅は広くとってあります。
駅の位置は第1旅客ターミナルビル(及び東京モノレール羽田空港第1ターミナル駅)と、
第2旅客ターミナルビル(及び東京モノレール羽田空港第2ターミナル駅)の間にあります。
天空橋よりに第1旅客ターミナル出口が、
車止めよりに第2旅客ターミナル出口があります。
成田空港駅と異なり、羽田空港第1・第2ターミナル駅は開放的になっていて、
改札口を出るとショッピングモールになっています。
また、東京モノレールへの乗り換えも、証明書不要です。
なお、平成22年からこの駅の駅名は、
羽田空港駅から羽田空港国内線ターミナル駅になり、
更に、令和2年から羽田空港第1・第2ターミナル駅になったのですが、
諸々の案内を「羽田空港第1・第2ターミナル」行にすると、
第3ターミナルには行けないのかと勘違いするのと、
文字数が多いため、従来通り「羽田空港」行となっています。


ホームの中間付近です。
青い電飾と白を基調にしたホームが、
空をイメージさせます。


羽田空港第1・第2ターミナル駅を出発します。
最初は滑走路の下を通るため、シールドトンネルですが、
途中から開削トンネルになります。

06(KK16)、羽田空港第3ターミナル(はねだくうこうだいさんたーみなる)
HanedaAirport-Terminal3


羽田空港国際線旅客ターミナルビル(現・羽田空港第3ターミナルビル)の完成に伴い、
平成22年に完成した駅です。
当初の駅名は「羽田空港国際線ターミナル」だったのですが、
令和2年に国際線ターミナルビルが第3ターミナルビルに変更されたため、
駅名も、「羽田空港第3ターミナル」に変更されました。
地下2階の相対式2線です。


第1・第2ターミナル駅方面ホームはホームと改札口が直結していて、
改札口を出るとすぐ出発ロビーへのエレベータがあります。
また、京急蒲田駅方面ホームは到着ロビーからエスカレータをくだってすぐのところにあります。
あまり乗り換え客はいないのですが、
東京モノレールは2階までエスカレータをのぼります。

05(KK15)、天空橋(てんくうばし)Tenkubashi


相対式2線の駅です。
旧羽田空港駅利用客の利便と、
東京モノレールの乗換えを考慮してこの駅は造られました。
出来た当初は羽田駅(この羽田駅は2代目で、旧羽田駅とは位置が異なります。)
と言う駅名でしたが、旧ターミナルビル閉鎖に伴い、
空港の玄関駅としての機能はなくなったため、
現駅名に変更されています。
なお、天空橋は近くにある橋の名前です。
旧ターミナルビル完成後は寂れた感じになっていたのですが、
最近、羽田イノベーションシティなどの複合施設が建設され、
再開発が進んでいます。


(羽田空港駅方向撮影)
天空橋駅の羽田空港駅よりは、
浅い地下水路の上を通っているので、
上下しきり柱がなく、
レールは地下水が流れるように土台(ラダー軌道)上に乗っています。


天空橋駅ホーム真ん中には、
東京モノレールへの連絡通路がもう一つあるのですが、
空港線の羽田空港駅延伸により、
東京モノレールへの乗り換え客が減ったため、
一部時間以外は閉鎖になっています。


天空橋駅を出ます。
カーブを曲がると、時期にトンネルから出ます。


トンネルから出て勾配をのぼり、
地平に出ると、すぐ穴守稲荷駅です。

エアポート新路線京急空港線2

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