海岸へ行こう京急久里浜線1

京急久里浜線は、
本線の途中駅の堀ノ内駅から三崎口駅までの13.4qを結んでいます。
事実上、京急本線の延長上の路線で、
本線と一体化されて運転されています。
京急本線の堀ノ内〜浦賀間よりも格が上で、
快特の大部分は久里浜線に乗り入れています(線内各駅停車)。
この線は三浦半島の各海岸への観光客や釣客輸送が主な目的ですが、
終点三崎口駅まで宅地開発が進んでいて、
通勤通学客もかなり多いです。
京急では珍しく単線区間があるのがこの線の特徴です。



09(KK72)、三崎口(みさきぐち)Misakiguchi


京急久里浜線の終点、三崎口駅です。
横浜駅から三崎口駅まで結構距離があり、43.5qもあります。
改めて三浦半島の大きさを実感します。
そんな三崎口駅は中途半端なところにあり、
南の三崎の町や城ヶ島、北の長井の町、どちらに行くにもバス乗換えが必要です。
駅周囲は長閑な田園風景で、
丘陵の上には広大な畑が広がっています。
しかし、その一方三浦海岸駅方向の谷には住宅がびっしり建っていて、
完全に東京・横浜の通勤圏内入りつつあります。


三崎口駅は車止め側が片面掘割、
三浦海岸駅よりが盛土になっています。
駅舎は掘割上の尾根のところにあるため、
階段はのぼるかおりるかだけで済みます。


三崎口駅は相対式2線になっています。
この駅は終点なので、電車が到着すると、
清掃担当の外部職員が車内やフロントガラスの掃除をします。


逆光の変な写真で申し訳ございませんが、
三崎口駅の車止め側です。
本線と繋がっていない線路は、トンネルをくぐり、少し先まで続いています。
線路が終わる寸前の横に、京急の変電所があります。
バブル期に油壺まで延長する計画があったのですが、
現在は沙汰止みになっています。


三崎口駅を出発します。
谷間の上を高架や盛土で進みます。


切通しになります。
三崎口〜三浦海岸間は単線ですが、
複線分の用地が確保されています。


カーブを曲がると引き上げ線が始まり、
複線のようになります。高架になると三浦海岸駅です。

08(KK71)、三浦海岸(みうらかいがん)Miura-Kaigan


高架上にある、相対式2線の駅です。
有名な海水浴場の三浦海岸の最寄り駅です。
しかし、駅周辺は宅地化が進んでいて、
マンションや住宅が多いです。
早朝深夜を中心にこの駅始発終着の電車があります。
そのため、三崎口駅に行く人は終電に気をつけなければならなくなります。
この駅は三浦市の市代表駅になっていますが、
実際の三浦市の中心はここではなく、
ここより5キロほど南にある三崎の町が中心になっています。


三浦海岸駅を出るとシーサスがあります。
三浦海岸駅から京急長沢駅までは複線です。


写真では分かりませんが、南側車窓は遠くに海が見えます。
宅地化は進んでいますが、緑も多いです。


少し緩い勾配をくだると津久井浜駅です。

海岸へ行こう京急久里浜線2

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