新旧接続路線・京成千葉線1
京成千葉線は、京成津田沼駅から千葉中央駅までの12.9qを結んでいる路線です。
路線的にはJR総武本線の補助路線のような感じで、
利用客はJRに流れるのかあまり多くありません。
この路線が地味な支線から大きく変わったのは平成4年で、
終点千葉中央駅からちはら台駅まで千葉急行電鉄が開通し、
相互直通運転をはじめてからです。
しかし、沿線開発がまだ途上だった千葉急行電鉄線内は利用客が少なく、
赤字の状態が続いていました。
赤字に耐えられなくなった千葉急行電鉄はとうとう破綻してしまい、
路線は京成電鉄に統合されることになりました。
それが今の京成千原線で、千葉中央駅からちはら台駅までの10.9qを結んでいます。
京成千原線の運賃は他の京成電鉄の路線と切り離し計算になっていて、
かなり割高になっています。
そのため、JR外房線の鎌取駅などに利用客が流れている傾向はいまでも続いています
ただ、平成18年12月から新京成電鉄が京成千葉線に乗り入れ開始となり、
今後の発展次第では千葉線・千原線ともども変わるかもしれません。
優等列車の運転などあらゆる可能性に期待したいところです。
01(KS26)、京成津田沼(けいせいつだぬま)Keisei-Tsudanuma

京成津田沼駅は2面4線になっています。
基本的に京成千葉線は内側の線を使いますが、
日中は新京成電鉄のホームから発車するなど、
かなりランダムになっています。
下り方向を見ると本線が急カーブで右に折れているのに対し、
支線の千葉線はほぼ真っ直ぐになっています。
これは、千葉線の方が先に開通したからです。
なお、京成津田沼駅を出るとすぐ新京成電鉄の単線の線が下り線に合流します。
更にその先に下り線から上り線への渡り線があります。

京成津田沼駅を出るとややのぼり勾配になります。

カーブを曲がるとJR総武本線との併走区間になります。
併走区間開始部で京成本線が下を交差します。

直線になり快走します。
JR総武緩行線と京成千葉線とでは京成千葉線の方が若干スピードが速いようです。
ただ、時速100q以上で飛ばしているJR総武快速線には勝てないようです。

緩やかなのぼり勾配です。
隣のJR総武本線には幕張車両センターの敷地が広がっています。

まもなく京成幕張本郷駅です。
02(KS52)、京成幕張本郷(けいせいまくはりほんごう)Keisei-MakuhariHongo

島式2線の駅です。
かつてはこの場所に駅はなく、
国鉄総武本線(現・JR総武本線)も京成千葉線も直線を速いスピードで走っていました。
しかし、昭和56年に国鉄総武本線に幕張本郷駅が開設され(緩行線のみ)、
各駅停車はここに停車するようになりました。
国鉄の緩行電車がこの駅にとまっている間、
京成電鉄の電車が追い越す場面が見られましたが、
駅周辺の発展とともに京成電鉄にも駅の需要が高まり、
平成3年にJRの幕張本郷駅に並ぶ形で京成幕張本郷駅が開設されました。
JR幕張本郷駅とは同一駅で橋上駅舎で結ばれていますが、
駅名は「京成幕張本郷」駅と頭に「京成」を付けています。
新しく開設した駅なので、駅周辺は綺麗に整備されています。
南側の湾岸付近には幕張新都心が広がっていて、
そこに向けてバスが多く運転されています。

京成幕張本郷駅を出ると、
防音シェルターでプロテクトされた京葉道路の下をくぐります。

JR総武本線の併走は続きます。
JR幕張車両センターの敷地もまだ続いています。

緩いくだり勾配が続きます。

下り勾配が続き、となりのJR幕張車両センターの車両留置線と、
JR総武本線、京成千葉線の高低差がかなりつきます。

更に真っ直ぐ行きます。

JR幕張車両センターの敷地が終わり、
京成千葉線はカーブを曲がってJR総武本線と分かれるとすぐ京成幕張駅です。
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