快走平野・上信電鉄1
上信電鉄は、高崎駅から下仁田駅までの33.7kmの路線です。
沿線は長閑なローカル風景にときたま地方都市の市街地区間を通るような感じです。
上信電鉄の一番華々しかったときは昭和50年代で、
このとき積極的な新車の導入と急行&準急の運転など、
「模範となる地方私鉄」として高い評価を受けていました。
しかし、その後は高速道路など道路網の発展により旅客が減少し始めました。
その一方、富岡製糸場が世界遺産に登録されたことにより、
今まであまりいなかった観光客の利用が増えつつあります。
(上信電鉄の特集は、下仁田から高崎方向に紹介いたします。)
24、下仁田(しもにた)Shimonita
下仁田駅はこんにゃくとネギで有名な下仁田の市街地の中心部にあります。
しかし、地方の町なので、商店街はパラパラで寂しいです。
下仁田駅の駅舎は歴史ある建物です。
意外ですが、上信電鉄で下仁田町内の駅はこの駅だけで、
次の千平駅は富岡市内にあります。
改札口です。終着駅らしい哀愁漂う雰囲気です。
なお窓口で切符を買おうとすると、
強引に自動券売機で買うよう誘導させられます。
下仁田駅構内です。側線がかなりあります。
架線を支えているのがスパンビームと言うのがローカルっぽいです。
下仁田駅構内には、バラストの積み下ろし施設があります。
ホーム自体は島式2線です。
ホーム屋根は一応あるのですが、
殆ど電車の停車位置に屋根の部分がかかりません。
さて、下仁田駅を出発します。
沢山の側線が集まり、単線になります。
駅構内には貨物用ホームが点在しています。
国道254号線と交差します。
国道254号線と言うと、
池袋などの都会から川越などの都市を結ぶイメージが強いですが、
実は長野県の松本まで続いていて、
こんな長閑なところも通っています。
しばらく走ると、右側に架線のない草に埋もれた側線が1本見えます。
本線とは現在繋がっていませんが、
かつては貨物用側線として使われていたのだと思われます。
右手が住宅地、左手は山です。
そして、カーブを曲がります。
市街地が途切れ、国道254号線が寄り添います。
国道とともにカーブを曲がります。
もう一度カーブを曲がり、国道が離れます。
上信電鉄唯一の白山トンネルをくぐります。
トンネルを抜け、製材工場の横を走ります。
上信電鉄は独特な組み方の、古レール使用緑塗装鉄製架線柱が多いです。
カーブが続き、斜面に沿って走ります。
森に入っていきます。
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