噴煙火山へ、那須ロープウェイ1
東野(とうや)交通那須ロープウェイは、
那須山麓駅から那須山頂駅間の0.8qを結んでいるロープウェイです。
観光客に人気の那須茶臼岳に行くロープウェイなので、
シーズン中は多くの観光客で賑わいます。
このロープウェイは多くの観光客をさばくため、
111人乗りの最新鋭大型搬器を導入しています。
なお、冬季は雪で茶臼岳のハイキングは不可能なので運休となります。
01、那須山麓(なすさんろく)Nasu-Sanroku
那須ロープウェイのバス用駐車場にある遮断機。
鉄道の踏み切りに使う遮断機と同じと言うのが面白いです。
この遮断機は、バス用の駐車場に一般自家用車が入るのを防止するためにあります。
なお、自家用車専用駐車場は隣にあるのですが、
一部期間道路が閉鎖される時期があり、そのときは2KMほど歩くことになります。
那須山麓駅です。ロープウェイを新型に変えたときに建て替えたので、まだ新しいです。
比較的さっぱりした感じの駅舎で、観光地らしくありません。
那須ロープウェイ那須山麓駅のコンコースと窓口。
多くの観光客をプールさせるため、かなり広々しています。
ここもかなりさっぱりした感じでがちゃがちゃしていません。
モニターがあり、登山の注意や観光案内などが放送されています。
駅舎にはみやげ物店や茶臼岳のギャラリーなどがあります。
券売機です。シーズン時は窓口が混雑するので、券売機で買う人もいます。
まさか写真の模型を1000円で売っているのではないでしょうね・・・?
改札口です。回転式バー付です。
乗り場入り口には時計やあと何名乗れるかのデジタル表示機がついています。
111名も乗れる搬器でも混雑時は積み残しがかなり出るようです。
改札後丁寧に駅員が乗り場に客を案内します。
このロープウェイの社員は全体的に感じが良いです。
雪が降っている早春時には、
少ない客(1〜3人)のために、
わざわざ駅員全員で乗り場への通路に積もった雪を掃いていました。
那須山麓駅乗り場横にある運転席です。
最近の新型ロープウェイは、
万が一のために山麓側が運転室&駆動滑車になっていることが多いです。
山麓側が駆動滑車のロープウェイは、曳索と平衡索が逆転していて、
山麓側が曳索、山頂側が平衡索になっています。
乗り場と搬器との間にある渡り板は自動開閉式で、
搬器が到着すると渡り板が降りるようになっています。
乗り場は階段式になってなく、乗りやすいです。
搬器の客室内は111名乗りとあってかなり広いです。
内装は筑波山ロープウェイとほぼ同じです。
那須ロープウェイの搬器です。写真は「かっこう」ですが、
もう一つの搬器には「りんどう」と言う愛称がついています。
実際見るとかなり大きい搬器です。
制震装置付で強風が吹いても殆ど揺れません。
実際私が乗車したときも強風が吹いていたのにもかかわらず、ぜんぜん揺れませんでした。
搬器の型は筑波山ロープウェイを一回り大きくしたものですが、
走行装置などは2支索2曳索の筑波山ロープウェイに対し、
このロープウェイは2支索1曳索なので異なります。
窓には遮光幕が貼られていますが、
かなりキツイ黄色い遮光幕なので、景色が夕暮れのようになってしまいます。
もう少し薄いタイプに変えたほうが絶対良いです。
製造元は言うまでもなくスイスのCWAです。
那須山麓駅に進入する搬器。
塗装は新東武グループカラーになっています。
あまりアイデンティティのなかった東武も最近アイデンティティ化が進んでいて、
東武系の乗り物はだんだんこのカラーリングに変更されつつあります。
全面車体下部には「108」と言うロゴ数字があるのですが、
これは「10=とう、8=や」すなわち「とうやこうつう」の駄洒落的ロゴです。
このロープウェイは2支索1曳索なのですが、1曳索なのが気になります。
重い搬器を動かすには2本の方が丈夫で安定していると思うのですが・・・、
施設の簡素化のため1本にしているのでしょうか?
噴煙火山へ、那須ロープウェイ2へ
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