東京電力装柱２

２、東京電力Ｄ型装柱


東京電力の縦型装柱は終端部以外殆どこのＤ型です。
街路樹のある大きい通りや市街地のメインストリートなどでよくみられます。
Ｄ型は大きく分けて３バージョンで、基本Ｄ型、角Ｄ型、d型があります。


Ｄ型のクランプ碍子は真横になっているのと、
この写真のように斜め上に向いているのとがあります。
真横タイプと斜め上タイプは混在していて、使い分けはよく分かりません。
ただ、電柱装柱商品カタログを見ると、
斜め上のタイプは専用取付器具で取り付けているそうです。


角Ｄ型です。
Ｄ型腕金に碍子取付用の腕金（器具）を付けているので角ばって見えます。
角Ｄ型は碍子を垂直に立てられます。


クランプ碍子から直接変圧器へ電線を引き込めるスリップオン碍子の装柱です。
このタイプのクランプ碍子はごついです。
このタイプは横型装柱でもたまに見かけますが、
どちらかと言えば比較的下部に余裕のないＤ型に多いようです。


Ｄ＋Ｄ型。前に高圧線が張り出している所に使います。


d型。かなりコンパクトです。
d型は基本型Ｄ型と混在していて、使い分けが分からないのですが、
新しい方の電柱はこのタイプが多いです。


d型も碍子が真横のタイプと斜め上のタイプが混在しています。


耐張碍子のＤ＋d型装柱です。
左が中実耐張碍子で、右が先端カバー簡素型の耐張碍子と異なっています。


変り種です。
アークホーン付きクランプ碍子になっているタイプ。
Ｄ型ではあまりないタイプです。

３、東京電力縦型装柱


縦型装柱終端部。終端部だけはＤ型を使わず、
電柱に直接耐張碍子をつけることが多いです。


東京電力の縦型装柱引き通しタイプです。
群馬県などの一部地域で見られます。


１線ごとに腕金を使っている装柱ですが、
東京電力管内では希な装柱です。


よく分からない形の縦型装柱です。
ジャンパー線支持碍子が上の線だけ上方向で、
下２線は横方向です。
支線が多方向に付いています。

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