道了尊へ伊豆箱根鉄道大雄山線1
駿豆線の次は大雄山線の特集です。
大雄山線は小田原駅から大雄山駅までの9.6qを結んでいます。
これはほぼ駿豆線より10q短いです。
しかし駅数は駿豆線の13駅に対して、大雄山線は12駅と殆ど変わらず、
大雄山線の駅間距離が短いことが分かります
駿豆線と同じく3扉3両編成で運転されていますが、
駿豆線が20メートル車に対して、大雄山線は18メートル車と若干短くなっています。
特急踊り子が運転され、幹線的な雰囲気のある駿豆線に比べると、
大雄山線は各駅停車のネットダイヤで運転されているので、
面白みは若干欠けます。しかし、実際乗ってみると興味深い発見もあります。
01(ID01)、小田原(おだわら)Odawara
大雄山線小田原駅の改札口です。乗り場は2階にあります。
最近小田原駅の改修工事を行った関係で、改札周辺はきれいです。
大雄山線は道了尊(最乗寺)への参拝客が多く乗るので、
でかでかと道了尊の看板があります。
券売機です。駅名を選んで切符を買うタイプです。
なお、大雄山〜道了尊間のバスの乗車券も同時に買えます。
同線が道了尊参拝と密接に関わっているのがよく分かります。
大雄山線のダイヤです。ランダムで難解な駿豆線のダイヤと比べると、
大雄山線は7時から20時まで同じダイヤが繰り返される、単純なネットダイヤとなっています。
写真では21時台が2本しかありませんが、今は4本に増発されています。
道了尊行きバスは、だいたい2本に1本大雄山駅で接続しているようです。
小田原駅ホームです。
2面2線になっていて、東側の1線は乗降分離可能な構造になっています。
しかし今現在は島式ホームのみを使用し、乗降分離を行なっていません。
大雄山線の5000系電車です。大雄山線はこの形式のみとなっています。
ただ、1編成目〜5編成目はオールロングシート、
6・7編成はクロスシートなどの違いがあり、
行き先表示機もLED式と電照式の2通りがあります。
面白いのは電照式の方で、行き先が大雄山駅と小田原駅しかないので、
前面窓左右の行き先表示枠にそれぞれ「小田原」、
「大雄山」とあらかじめ表示させておいて、
折り返しごとに行き先表示枠の電照を変えて行き先表示を変えるという、
変わったことを行っています。
5000系電車の第1編成です。この第1編成だけ鋼体車両になっています。
あとはステンレスです。
5000系電車ロングシート車の車内です。
これといって特徴はありませんが、シートはバケットタイプになっています。
運転台は駿豆線の3000系電車とほぼ同じで、
右手操作のワンハンドルになっています。
小田原駅を出発します。
JRとの連絡線と合流するとくだり勾配になります。
線路を右にふって勾配をくだり終えるともう緑町駅です。
02(ID02)、緑町(みどりちょう)Midoricho
片面1線の無人駅です。駅は住宅密集地の中にあります。
小田原駅は歩いてもすぐなので、
小田原〜緑町間の利用客は殆どいないと思われます。
大雄山線開通時はここが起点でした。
緑町駅を出るとJR東海道本線とJR東海道新幹線の下をくぐります。
住宅地の中を行きます。
家が建て込んでいます。
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