フレッシュ!相鉄本線1

相模鉄道は平成2年に大手私鉄(現・大手民鉄)になった鉄道会社で、
まだ、大手民鉄になってから年数が経っていません。
しかし、今ではもう十分立派な大手民鉄になっています。
大手民鉄では一番営業距離の短い鉄道会社で、
地味な存在ですが、利用客は結構います。
そのため、大部分の列車が10両編成で運転されています。
相鉄は相鉄本線、いずみ野線、厚木線(旅客営業扱っていない)の3路線あり、
そのうち、横浜〜海老名間24.6qの相鉄本線は、
相鉄の中心路線です。
最近まで横浜と海老名を結ぶだけの路線で、
ダイヤも単純だったのですが、
最近、相鉄・JR直通線と、相鉄・東急直通線が開通し、
ダイヤが複雑になるとともに、行先のバリエーションが増えました。
相模鉄道は一応最高運転速度は時速100q(いずみ野線時速95q)になっていますが、
滅多にその速度を出すことはなく、
だいたい時速60q〜80q程度でのんびり走っています。



(相鉄本線の特集は海老名から横浜方向に紹介いたします。)

19(SO18)、海老名(えびな)Ebina


駅前が大型量販店やショッピングモールでひしめき合っている、
相鉄本線海老名駅は、島式2線になっています。
小田急線の乗り換えは便利ですが、
JR相模線の乗り換えは不便です。
小田急線の伊勢原・本厚木方面から横浜方面に行く客は、
海老名駅で相鉄本線に乗り換えるので、
相鉄海老名駅の1日の乗降人員は多く、10万人を超えています。


海老名駅は1線、留置用側線があります。
側線の架線をささえる架線柱のビームは、
昔の相鉄タイプで古臭いです。
側線の横は小田急線及び小田急線の海老名検車区になっています。


海老名駅を出るとすぐシーサスになり、
S字カーブを描いて勾配をのぼります。
横の小田急線ものぼり勾配ですが、
相鉄本線の方が勾配が急です。


小田急線と急カーブで分かれます。
分かれるとすぐ相模国分信号所です。

18、相模国分信号所(さがみこくぶ)Sagami-Kokubu


相鉄本線と厚木線の合流する地点が相模国分信号所です。
厚木線はかつて貨物専用線だったのですが、
今は、JR厚木駅横にある相鉄の留置線へ電車を回送するためだけに使っています。
なお、昭和16年まで今の海老名駅はなく、
かわりにこの地点に駅がありました。
そのころは厚木線が旅客線で、
相模国分〜海老名間には線路がありませんでした。


丘陵を切通しで抜けるとカーブになります。


少しの間直線になり、目久尻川を渡ります。
海老名〜かしわ台間は相鉄で一番駅間距離が長く、
珍しくそこそこスピードを出して走ります。


再び勾配をのぼると、
左側にかしわ台工機所(検車区)の車止めが見えてきます。
車止めの位置は本線よりかなり高いところにあります。


だんだんと勾配をのぼり、
工機所と本線の高さの差が縮まっていきます。


工機所と本線が複雑な配線で合流すると、
かしわ台駅です。

フレッシュ!相鉄本線2

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