東京電力装柱3

4、東京電力F型装柱


F型は東京電力特有の装柱です。
架空地線、高圧線、動力線、電灯線を効率よく一体化して支持できる最高傑作の装柱です。


F型は色々な条件に合わせて、さまざまに形が変えられます。
これは高圧線支持のみ用のF型です。


2回線用です。随分縦長の装柱です。


変り種1
上の回線が十字スペーサでまとめられています。
架空地線はF型の腕金支持ではなく、GWキャップになっています。


変り種2
F型の腕金に更に腕金を足しまくって超ロング腕金になっています。
F型の腕金に腕金を継ぎ足すのはよくありますが、
ここまですさまじいのは他に見られません。


変り種3
F型なのに縦型装柱です!
これはかなりの変り種で、おそらくここしか見られないかもしれません。

5、東京電力新F型装柱


今までのF型に変わって増えている装柱です。
形はF型と言い切れないのですが、
F型と同じ位置づけの装柱なので、勝手に新F型と名づけました(汗)。
旧F型は効率よく電線を支持している装柱だったのに、
なんでこれに変えてしまったのか不思議です。
旧F型より安上がりだからでしょうか。
動力線や電灯線は高圧線とは離れた別のD型腕金で支持されています。


こちらは分岐側が新F型になっています。


2回線の装柱も(旧F型と異なり)一体化されてなく、
かえってF型よりコストがかかっているような気がします。


新F型の新タイプは、腕金の組み方が更に簡素化されています。
写真の新F型は架空地線をGWキャップで支持しています。


単相交流にも新F型は使われます。
写真の新F型は碍子が右によっています。

東京電力装柱4

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