霊峰登山・谷川岳ロープウェイ1

谷川岳ロープウェイは土合口駅から天神平駅までの2.4qを結んでいます。
厳密に言うと、直接谷川岳にのぼるロープウェイではないのですが、
天神平の眺望が良いため、多くの観光客が利用します。
天神平にはスキー場があるため、
冬場はスキーヤーやスノーボーダーの利用もあります。
2005年9月、老朽化した旧ロープウェイに変わり、
複式単線自動循環式(俗に言うフニテル)のロープウェイが出来ました。
これにより、混雑時の待ち時間が大幅に改善され、
強風による運行中止の回数も大幅に削減されました。



01、土合口(どあいぐち)Doaiguchi


谷川岳ロープウェイの土合口駅です。
駅舎は谷川岳ベースプラザになっていて、
みやげ物店やレストランなど色々あります。
また、下の階は立体駐車場になっています(注・ベースプラザの入り口は6階です。)。
ベースプラザとのりばは若干離れているので、長い連絡通路(写真右側)があります。
旧ロープウェイ時代は、ベースプラザとのりばの連絡通路がなかったので、
ベースプラザで切符を買い、
一般道を150メートルほど歩いてのりばに行っていました(のりばでも切符は買えましたが)。


切符の券売機です。分かりやすくボタンにイラストが描かれています。
運賃は新路線開通時に値上げしたため、往復大人2000円となってしまい、
かなり高くなってしまいました。


長い連絡通路は乗客のプールに使われます。
私が乗車した時は新路線が開通したばかりだったので、
多くの観光客でごった返していました。


のりばです。循環式ロープウェイなので、殺風景な感じです。
U字状になっているのガイドレールの間に、
保守用搬器や増発用搬器の搬器留置レールがありますが、
あまり台数は置けないようです。
と言うことはあまり運行搬器を増発できないということでしょうか・・・。


搬器の操作盤です。
駅のガイドレール走行時に乗客が乗り遅れたり、
降り遅れたり、または異常があった場合、
この操作盤を操作して搬器の動きを止めます。


谷川岳ロープウェイの搬器です。デザインは箱根ロープウェイとほぼ同じですが、
谷川岳ロープウェイの場合、塗装はこれのみとなっています。


搬器内の客室です。前後と中間に椅子があります。


搬器製造メーカーは・・・。ワンパターンのCWAです。


さて、土合口駅を出発します。
のりばは道路のヘアピンカーブの間にあります。
駅を出るとすぐ1番支柱です。


2番支柱です。下には旧のりばがあります。
この写真を見ると、
旧路線より新路線の方が若干距離が長くなっているのが分かります。
延長距離は約103メートルです。
しかし、所要時間は旧路線が10分だったのに対し、新路線は7分となり、
3分程スピードアップしています。


私が乗ったときは、旧路線の支柱やロープの撤去作業をしていました。


3番支柱です。谷川岳ロープウェイの支柱は珍しく環境塗装してなく、銀ピカです。
この支柱から路線がほぼ水平になります。


深い谷の上を行きます。


谷を渡ると4番支柱です。


4番支柱からまたのぼり傾斜になります。
横の旧路線の支柱の方が新路線より高く、
ここでは旧路線の方が高い位置を通っていたことが分かります。

霊峰登山・谷川岳ロープウェイ2

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