東京電力装柱1

1、東京電力横型装柱


基本型。
東京電力の装柱は結構立派で、
GWキャップにクランプ碍子とお金をかけています。
しかし、最近は架空地線の廃止など、簡素化が進んできています。


高圧線から変圧器に引き下げ線でおろしています。
中段に高圧カットアウトがあります。
低圧線は東京電力オリジナルで、
動力線三相交流3線、電灯線単相交流3線になっています。
しかし1線は動力線と電灯線の共用なので、5線になっています。


槍出タイプです。分岐側に中実耐張碍子を使っています。


2回線の装柱です。
東京電力の場合、2回線とも同じ碍子配列になることが多いです。


腕金の長いタイプ。結構あちこちで見かけます。


昔、耐張碍子だった配電線柱は碍子の配置間隔が均等になっていません。


耐張碍子の装柱です。
普通耐張碍子の場合、ジャンパー線支持や縁まわし支持は中実碍子が多いです。


地中引き下げ側に開閉器を使っている装柱です。
開閉器は自動操作タイプになっています。
なお、この配電線柱の架空地線は撤去されています。
また、新規路線には架空地線が全くありません。
架空地線を廃止している理由は以下の3つです
1、架空地線を設けなくても避雷設備が十分なため。
2、架空地線に雷が落ちる確率が低いため。
3、コスト削減のため。


一般的な開閉器付き装柱です。
開閉器付配電線柱は避雷器を耐張碍子に接続しています。


電柱から電線方向へ腕金が伸び、
その先には碍子型変流器(大電流を計器用の小電流に変える装置)があります。
碍子型変流器は保護継電器に繋がっています。


特別高圧線付きの配電線柱です。東電の特別高圧線はクランプ碍子でなく、
ラインポスト(LP)碍子を使っています。しかし、東電の特別高圧線は・・・、以下↓


この配電線柱のように架空ケーブルのようなもの(写真下の太い2線)を使っています。
そのため、LP碍子バージョンは殆ど見られません。

東京電力装柱2

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